松実館勤務31日目
シノハユ the dawn of age 第15話 感想
「玄の誕生日」映像化、そして小林立先生のHPも更新されて、昂ぶりが止まない今日此の頃。
「今後描くものについては答えない」という一事だけでも、妄想と希望が無限に膨らみます。
全て触れているとそれだけで記事になるのでここでは省きますが、一つだけ。
野依プロのプロ麻雀カードについて、野依プロ風にいいます。
「欲しい!」
といったところで、シノハユ最新15話の雑感を述べていこうかと。
今回の掲載順、ここまで遅いのは珍しいですね。
と共に目次が4桁に達している鈍器ぶりが改めてすごいな、と(笑)
以下は完全ネタバレですので、ご注意を!
高まる4ショットですね!
さすがの玲奈ちゃんも、はやりんよりは閑無ちゃん応援、と。
この子は将来楽しみです。
玲奈ちゃんの後ろにいる子が桐田凛ちゃんを思わせますね。
それにしても悠慧ちゃんのガチっぷりときたら……(笑)
個人的にはとても共感します、ええ。
朝酌女子は全員が異なる特色を持っている感じで良いですね。
そして、いよいよ開戦!
久しぶりに麻雀漫画としての面白さに溢れた、熱い闘牌をボリュームのあるページ数で見られて満足です。
普段の手役重視の遅く重い打ち方を、ラス親ということで変更。
トップスピードで軽い和了を目指して行きます。
同じく、普段はあまりしないであろう鳴きを多用して速く終わらせようとするはやりんに対するには、それがきっと正解だったのでしょう。
はやりんから笑顔が消えて驚きの表情になっています。
咲-Saki-において、自分を捨ててスタイル変更する行為というのは割とプラスに働いています。
そしてね、もうね、オーラス2本場でのシーンの慕ちゃんが最高すぎて。
今――
押し引きの引きはない――――!!
また咲-Saki-に熱い名言が一つ生まれちまったな……(CV:緑川光)
ここで来るんか、嶺上開花……!
咲の象徴である、その役を、思い出の牌であるキー牌、鳥さんをツモっての大逆転優勝!!
もとより天使である慕ちゃんが、羽を得て本物の天使になったかのような本当に美しい見開きの2ページは必見です。
試合後に、閑無ちゃんに「どうしても勝ちたかったから…どうしても………」と語るシーンに涙。
そして、突然の質リチャ!
テンション上がりすぎなリチャードソンに隣の人も引き気味だぞ!!
だがそれがいい。
未来のトッププロを下した慕がこれから目指す道を、きっとリチャードソンは全力で応援することでしょう。
そんなリチャ慕の姿も見てみたいですが、慕が成長するにつれて犯罪臭が増して行くような、気もして。
一方、彼女たちの熱い闘牌を見て触発された悠慧ちゃんは、モチベーションを新たにここから真剣に麻雀に取り組み始めることに。
朝酌女子の名前がここで出て来るんですね。
高まります。
悠慧ちゃんは慕の事情など知る由もありません。
しかし、内情はどうあれその真摯に取り組む姿にインスパイアされ、あそこに座ってみたいという純粋な憧れを持つようになる。
一人の少女が新たに未来を見据えて世界と対峙するようになる。
そんなジュブナイルの美しいことといったら。
そして、そんな彼女たちが一丸となって全国の舞台に立つようになるのだと考えたら……
『シノハユ』、やはり良いですね。
なんでも、今後は中学生編がこれから長期にわたって続くようで……!?
阿知賀と相見えるというのに……
ありがたい……。
ちなみに、先日吉野に来て下さっただーはらさんは、通常運転。
【咲-saki-舞台探訪】シノハユ15話「悠彗③」 の舞台へ行って来たよー。地図リンク→ https://t.co/fgNs8bQPLx #saki #butaitanbou pic.twitter.com/C1vrXVvOLD
— ステルスだーはら (@d_hara_standard) November 25, 2014
探訪中に森脇自動車・森脇医院・民宿森脇(なんと七類港)などなど見掛けました。やっぱりこの地域に多い名字なんでしょうね。
— ステルスだーはら (@d_hara_standard) November 25, 2014
呼吸するように島根に行くだーはらさんを応援しています。
森脇さんという名字も実際に多いようですね。
立先生も流石です。
松実館勤務32日目
松実館(さこや)で働き始めてから、無事に丸一月が経過しました。
インターステラー 感想
穏やかな夜に身を任せるな
松実館勤務33日目 橿原探訪、紅葉の絨毯

そして、桜や紅葉以外にも色とりどりの草花が美しいのが、吉野山という土地です。
しかし、近代的な綺麗な建物の遠景には霞んで見える山並みがあるのがいとおかし。
中では、既にクリスマスの飾り付けも。
そんなアルルで、久々に現金を使っての買い物は
くろまめくろちゃ!
