















ふだつきのキョーコちゃん 1巻
山本崇一朗
オレはシスコンじゃないけど
神様のバレー 3巻
体で覚えたバレーか…
鳥籠シンドローム 1巻、2巻(完)
サマミヤアカザ
息苦しい鳥籠の中で囀っていた。
知らなかったんだ。
自由を謳う渡り鳥の空だって
けして楽園じゃないことを――
ASUKAで連載されていた、二巻完結の物語。
西欧の全寮制学校、美少年たち、妖しく危険な雰囲気。
そんなテイストが好きな方には、この作品とてもオススメです。
マンガHONZ応募レビュー『キーチVS』by 兎来 栄寿
http://honz.jp/articles/-/40079
HONZサイト上に、早速応募時のレビューを掲載して頂きました。
テーマが「一年間で読んだ中で一番のオススメ作品」でしたので、『キーチVS』について。
今後、知識も文章力もっと精進して、沢山のマンガをお薦めして行きたいです。
さて、現在行われている角川書店の70%オフセール。
そこでお薦めマンガを尋ねられましたので、折角なのでいくつかピックアップして纏めたいと思います。
ビームやフラッパー等は残念ながら対象外のようで、『恋の門』『銭』や『ふたつのスピカ』『群緑の時雨』などを挙げたかったのですが……そちらはそちらでお薦めです。
とりあえず、以下の作品群が大体1冊170円前後ですので、相当お得なのは間違いないかと!
新世紀エヴァンゲリオン
説明不要の近未来SF作品。
漫画版はアニメとそこそこ異なる展開を辿っており、アニメを観た人も観てない人も楽しめる作りになっています。
特に、クライマックスを迎えている近巻では、アニメ版では分かり難い部分がかなり噛み砕いて描写されているので、「エヴァはよく解らなかった」という方にもお薦めです。
純粋にエンターテインメント作品として頭抜けています。
未来日記 1
「神」の座を賭けた、予知能力者達によるサバイバルバトルゲーム。
ルールに基づいた頭脳バトル的な駆け引きも満載の、上質のサスペンス。
個人的にも大好きな作品です。
未来日記リダイヤル
2013年7月に出た描きおろし新編も、今なら何と60円ですのでオススメです。
ビッグオーダー
『未来日記』と同じく、えすのサカエ先生による能力バトル。
スタンドのような固有の特殊能力を使ったバトルは、『ジョジョ』や『ハンター』に近い面白味があり、大筋のストーリーにも引き込まれます。
ナナマル サンバツ
競技クイズを描いた青春部活モノ。
クイズ漫画というだけで珍しいですが、しっかりと少年漫画の王道に則ってその熱さを描いている良作です。
クイズにそんなに造詣が深くなくとも楽しめると思いますし、逆にクイズ好きであれば必読です。
僕だけがいない街
俺マン2013でも7位に挙げられた、タイムリープサスペンス。
今度レビューを書こうと思ってますが、話題になるのも当然の作品です。
早く続きを……! となること請け合い。
ニンジャスレイヤー~マシン・オブ・ヴェンジェンス~
12月前半でもお薦めに挙げた今作。
巷で話題のニンジャスレイヤー、これを読めば解ります。
アイエエエエ! ニンジャ!? ニンジャナンデ!?
氷菓
米澤穂信先生の『古典部シリーズ』のアニメ化のコミカライズ。
人の死なない、学園青春ミステリ。
アニメ版では描かれなかった部分もあり、楽しめます。
黒髪ロングストレート好きの同志は千反田さんを愛でましょう。
紅殻のパンドラ
士郎正宗×六道神士のスーパーコラボレーション。
PVを見ると、実際以上に面白そうに見えます(笑)
巻を増す毎に『攻殻機動隊』っぽい部分が現出してきて、何でも『ARISE』と繋がる部分もあったりなかったりだとか。
六道神士先生らしいドタバタ色の強さや若干のフェチズム溢れる部分は人を選ぶとは思いますが、『攻殻』を知らない世代にも、設定の密な近未来SFアクションとして楽しめるでしょう。
まおゆう魔王勇者 「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」
アニメ『ログ・ホライズン』が好評放映中の、橙乃ままれ先生によるメタRPG作品のコミカライズ。
経済、産業、食糧事情などのリアルな観点をファンタジーRPGの世界に導入した異色作で、とても面白いです。
死刑囚042
死刑制度廃止の為の実験として、死刑囚の脳に殺人衝動を起こすと爆破するチップを埋め込み市井で働かせる物語。
センシティブな物語を得意とする小手川ゆあ先生らしく、心に沁みる作品になっています。
集英社で描かれていたのですが、他作品も角川から再販されているようですね。
機動戦士クロスボーン・ガンダム
『F91』の後、クロスボーン・バンガードに入る少年トビアを描いた物語。
SF漫画の名手・長谷川裕一先生の絵に賛否が分かれますが、しっかりと富野御大監修で骨太のストーリーです。
大魔法峠
『まどマギ』で魔法少女モノが隆盛を極める前から、『ムダヅモ』でお馴染みの大和田秀樹先生は目を付けていたッ……!
人を選ぶコアなネタ満載のアクションギャグで、サブミッション好きの方にお薦めです。
堕天使学園デビパラ
詳しい事はレビュー記事を見て頂くとして。
アホなギャグ漫画、厨二病好きな方にはお薦めです。
宝石の国1巻(kindle)、2巻(kindle)
市川春子
死は何もかも台無しにする代わりに
生を価値あるものにする
そう悪いものでもない
この作品に関しては、何よりもこの販促PVを観て頂くのが一番良いと思います。
観たら、高確率で読みたくなること請け合いです。
まず、市川春子先生が天才であるということ、これには全く異論はありません。
「このマンガを読め」1位、「すごい」12位の『虫の歌』(70点)、「俺マン2011」4位、「マンガ大賞2012」5位の『25時のバカンス』(75点)という、大いに評価された二つの短篇集。
その先鋭的で独特の作風は、多くの読者を虜にしました。
そして、満を持して連載が始まった『宝石の国』。
早速、「俺マン2013」2位、「すごい2014」10位などに輝く高評価ぶりです。
「俺マン2013」では、町田洋先生の『惑星9の休日』と共に投票している人が目立ちました。
どちらかが好きな方はもう片方を好きになる可能性は高いと思います。
ただ、正直に言って私は市川春子先生の漫画はかなり読み難いと思います。
単純に絵がどうなっているのか判り難かったり、フキダシが詰まり過ぎていたり、読んでいてつっかえる部分は多いです。
特に、この『宝石の国』はバトルアクションでもありますが、あまりそういうジャンルに向いた絵柄ではないと感じますし、コマが理解し難いとテンポごと削がれてしまいます。
カラーだと一目瞭然なんですが、白黒だと着ている服もほぼ同一なのでキャラの見分けに苦労してしまう部分も多いです。
しかしながら、その絵こそが独自の世界観を形作り、最大の魅力でもあるので何とも難しい所。
色んな賞で上位だから、と普段あまり漫画を読まない方が手に取る作家としては、若干ハードルは高めの作品であると、個人的には思います。
それでも!
確立された豊かなる市川春子ワールドはずば抜けています。
この『宝石の国』でも、その美点は変わらず。
今作は「28人の宝石達が存亡を賭けて月からやって来る外敵・月人と戦う」という物語。
戦闘、戦略立案、服飾など、何をやらせてもまるで駄目なフォスを主人公を中心に、物語は展開して行きます。
僕だけがいない街 1巻、2巻、3巻
三部けい