今年のクリスマスは超特大の咲-Saki-祭!
咲-Saki-12巻、咲日和3巻、シノハユ1巻、そしてシノハユのコミックスの続きを読めるビッグガンガンが同時発売!
しかも、ビッグガンガンは今号から三号連続で咲-Saki-の付録が付いてくるという大盤振る舞い!
その第一弾となる4枚のポストカードセット。
今号の表紙である、冬服でバーバリーっぽいマフラーを巻いている慕ちゃんも非常に可愛らしいのですが……
何よりそれよりどれよりも驚愕と興奮の境地へと誘ったもの!
それが松実姉妹……!
猫にマタタビ、私に松実姉妹!
咲-Saki-阿知賀編を代表して、穏乃でも和でもなく松実姉妹……‼︎
ビッグガンガン編集さん、貴方のその神の采配によって救われた命が、ここにあります。
まさにサンタ玄ースからのプレゼント!!
最初の付録で頂点に登りつめてしまった感がありますが、これはまた次月以降も期待して宜しいでしょうかっ。
感謝を示す為にも、あと9冊は買って来ないと……
なお、松実姉妹ポストカードは無限募集致しますので、特に興味がないという方は年末の大掃除シーズンで色々と処分しようとするその手を止めて私に下さい。
寧ろ、松実姉妹ポストカードだけで購入できる同人誌でも作ってイベント参加しようかという勢いまであります。
何せ、それ程までに嬉しいのです!
またこうして使いまわしとはいえすばらな松実姉妹グッズが供給されるだなんて!
この世への絶対的な肯定感を抱きつつ、本編感想へ移行しましょう。
ネタバレですので、ご注意をば!
というわけで、シノハユ第四話「閑無」の感想です。
サブタイトルがネタバレになりそうだったので、記事タイトルでは伏せつつ。
前回の高校生編にそのまま移行しても何ら違和感のない綺麗な終わり方から、この後どうするのだろうと思っていましたが……
この1ページ目を見て思わず「なるほどなるほどなるほど~!」と呟いてしまいました。
今回は閑無が主役。
故にサブタイトルも「慕」から「閑無」へ。
こうして一人一人掘り下げて行くんですね。
となると「はやり」も来そうですね。
個人的には「リチャードソン⑨」位が希望です。
余談ですが、この1ページ目の隣にある『くーろんず』のダ・ヴィンチ・恐山先生が、クリスマスケーキを食べたら中から『くーろんず』が出現し、それをぬか漬けにすると『シノハユ』になるという常軌を逸した発想のマーケティングを
自腹で実践しており、流石だと思いました。
良い子は『くーろんず』も『シノハユ』もぬか漬けにしたり浅漬けにしたりしてはいけません。
「基本無敵」という格好良い二つ名にもなり得るカラー見開きから始まった「閑無」。
鍵っ子ではあるものの、その寂しさを補って余りある自由があるので寂しくないという閑無。
しかし、大人びてはいるものの、「アイス食い放題ゲームし放題」という発想は子供そのもので可愛いですね。
とはいえ、ぷよぷよと思しきソフトで18連鎖はすごいですね!
小学生時代なんて、6連鎖でも組めれば豪傑でしたし、折り返し一度で10連鎖でも出来れば英雄だったものです。
スポーツも万能で、クラスでもリーダーシップを発揮する中心人物。
しかし、それ故に飽いている自分を自覚する閑無。
「最近なんか食い足りないようなかんじ」って、青春物語に出てくる小学生女子のセリフじゃないですよね!(笑)
これが冨樫義博作品とかなら分かりますけど。
木の上に登っているのは、吉野山の深山幽谷の化身を彷彿とさせます。
そんな閑無の運命を変えたのが、まさかのY染色体のモブキャラ!
誰あろう、後の向村雄一である――(髪型が全然違います)
「雄一」とかも逆に見たいですね。
奇跡の男性キャラが表紙巻の誕生が訪れるかもしれません。
そして、暇潰しには丁度いいとルールを覚え、運命のターミナルである松江での麻雀に挑む閑無。
実際に牌を握るのも初めてっぽい描写が、彼女の基本スペックの高さを感じさせます。
去年は決勝以外も3万点スタートだったんですね~。
それにしても、シノハユはそれなりにセリフもある男性キャラが出て来ますね。
……「秋一郎」とか期待しても(しつこいそこ!)
順当に勝ち進む閑無に決勝で立ちはだかるのは、同じ4年生である後の牌のおねえさん・瑞原はやり(10)。
「このブリブリした頭悪そうなの」と、初っ端から酷い言いようです(笑)
しかし、そんなブリブリした相手に8700点まで削られて圧敗。
はやりんは9万点位まで稼いだでしょうか。
初めての意に沿わない敗北。
それは大きな屈辱となって彼女を翻弄します。
「18連鎖!? ムリムリ」と驚いていた彼女の5コマ連続での能面のように張り付いた無表情がとても気になりました。
麻雀は運任せで理不尽なクソゲーというのは、確かに同意です。
ただね、クソゲーって皆でやると楽しいんですよね。
麻雀もしかり。
自らの矜恃を一瞬で粉々にされ屈折してしまった閑無ちゃんを、麻雀を心から愛し楽しむ天使たる慕ちゃんが解きほぐし、麻雀の楽しさを教えながら友情を深めて行くことを思うと、即ち4話を読んでから3話を読み返すと、胸が熱くなります。
柱の予告によると、次回は「閑無②」になりそうですね。
何やら不穏な文面ですけど……
巻末の五十嵐あぐり先生の「積み上げた原稿用紙が薄いと感じた」というコメントに、頼もしさを感じます。
それはもう、1cmとか1.5cmとか単位のおかしい原稿量をこなして来てらっしゃいますからね……!
小林立先生の「シノハユは100巻やりたい」発言にあぐり先生の「100巻いいね!」発言もありましたし、是非実現を果たして頂きたいと思います(笑)
月産100頁ペースなら単行本作業を差っ引いても年に5冊出せると思うので、20年あれば!
お願いします!
余談ですが、すずめ隊さんが先日の京都のオンリーで出した『リチャハユ』を
pixivで公開されました。
私自身は
あちぽた大会出場の為に行けなくなり、本も買いに行けなかったのですが、その後悔を大部分払拭してくれる素晴らしい内容でした。
シノハユ1話を読んだ方は是非!