玄米茶と悩みましたが、こっちの方がレア感ありましたので。
そして、個人的に今年ナンバーワン映画である「インターステラー」を鑑賞。
スクリーンも10個位あるんですね、良いですね。
喜久屋書店で、マンガの新刊も大量に買いました。
ここは数多くの漫画家さんのサインもありますし、特薦コーナーも店員さんの意志を感じられて素敵でした。
中村明日美子先生推しが良いですね。
そして、折角なので夕御飯をどこかで、と思った私が見付けて一秒で即決したお店がこちら。
CREPE DRAGON!
クレープといえば女子高生、女子高生といえばクレープ。
きっと憧ちゃんたちも食べに来たことでしょう。
このクレープ屋、何と親子丼も売っています(笑)
卵が美味しいからだとか。
私は、一秒で激辛ドラゴンを注文。
ドラゴン復活を祈願しながら。
タコスっぽくてとても美味しかったです!
七曲がり坂のライトアップは21時までなので、帰ってくる頃には終わっていましたが、街灯だけでも十分綺麗でした。
明日の朝は晴れそうなので、雨上がりの朝日も楽しみに明日もがんばるよ~!
松実館勤務34日目 秋の雲海祭
これが、これこそがWorld Heritage。
2014年12月前半新刊チェック
めいびい先生は、
を、マキヒロチ先生は
の4冊を同時発売!
しかし、同時に進撃の巨人系新刊も4冊同時発売ということで、陳列スペースを作って貰えるか心配してしまいます。
『受付の白雪さん』2巻発売の吉沢緑時先生、同日に『俳句トゥ ザ フューチャー』も発売。
今回の最注目は、『死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々』。
人によっては寂しさを感じるクリスマスシーズンも良きマンガライフを!
松実館勤務35日目
松実館勤務36日目
エロゲの太陽1巻

エロゲの太陽 1巻
原作:はまむらとしきり 作画:村正みかど
小学館ビッグコミックスピリッツ
スピリッツの新連載攻勢の中で、一際異彩を放つ快作。
ゲーム業界を描いた名作漫画といえば『大東京トイボックス』であり、その主人公の名前は太陽でしたが……
エロゲー業界の仕事やお金の流れの仕組みが、実際にエロゲー会社を立ち上げて潰した原作者はまむらとしきりさんの実体験を込めて描かれます。
エロゲこそが……
オタク芸術の最前線なのである――!!
という言葉には完全に同意。
詳しく語ると長くなり過ぎる部分ですが、一世を風靡した『魔法少女まどか☆マギカ』なども、元々エロゲライターである脚本家の虚淵玄さんによって「エロゲでやったことの焼き直し」であると語られている通り。
現代の最高に面白い物語はエロゲ・美少女ゲーにこそある、あるいはあった。
近年は不作の年が続いていますが、田中ロミオさんやるーすぼーいさんの新作は楽しみですね!
たかがエロゲ、されどエロゲ。
従業員はモノじゃない!
だから……社員への給料を払うのは、
キレイごとじゃないんだよ…!!
