前回記事:咲-Saki- 第153局 感想 帝国ホテルガチャの終焉
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ヤングガンガン 2016年 2/19 号
咲-Saki-連載10周年おめでとうTLまとめ
http://togetter.com/li/933993
一昨日、無事に10周年を迎えた『咲-Saki-』。
本当におめでたいことです!
世界が『咲-Saki-』10周年を祝福するムードになっており、様々な出会いや思い入れが、祝福イラストが綴られていたので、この幸せな記憶は残しておかねばならないと思いまとめました。
2015年最後の『咲-Saki-』は帝国ホテルで読みました。
では、2016年最初の『咲-Saki-』はどこで?
言葉は要りませんよね。
車窓から見える景色がCGのよう。
ああ、日本のウユニ塩湖はここにある……
故郷の美しさに涙すら出そうになり震えました。
ケーブルは、2月の平日中は基本お休みと思って頂いた方が良いとのことです。
ただい松実館。
の前に、吉水神社の御手水で心身を清め、御参りを果たそうと。
道路工事中なので、ケーブルバスも運行中。
玄の誕生日冒頭の3月初旬まであと1ヶ月。
ところが、今日は9時を回っても好が開門せず。
次善の策として、金峯山寺蔵王堂へ。
ともあれ、蔵王権現様に阿知賀の皆の笑顔多からんことを祈って。
いつもの場所で。
実家では、前触れなく帰省した私にあったか~いご飯を作ってくれました。
しかも、宥姉好物の茶粥。
「普通のお粥より茶粥が好き」という女将さんの松実感たるや。
読んだ感想は以下に。
ネタバレなので、未読の方はご注意を。
まず、立先生が10周年に巻末コメントでしっかり触れて下さったのが嬉しいですね。
多分、締切に追われる日々だと節目の時などなかなか意識もできないものだとは思いますが……
そこは、是非編集さんの方から色々とアクションを起こして頂けると嬉しく思いますね。
その一環で立先生がこのように仰っていたのだとすると、すばらです。
そして、154局[奮起]。
首の皮一枚で決勝に残れた咲さんと、100点差で敗退した末原さん。
「あそこでリーチしてなければ」というのは凄くありますよね。
阿知賀の準決勝でも、最後の最後に100点差が物を言っていました。
点棒は、それまでの4人が繋いで積んで来たもの。
正に、皆の大切な点棒。
だからこそ、必死に得たテンパイ一つや500・300の和了一つ一つが、尊い。
一人一人の喜びであり、後悔に繋がるもの。
100点でも多く奪おうと最後まで諦めない彼女たちの闘いの崇高さよ……。
少女たちは、神話にすらなる。
そして、とんでもないセリフが飛び出しました。
5位決定戦。
そういうのもあるのか。
その可能性も考えてはいたけど。
この時私は吉野にいて極限まで阿知賀と一体化していたので、アカシックレコード的な何かを介してこの未来を神の託宣のように受け取っていたというのか。
あるいは、阿知賀編最終話の時からその萌芽としてあった可能性を無意識化で演算し導き出したのか。
実現するとなるとまた話は色々色々と変わって来ますよ!
そもそも、エキシビジョンのようなものと言われる5位決定戦の形式はどんなものなのか。
のよーの情報によると「朝が早い」「すぐ終わる」というのは、まあそれはそうでしょう。
この翌日に決勝戦も行われるのは確定済み。
決勝の運営に差し支えがない程度のものだというのは解ります。
そしてヒントになるのはこの場面。
阿知賀編最終話の際に明言されていた
親設された特別な防音と電波遮断の利いた特別室に「決勝進出したチームだけに下見が許されている」という言葉。この言葉、最初は額面通り受け取っていました。
というよりも、むしろ阿知賀編最終話という未曾有の感情の狂奔により全ページ泣きながら読んでいたので普通の精神状態出なかったがためにそこまで考えていなかった、という方が正しいのですが……
競技的に考えて、学校の順位を決める厳正な試合であるならば、より不正行為に対策の行き届いた部屋でやるのが道理。
そして、放送機材のセッティング的にも、一つの部屋でやった方が手間も減りますし余計なトラブルを減じることができるのは明らか。
となれば、5位決定戦は同じ新設された特別部屋でやりたい、と運営側は考えるであろうことは想像に難くありません。
しかし、そこで問題になるのは時間です。
普通に半荘2回の5回戦を行うだけでも、今までの描写が示す通り朝から夜まで掛かってしまいます。
それが、その前に(仮に東風だとしても)5回戦を行うのであれば相当の時間を要します。
それをどう解消するのか。
一つには、やはり特別室は使わず元々の会場として使っていた部屋で5位決定戦を行うというものでしょう。
私はやるとしてもその形かな、と思っていました。
ただ、由子が「朝が早い」とわざわざ口にするということは、普通の団体戦の開始よりも恐らく早いであろうことは明白。
そして、前座という意味合いも加わるのであれば、ますます同時に行われるという可能性は薄くなりました。
逆に、同時に行われないというのであれば。
上述の理由により特別室を使わない手はないよね、ということなのです。
そして、それこそが
「決勝進出したチームだけに下見が許されている」
という赤土さんの言葉の裏に隠された意味なのではないかと。
「決勝進出したチームには下見が許されている」
でも意味は通るにも関わらず、わざわざ「だけ」と付けられた理由。
つまり、5位~8位のチームには下見は許されていない。
でもこの部屋を使って行われる。
ということで、このセリフが暗に既に5位決定戦の開催を暗示していた、とも取れなくはないと思うのです。
ついでに、洋榎がセーラと戦うと言っていたので、共に中堅であるその二人が戦うことはほぼ確定。
のよーが朝早く起きねばならない、そして順位に影響するということであれば、代表一人~三人程度が戦うという形式でもなさそう。
http://htt123.blog.jp/archives/1051517265.htmlセカイさんのブログで書かれているように、決勝戦が2日間ある説は割とアリですね。
5人一斉に打つ説もアリかなと考えたんですが、その場合はやはり会場セッティングや撮影機材セッティングが難しそう。
一局交代制で半荘2回とか、今までにない形式が出て来るかもしれませんし、それはそれで面白そうですが。
東風5回くらいなら割と現実的でしょうか。なんぽさんやたかみーが可哀相なルールになりますけど。
さてはて、どんな形式となるのか。
それにしても、ですよ。
この阿知賀最終話、6巻228Pや232Pを見た後に
泣くしかないですよ!
