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Channel: マンガソムリエ兎来栄寿のブログ 先刻の箚記(さっきのさっき)
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おんなのいえ2巻

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おんなのいえ
鳥飼茜


まわりの「幸せの規範」を踏み越えて
等身大でひとり
自由に生きられるほど
オトナにはなれてない

うん トシってこわい


既巻紹介 1巻75点



30歳を目前にして、3年同棲中の彼氏に別れを告げられた大前有香。

傷心で倒れた有香は、母親の命ずるまま妹との東京での二人暮らしを始めた――



いやあ、刺さりますねぇ……。

登場人物の悩みや不安、焦燥、激情がひしひしと伝わって来て、身も心も抉られます。

アラサー女子のシビアな恋愛モノから敷衍して、より普遍的な物語となって来ました。

今巻のキーマンとなるのは、三人目の「おんな」である母。

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人間てのは損が嫌いな生き物でさ
みーんないかにして他人様より上手く立ち回るかって頭でもって
何が本当に必要なのかも考えないで
損だけはするまいって
色んなものさっさと捨ててくのよ

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失った時間とはどっかで手を切らへんと
「変わる」ことはできひんかも知れんと思ってな


一つ一つのセリフが、とても味わい深いです。

有香と電話している時に、韓流ドラマのお伽話としての良さを語る母のシーンがとても効いてくる構成になっています。

「おんなのいえ」というタイトルの意味を再確認しつつ、身につまされます。
人生の辛みを必死に和らげようとする人間の姿に、何も思わずにはいられません。


又、東京で有香が新しく見初めた男性・川谷にも、意外な事実が発覚。
それに対する有香の反応は――

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二人でいても二倍の寂しさがあるだけの事もある、と語る彼の言葉にも頷かされます。
その流れで彼が語る大人の男女関係に纏わる話がとてもシビアで生々しい。
けれども、しっかりと本質を捉えている感覚があって、苦々しくも味わい深くセリフを噛み締めていきました。


あらすじやらポイントだけ抜粋すると割と暗めの印象も強い気もしますが、所々に差し挟まる関西人のノリやカタルシスもあるので、全体的な読み味としては割とバランス良く纏まっている印象です。

そして、今回もやはりお好み焼きやもんじゃを始めとして食べ物が美味しそうです。
お腹が空くとまずい時間には読まない方がいいかも(笑)

基本的に女性向けですが、男性でも大いに読む価値のある物語。
お薦めです。


75点。

トランスノイド1巻 マジカルシェフ少女しずる2巻

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トランスノイド 1巻
テルミン

「人間てそういうギミック好きですよね」
「無駄こそが人生さ」



人が宇宙に進出し、それなりの年月が経った未来。

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ヤクザの追われ身となっていた剣菱時郎は、道端のバイクを盗んで逃走しようとする。
が、その持ち主は自律型(スタンドアローン)の人型戦闘機(マルチファイタ)であり、あっさりと捕まってしまう。
Yと呼ばれるその戦闘機は、純躯(ネイキッド)である剣菱に体の交換を持ちかける――

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そして、奇妙な二人組の宇宙を駆ける旅が始まる――

あらすじだけでも解る通り、固有名詞がバンバン登場する、独自の設定・世界観を密に構築されたSF作品です。

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個人的には大好きなタイプの作品で、最初のカラー見開きから心惹かれました。
この宇宙空間に敷かれた道や、投影型の標識が良いですね。
様々なガジェットとその意匠・デザイン、流通する貨幣とシステムなどにワクワクします。

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面長めの絵はクセが強いですが、精緻かつ華美に世界観を彩っており、作風には合っていると感じます。
演出面も含めて、良く言えば細かく悪く言えば五月蝿いので、好みは分かれる所でしょう。


消えた娘を捜し求める剣菱。
一方、生身の肉体になろうとするアンドロイドのY。

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全体的に雑然とし、テンションの高い作品ですが、人造生命に関する件はかなりシリアスで哲学味が備わっています。
Yの目的、そしてその意義という根幹部分に物想う所があります。
心と電気信号の差異は何なのか。
肉体を手に入れれば人間になったと言えるのか――


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宇宙空間での派手なバトルシーンもあります。
作者が自分で言っている通り、何がメインなのか解らないごった煮感に溢れています。
しかし、そんなカオスな読み味は割と病み付きになります。

所々、セリフにセンスも感じます。
未来世界の人々の生活がしっかり描写されていて、説得力もあります。

幕間のコラムや作品の設定解説はとても興味深い内容。
元々、テルミン先生は会社勤めをしながらの同人活動を行っていたそうで、今作に関してはほとんど同人と変わらないレベルで自由に作っているとか。
カバー裏にもオマケが満載です。

総じて面白く、個人的には点数以上にお気に入りの作品。

未来形SF作品が好きな方、細かい設定などを読み解くのが好きな方、男同士のバディ系作品が好きな方は手を出してみる価値があるかもしれません。


70点。





マジカルシェフ少女しずる2巻
水あさと

ここに大弁当時代は終わりを告げ
新たに大カード時代が到来した


既巻紹介 1巻75点


もうダメだこの漫画、早く何とかしないと……(褒め言葉)。


魔法少女×弁当マンガ、待望の第二巻。
前巻で恐ろしいまでの破天荒さを見せ付け、流星のように一瞬の眩い輝きを放ってグランドフィナーレを迎えた『しずる』。

二巻が出るということで、果たしてあのエンドの後に何がやって来るのかと思ったら……

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探偵モノ!?