巻末のおまけマンガに描かれている「給料日が来るのがすごく恐い」という話が実にリアルであり、その想いがそのまま作品世界の構築に生かされていると感じます。
夢は簡単に人を殺してしまう
凶器なんだよ。
絵を描いたり、音楽を作ったり、物語を書いたり、プログラミングをしたり……
そういったことが好きで仕事をしている、あるいは職業を志している全ての人への戒めとなる言葉。
過労死寸前になると逆に疲れを感じなくなる、というのもリアリティを感じるエピソードです。
エロゲを純粋に商品として考え、冷徹なビジネス観を持つ美形悪役・桐崎京市の存在が物語を引き締めています。
モノを創るよりも、モノやカネを横から横に動かす方が圧倒的に楽に巨額を稼げてしまうというのは真理。
余計な人の想いなどは切り捨てて、ひたすら稼げるモノを追求する姿勢というのは近年のソーシャルゲームにも見られるもの。
そんな資本主義社会における正義を体現する桐崎を、今後どのように扱っていくのか楽しみです。
一人一人を見ると、社会不適合者の集まりのような集団である株式会社エリコム。
しかし、そんな人間たちが時折見せる奇跡に魅せられてこの仕事をしている、と語る英理子は熱く、眩しいです。
「こんな美女だらけのエロゲ会社、ねーよ!」と云われればそれまでですけど、この世にそんな御伽話が一つ位あっても良いではないですか。
珍しい業界を題材にした仕事マンガ、ビジネスマンガ、美少女ゲーム、何れかに興味があれば是非。
75点。
松実館勤務37日目
今朝は空の色がとても良かったです。
宿泊してくださった咲-Saki-ファンの方と、すばらな景色の下で談笑できる素敵な朝。
その方々が泊まって下さった、別館の個室露天風呂からの眺めがこちら。
今の時期は最高ですね。
咲ファンが一人でも一組でも宿泊して下さっただけでも嬉しいのですが、蔵王権現様ご開帳&紅葉ライトアップ最終日である今日は、何と関西から関東から三人もの知己が松実館を訪ねて来て下さいました!
かなり葉は落ちていましたが、紅葉舞うテラスは綺麗でした。この状態で麻雀打つのはさすがに寒いかw pic.twitter.com/ZTjAXHdRNf
— あああ/aaaisb (@aaaisb) November 30, 2014
日帰り吉野というレベルの高いプレイングを敢行して下さったあああさんとは、テラスでまったり会話ができました。
穏乃好きのあああさん、しっかりとお義父さん(蔵王権現様)とご対面できたようで、何よりです(笑)

そんなあああさんからは、とてもすばらなおみやげを頂いてしまいました!
どうもありがとうございます!
AMAKUROに衣玄を感じる……!
くろ茶豆はひたすらに神聖高貴なオーラが宇宙的ですね。
その後も、咲-Saki-と吉野山を結びつけて下さった最大の功労者、やましろ☆探訪記のひでさんや、今月再度訪れて下さった奈良在住の若者も。
更に更に、集まって来てくれたのは人のみならず。
さこやの住所で「兎来栄寿様」と書くととらいさんに手紙が届くことを確認。本当の名前も住所も知らなくても届くというのはちょっと面白い。 pic.twitter.com/FM1iMuEDlJ
— しののぬ (@sinononu21) November 30, 2014
松実姉妹ポストカード…………!
ああ、世界は希望と光輝に満ちている……
又、このことが発表された生放送の最中に、小野監督からこんな呟きも。
こんな感じです #saki http://t.co/ouyNjOMpZI pic.twitter.com/PZETFWiARh
— 小野学 (@gaku3900) November 30, 2014
「玄の誕生日」のコンテ……!
あぐり先生風にという但し書きから放たれるオーラよ……
これを見る限り、忠実にアニメ化されているっぽいですね!
このコンテだけで当然のように涙が流れます。
皆で一緒に阿知賀編全話とこの玄の誕生日を松実館(さこや)で楽しむ上映会も計画中です。宜しければ!