しかも、蔵王権現様に
「阿知賀女子皆に笑顔の多からんことを」
とお願いして、読み始めたらこれでしたからね。
銅の鳥居の下で嗚咽を漏らすだけの生命体になるしかありませんでしたよね。
それにしても、すこやんをして
「昨日とはまるで別人」
と言わしめる穏乃のポテンシャルの恐ろしさ、ですね。
遊ぶが戦うになってるのもポイント。
思えば、準決勝大将戦においても穏乃は死力を尽くして全力を出している感じではありませんでした。
あの錚々たる面子を相手に、余裕を持って静やかに対処し勝利を収めて見せました。
であれば、真に全力を出した時にどれほどの力を発揮するのか、というのは興味が尽きない所です。
「金剛蔵王」とは究極不滅の真理を体現し、あらゆるものを司る王という意。権現とは「権(かり)の姿で現れた神仏」の意。仏、菩薩、諸尊、諸天善神、天神地祇すべての力を包括しているという。(Wikipediaより)
という、高位の神格である蔵王権現様の加護を得ている穏乃がどこまで達せられるのか。
楽しみだなあ。
咲さんにとって、完全にラスボス。
あわあわはイメージの中で簡単に叩き潰されてるのが。
思い返せば、確かにあわあわが本気になった時に脅えている咲さんの姿は描かれていませんでした。
それが、穏乃に至っては少し気を発したのみでこの有様。
楽しみだなあ。
それにしても、帝国ホテル二連続も正解だったというのが恐ろしいですが。
とりあえず、予定を前倒しして吉野山からの出立を早めつつ、有楽町駅と日比谷口に阿知賀を感じ、道すがらにトヨネを感じつつ、画面に映っている裏口からストレートに巡礼しました。
見ただけでどこか解りましたし、何泊もしてるとホームみたいです、本当に。
8月の阿知賀編5周年を迎える時にはデラックスツインルームを6人で3部屋押さえる予定ですので、ここからの数回で更に増えるであろう帝国ホテルの室内カットを撮りに行くのもまた楽しみです。
折角行って来たので、胸にだけ脂肪のつく何かも入った帝国ホテルのクッキーアソートを購入して夜の咲-Saki-会で頂きました。
だーはらさんからは、茅野のアニバーサリーチロルのお土産を頂きました。
ありがとうございます!
その日に登場したものや舞台のお土産が常に集まる咲-Saki-会の会場。喜び、幸運が集まってくる感じあります。
ロンオブモチ、だーはらさんは通常営業。
仕事が終わってから23:30頃の深夜バスに乗って長野へ行ってきたそうで。
「原村まで2時間かけて歩いた」
という当然のような発言に戦慄する面々。
最初にこんな場所を見付けたわっちゅうさんの特定力も凄まじかったですし……
咲-Saki-界隈の人たちは凄すぎて、吉野に行く程度である一般人の私からするとこわいです。
それにしても、今回でまた大きく『咲-Saki-』という物語が大きく動き出しましたね。
決勝戦へと進むに伴って宮永家の過去の真相に徐々に肉薄していくことで、物語の核心へと迫っているこの感じ。
堪りません。
ちなみに今号で久々に京太郎が久々にセリフを発していますが、最後に登場したのは142局。そして、最後に喋ったのは135局(「ていうか何で今のがオリられるんだ」の件)。
実に、1年2ヶ月ぶりのセリフです! おめでたい!
京ちゃん後援会としては嬉しく思います。
235ページの善野監督の「うん」も今の姫松の良さをすごく感じますし、ユキちゃんのコクコクもかわいい。
咲-Saki-は本当にどの高校もどのキャラも魅力的ですばら!
今号はまた色々な方を幸せにしましたね。
スパッツとか、憧ちゃんのスケート丈とか、連れて来たカムイとチカちゃんの反応とか、突っ込みどころも多数ありますけど、それにつけても阿知賀編最終話と穏のセリフとのムゲンループでムゲンに泣けて仕方がない154局です。
仕上げが間に合っていないページも数ページあり、特典も大量であるということで次号では流石にお休み。
また3/4に帰れるように全力を出しましょう。
ところで、立-Ritz-の特典が気になります。悟沢空子は?レオナルドはあるのか?
同時購入特典でまた吉野が出たら大変だなあ(といいつつ貯蓄)。