http://twipla.jp/events/120528
PR: 地震や津波 いざそのとき、身を守るために!-政府広報
松実館勤務38日目
七つ屋志のぶの宝石匣1巻
七つ屋志のぶの宝石匣1巻
二ノ宮知子
講談社 KC KISS
天然だってカットして磨かなきゃなんだから
どっちにしろ努力よね
「『のだめ(クラシック)』の次は『宝石×質屋』 !?」という今作の帯。
その前に『オーバークロック』というニッチなマンガがあったでしょうに(『87CLOCKERS』紹介記事)、と突っ込んでしまいますが、そこは他社作品なので仕方ありませんね。
そんな訳で、『のだめカンタービレ』で一世を風靡した二ノ宮知子先生の最新作。
「相変わらず漫画力が高い!」と思わず微笑みながら唸ってしまいます。
高校二年生の志のぶは、江戸時代から続く質屋「倉田屋」の娘。
そんな彼女は、顕微鏡でも解らない品物の良し悪しを、感覚的に理解できる天賦の才能の持ち主。
高級ジュエリー店で働くイケメン北上顕定(きたがみあきさだ)は、そんなオカルトめいた志のぶの能力を否定する。
質屋を舞台に、様々な宝石を中心にして繰り広げられる群像劇。
名家の跡取りでありながらも一家離散に追い込まれた顕定には謎の目的があり、その秘密を追うことも物語の一つの軸となっています。
彼が追い求める宝石とは? そして、彼の目的とは……
大切にされている宝石を「気のいい子」と表現する志のぶはちょっと変。だが、それがいい。
女性にモテモテでありながら、志のぶの前では残念なイケメンを露呈する顕定と、その距離感や関係性も美味しいです。
タイトルになっている「七つ屋」というのは、「七」=「しち」ということで、質屋の隠語。
読むと、「預り」や「流れ」といった質屋のシステムを自然と理解できます。
折角ならブランド名も実名を使って、その薀蓄も入れておけばもっと楽しかったかもしれません。
石に対する愛が溢れる志のぶや、腕利きの宝石商である顕定による石語りも楽しいです。
アウイナイトやアレキサンドライト、ピンクダイヤにガーネットなど、1巻だけでも様々な宝石が登場。
二ノ宮先生は純粋な興味から実際にGIA JAPAN(宝石学校)に通ったそうで、そのことが巻末のおまけマンガにて描かれています。
宝石というのも人類史において普遍的な存在であり、魅力的な題材。
どんな題材でも面白く描いてみせる、匠の安定感が漂っています。
『87CLOCKERS』に比べれば格段に幅広い層が楽しめるであろう、広くオススメできる作品です。
このまま連載が順調に続けば、きっとまた実写化などのメディアミックスもされるでしょう。
ストーリー自体も、今後どんな石が扱われるのかも楽しみです。
70点。
松実館勤務39日目
そして、久しぶりに静亭さんにご挨拶に行き、女将さんと談笑させて貰いました。
ファンタシースターNOVA 雑感

ファンタシースターノヴァ
公式サイト
ファンタシースターシリーズ最新作!
そして、トライエース最新作!!
しかも音楽は桜庭統さん!!!
今年最も楽しみにしていたゲームです。
まず簡潔に言うと、スタッフロールまではかなり寄り道もして25時間ほどでした。細かい不満はありますが、全体的にとても面白かったです。
少しでも興味がある人・RPG好きな人はとりあえず触っておいて良いのでは。
さて、以下は色々細かく語って行きます。
ところで、10月にVitaが行方不明(恐らく盗難)になるという事件が発生していました。
本体はもとより、何より痛かったのがメモリーカード。
ダムウォも、ダン戦Wも、GE2も、ソルサクも、そしてトライア様の開発費の為にと10万円ほどお布施したジューダスコードも、阿知賀編TV放映版全話さえも。
全てが喪われ、絶望に瀕していました。
それでもNOVAのために新しくVitaを買わないと……と思っていた矢先に、NOVAコラボのLimited Editionと共に、ジューダスコードやNOVAのコードも付いたバリューパックが同時発売になっていたので、そちらを購入。
ケースや、8MBですがメモリーカードも同梱なので助かります。
PCH1000では有機ELだったディスプレイが2000では液晶に退化していますが、TGSで触った時にはそんなに気にならず、むしろ軽くて持ち易いことのメリットが強いと感じました。
ちなみに、TGSでクリアした上級クエストをクリアできたのは全日通して何と一組だけだったとか。
まあ、上級を選ぶ人自体、相当少なかったと思いますけれど。
体験会の時もガチで戦わせて貰いましたが、その辺を考慮して難易度は低めに抑えられた節がありますね。
珍しくライトユーザーにも優しいAAA作品となっていますが、ヘビーユーザーには物足りなさもあることでしょう。
何でも、今後のアップデートによってレベルキャップなども解放されて行く仕様らしいので、そこで鬼畜な敵や無限のやりこみ要素が待っていることを期待しましょう。
という訳で、事前に序盤体験版も配信されていたのですが、完全にまっさらな状態からスタート。

最初のキャラクリエイトには小一時間を費やし、一回始めてからやり直しもして(笑)
松実玄さんらしさを追求した自キャラ「まつみ くろ」を作成してスタート。
絶対領域がある服装と、カラーリングにこだわりました。
PSO2仕込みのキャラクリはかなり細かい部分までこだわれるので、それだけで面白いです。
目を作り込むのが難しかったですね。
眉の角度をもう少し調整できれば。
戦闘中のボイスすらも、ベースとなる数十の声とその音階を変えることで何百パターンにも変化可能なのは凄いです。
当然、ここでも花澤香菜さんらしさを追求。
作中頻発する敬礼のポーズが、丁度「おまかせあれ!」を再現できて実にいい感じです。
今作では様々なコラボもあり、同じセガ×トライエースの「End of Eternity」からリーンベルが参戦!
録り下ろしボイスで、パーティキャラとして使って共闘できるので、ファンには堪りません。
モーションや戦闘中ボイスはしっかりEoEを踏襲したものになっているので、思わずニヤリ。
SOやVPとのコラボもあるそうで、楽しみですね。
そうなると期待してしまうのはガブイセですが……果たして。
ちなみに、仲間にできるNPCは300人程おり、しかも皆しっかりと声付き。
パーティの自由度も異様に高く、きっとお気に入りのキャラが見つかるでしょう。
ただ、シャロンのアイテムドロップ+5%は良すぎる効果なので、シャロンは最初からクリア後までずっと外せない感じですね。
そこも、装備と同じように自由に誰を使っても実用性の差はない感じだと更に嬉しかったですけど。
親密度によって報酬も変わるようで、約束で親密度を上げられず、クエストクリアだけで上げるのが大変なサブキャラはその辺も不利なので。
他のキャラだと、シュリナやカリストが好きです。。
ちなみに、根幹設定を揺るがす改変があったため、前評判が非常に悪かったストーリーですが……
沢城みゆきさん演じるフィルディア艦長が男前すぎてだな!
メインキャラは掛け合いの面白さもあり、総じて愛着が湧きました。
物凄く秀逸なストーリー、というわけではないですが、システムさえ面白ければと期待していなかった分、かなり楽しめました。
今作のキモである、大型の生命体「ギガンテス」との戦闘。
機械獣的なものばかりかと思いきや、禍々しいデザインのものもいてバラエティはそれなりに富んでいました。
戦闘は、武器種によって戦い方がかなり変わって来るので飽きませんでした。
私は基本ハンターで剣と拳をメインでやっていましたが、移動が最初の体験版から比べるとかなり速く快適になったことで、爽快感が生まれています。
移動技キャンセルやスキルを駆使する楽しみも。
強くできる技は普通に進めていると精々数種類なので、自然と同じ技を連発するようにはなってしまいますけど。
素材を使った強化以外にも、SO2の熟練度のように使い込むことでボーナスがあっても面白かったかもしれませんね。
捕獲したギガンテスを召喚できるシステムは、怪獣大戦争感があってこれも楽しいです。
今の所、レベル100が最高のようですがクリア後はもっと無茶苦茶なバランスでもいいんですよ!
255と言わず、もう一桁増えても良いですね。
ダメージもやはり7桁くらい出したいです。
不満点を挙げると
・アイテムと倉庫の使いにくさ
アイテムが満タンになると、武具を買うにも倉庫にアイテムを預けてから、ということになるのですが、その際は手動で一種類ずつしか送れないのでかなり面倒。
素材系は一括で倉庫に預ける機能があればなー……と思ったら、12月11日配信予定のVer1.01で早速改善されるようです。
桜庭さんということで期待していましたし、OPムービーだけで果てしなく高まれたのですが……
桜庭さんといえば! な戦闘曲が、あまり耳に残りませんでした。
決して悪くはないのですが、もっと熱い曲があればなあ、と。
・ロードが長い
これもトライエース作品にしては珍しい。
読み込むデータ量を考えると仕方ないことも解りますし、ロード中にTIPSや一枚絵を出すことで体感時間を短くする努力も良いと思いましたが、それでも長いし多いよなあ、と。
・話しかけにくい
拠点でキャラに話しかける判定が不親切で、毎回微調整を余儀なくされるのが面倒でした。
特に密集地では「君ではなく!」となること多々。
・武器カスタマイズパーツの微調整
中央に持って来たいのに、微妙に左右にズレませんか。何故真ん中におけないのか。
・ネットで通信プレイできない
個人的にはRPGだと考えればできなくてもそこまで不都合はないですが、欲しい人は切望する機能。やはり、狩りゲーの共闘の面白さは別格ですからね。
と、細かく色々挙げましたが、どれも致命的ではありません。
それらよりも、のめり込む程の面白さが圧倒的に上回っていました。
戦闘が楽しい。
増えていくクエストを埋めるのが楽しい。
着せ替えが楽しい。
拠点の開発や装飾が楽しい。
コールドスリープしている仲間を目覚めさせるのが楽しい。
カリストのイベントが楽しい。
序盤体験版をやり込んでいた方には特にボリューム不足に感じられそうな気もしますが、そこは今後のアップデートに期待したいです。
……本音をいえば最近の「後からネット経由でどうとでも調整できる」というマインドが生む弛緩は好きではなく、パッケージで発売した時点である程度完成していて欲しいんですけどね。
松実館勤務40日目
ギルティギアXrd家庭用 雑感
しかし、今の気分は断然!
イッッグズァァァド!!
今、超絶にテンションが高いです。
GEOで買ったのに、カイの予約特典が届いていなかったらしくて一瞬消沈しましたが、今はテンションゲージ金色です。
普段格闘ゲームをやらない、格ゲーは苦手だ、という人にこそこの『GUILTY GEAR Xrd』は是非とも一度触ってみて欲しい作品。
これは最早『スト2』や『バーチャ』と並ぶ格ゲー界の新時代のマイルストーンだと言っても過言ではないかもしれません。
3D映像でありながらも2Dにしか見えず従来のプレイ感は損なわれていないという、最新鋭の技術によって作り込まれた今作。
ここまで親切なものは今まで無かったであろうと思えるチュートリアルやトレーニングモードの充実。
これだけでも凄いのですが……
極め付けは、家庭用で初めてお目見えしたセーブ以外の操作がいらないストーリーモード!
公式サイトでは、わざわざストーリーのネタバレ禁止令すら出た位で、一体どれ程のものかと期待していましたが……
これが斬新にして、超絶ハイクオリティ!
凄まじい映像美と技術によって繰り広げられる、約4時間半程のストーリーはまるでアニメや映画を観るように楽しめます。
シリーズを知らなくても雰囲気だけで楽しめると思いますし、シリーズ通して設定資料集等も読み込んで来た人間にはもう堪りませんよ。
語りたいことが多過ぎて仕方ない内容ですが、禁止令のため詳しくは自粛しますけれど……
ギルティを好きで良かった、と心から思いました。
XX家庭用をやって以来待ち焦がれていた、2D格闘としての物語が進むギルティ最新作。
それが、こんなにも素晴らしいクオリティで12年ぶりにプレイできたことに実に感動しています(GG2はGG2で素晴らしいゲームですけれど)。
そもそもの格ゲーとしての出来は今更言うまでもなく。
アーケードでは1000戦以上やりましたが、もっともっと遊んでいたいと思える魅力です。
奈良移住前夜に、ミカドにて赤くて白いポチョムキン相手にGISIKIを受けながらも撲滅運動に初貢献を果たして以来の久々のプレイ。
バラエティ豊かなキャラクターは触っているだけでも楽しいですし、上級者になれば新しくなったロマンキャンセル絡みのコンボや連繋、ブリッツも含めた読み合いが熱いです。
ネット対戦はアーケードファイトスティックが届くのを待つ身ですが、聞いた話ではお互いの環境が良ければ1,2F程のラグで十分遊べるレベルだそうです。
対戦環境が整ったら、無限に時間が溶けて行きそうです。
用語集のボリュームやリンク・検索機能なども凄いですし、W$を集めるやり込み要素もありますし、恒例のチャレンジモードやパワーアップしたMOMなどもあって遊び倒せること間違いなし。
シン教官やら、ライド=ゼロがチャレンジモードにあるやら、称号に(´・ω・`)や(«◎»)があるなど、オールドファンにはニヤリとする部分も。
今までのギルティシリーズを少しでもやって来た人、たまには格ゲーもやってみたいかもと思う人、そうでなくとも取り敢えずゲーマーであれば触っておくべき一本です!
ああ、徹夜で対戦し続けるだけの有機物になりたい。
エーヨーヒーロー
エーヨーヒーロー
原作:真実イチロ、漫画:宮越和草
私はどんな人にも
幸せに食事をして欲しい
信じているの
「美味しい」は心も体も救うって
公式サイトで1話を試し読みできます。
社会人でもある真実イチロ先生原作、『月下暗黒読本』や『吸血愛人』の宮越和草先生が作画を担当という今作。
タイトル通り、管理栄養士を描いた職業マンガです。
専門的職業マンガって、それだけでも面白いですよね。
今作はストーリー自体もしっかりと構成されていて、痛快さもあります。
一巻完結という手に取り易さもありますので、広くお薦めしたい一作です。
伊武病院に新しくやって来た、管理栄養士の松下マツコ。
彼女は赴任早々、残飯量の多さを見かねて先輩のベテラン管理栄養士に
「塩を抜くだけなら サルでもできる」
と物怖じせず言ってのける豪傑。
かつて管理栄養士を目指して国家試験を受けたものの落ちてしまい、日々の仕事を漫然とこなすだけだった栄養士の青年・安藤も、マツコが来たことによって変化が現れる――
彼女たちが病院食の改善や栄養学的な療養に携わって行く様子が描かれて行きます。
私自身「食」には強い興味があり、小学校の家庭科での栄養の授業が異常に楽しくて成績も抜群だったので、微かに「将来は栄養士になるのも良いかも」と思ったことがあった位です。
しかし、管理栄養士と栄養士の違いは? と今問われると細かい所の説明まではできないので、色々と参考になりました。

彼女たちが担当する患者には「365日ラーメンを食べ続けて高血圧になってしまったラーメンブロガー」など現代的なケースもあって興味深いです。
実際、一年で387食も二郎ラーメンを食べ続けたブロガーが更新を停止して話題になったこともありましたが……
果たして、「血液はスープでできている」「ラーメンが食べられなければ死ぬ」と豪語する男に、管理栄養士はどんな手を打つのか?
他にも、小麦アレルギーのフランス料理人や、ミキサー食の見た目を受付ないものの普通の食事は嚥下不能の頑固な老人など、様々な厄介な患者が登場します。
保守的な病院組織に対して敢然と立ち向かいながら、患者に親身に寄り添っていくマツコの姿は、格好良く爽快です。
「昔から病人が美味しくない料理を食べることは
仕方ないとされてきた
私は そうは思わない!」
今作は栄養士マンガではありますが、もっと根源的な「人間にとっての『食』という行為」その物を考えさせられる側面も持っています。
故に、ある意味でグルメ漫画好きの方も触れておいて良い作品かもしれません。
仕事は完璧でありながらも、少し残念な部分もあるマツコさんが素敵です。
この物語は実写化にもとても適しているので、『目玉焼きの黄身いつつぶす?』位のノリで数夜連続ドラマにしても面白いと思います。
栄養士という仕事に興味のある人、病院を舞台にしたドラマが好きな人、強くて格好良いドSなお姉さんが好きな人に強くお薦めです!
75点。
松実館勤務41日目
休日につき、朝から下山して買い物へ。
朝から大雨だったので、山も真っ白に。
深山幽谷すぎて、眺めている分にはすばらですが、俗世の人間の感覚だと運転などは怖いです。
婚姻届を提出する予定の吉野町役場にも「咲」の文字。
買い物を済ませて、吉野駅に帰って来るのがいつも嬉しくなります。
そんな吉野駅、少し変化が!
味のある駅名看板ができていました。
元々ここにあったコインロッカーは、
リニューアルされて端っこに。
地元民としてはアリですが、聖地は生物、ですね。

駅前から見ても、山は霞んでいます。
残念ながら、お土産屋さんも休業日。
寒いけどソフトクリーム食べたかったなぁ。
尊いケーブルに載って登山。
こうしてみると、全て散ったかに思えた紅葉もまだ残存してますね。
ケーブルの職員の方と、「見る分には良いですけど、掃除する時が大変ですね」と現実的な話をしてしまいました(笑)
しかし、一気に冬の装いとなったこんな山の姿も私は好きです。

と思ったら、銅の鳥居の下の尊いおみやげ屋さんに「山のくらし」と書かれたオブジェが(笑)
ちなみに、このポジションの置物は熊になっていますが、
「例の猿」もちゃんと残っています。
安心していらしてくださいね。
そして、夕方になって一瞬雨が上がったので、「好機!」とばかりに松実館から駆け出しました。
マジックアワーの霞んだ吉野山。
幻想的です。
桃色の空と、まだ残っていた紅葉。