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カードゲームバトル!?!?


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魔界との決戦@合体巨大ロボ!?!?!?


並の作品にカオスなんて言葉を使っては行けませんね……
カオスという言葉は、『しずる』を形容する為にある。
と、その位言いたくなるような、凄まじいぶっ飛び具合の内容でした。

様々なパロディやネタも相変わらず特盛り。
色々な作品を楽しんでいる人ならば、随所でニヤニヤできる事でしょう。

無駄に壮大なスケール、無駄にローアングルになって来たカメラ、無駄に今回も巻末にあるサービス回……

遺憾なく「これは酷い」と言える内容ではありますが、その一方で作劇に無駄に捻りが利いていたり、科学的な裏付けがしっかりしていたりと、作り込みは丁寧で細かいです。

まるで三ツ星フレンチレストランのシェフが三日三晩かけて作った日の丸弁当のような、無駄な豪華さ。
素直にフレンチを作っていれば良いのに、何故その輝かしい技術を最高の笑顔でここに注ぎ込んでしまったのか……
だが、それがいいのですね。

上記の『トランスノイド』でも言っている通り、無駄こそが人生だから……!


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カバー裏には作中に登場するTCGのカードが。
弁撃力という単位だけで噴飯ものですが、私はこの「カニクリームコロッケ」の

場にある「カニカマ」を全て破壊する。

という記述に、大いに腹筋を鍛えさせて貰いました。


現代バカマンガの金字塔と言えるでしょう。
キワモノ作品が好きな方、パロディ系ギャグが好きな方、「一つ 弁当は人殺しの道具じゃない 二つ 弁当とはフタを閉めるもの」という台詞の衝撃の三つ目を見たい方はどうぞ。


75点。

有珠山に行って参りました

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瑞原はやりさんが一番戦いたくない有珠山高校。
即5人全員の名前を辞書登録した位には、個人的にも好きな高校です。
特に真屋さんちのユキちゃんを応援して止みません。

という訳で、ガルパンで大人気となっている、大洗の地からフェリーで北の大地へ!


苫小牧に着いてから、ポロト、室蘭を経由し北海道の大自然を満喫しながら……

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念願の有珠山へ!
ここは西山火口の方です。
ここにユキちゃんや爽さんを感じる……!

しかし、咲-Saki-の中ではただただ可愛らしいイメージしかない有珠山ですが……

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実際は所々に噴煙の立ち込める、れっきとした活火山。


手塚治虫先生の『火の山』で、昭和新山の成り立ちについての記憶は深いです。

最近では2000年の噴火で、多くの物が呑み込まれ廃墟になっている所も。



観光案内施設も4%も建物が傾き、1F部分は浸水してしまったままです。

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1944年、1977年と、人生で3回の大噴火を体験している方も居る有珠山。
有珠山の歴史は噴火の歴史ですね。

丁度、昨日桜島が噴火して話題になっていましたけれど、地元の人は案外慣れてしまっているようで。
関東の人間から見たら恐ろしいまでの噴煙に慄きますけどね……



















と、如何にも実際に有珠山まで行ったように書いてきましたが、残念ながらそんなことはなく。



風雨来記3
FOG

旅ゲーの元祖・FOGさんの最新作「風雨来記3」で、有珠山エリアを巡ってきました!

流石に「国内なら近場」が合言葉の咲舞台探訪クラスタ程にはアグレッシブにはなれません(^-^;)
今の季節は北海道に行って骨休めしたい所ではありますけどね。

実際に行けないならゲームの中で行けばいいじゃない! ということで。

発売日付近に買いながらも忙しくて積んでいたのですが、このお盆の余りのハードスケジュールで私の中で何かが切れて起動。
まだ1時間程のプレイですが……
ああ、やっぱりとても素敵な作品ですねぇ(^▽^)


このゲームは、20歳の新人ジャーナリストの青年となって、写真展に出す最高の一枚の写真を撮るという目的の下、北海道全土を自由奔放にバイクで旅していきます。

元々、風雨来記1が2001年に出て、こちらも北海道を旅する同様のゲームでした。
2では舞台を沖縄に変え、3でまた北海道に戻って来ました。

13GBの容量を使う分、膨大な量の北海道の景色が写真と動画で収められています。
実際に旅をしている雰囲気を味わえて、様々な知識が得られるのは勿論ですが実際に行きたくなること請け合いです。


旅の途中で様々な自然の風景は勿論、人にも出会って別れて……

それを、毎日ブログで記事にしていきます。



今回はツイッター的な物も登場し、ブログ記事の反応もこちらで読めるように。
トレンドワードに色々ネタが仕込まれているなど、遊び心も。


音楽はFOG楽曲を担当されていた風水嵯峨さんが残念ながら既に鬼籍に入ってしまわれているのですが、その雰囲気を十二分に受け継いだ、穏やかで心地良い楽曲です。


家に居ながら、旅気分を味わえるこの作品。
世間での評判も高いようです。

興味がある方、せめて有珠山に行った気分だけでも味わいたい咲クラスタの方(笑)、お薦めです。

はじまりのはる1巻

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はじまりのはる1巻
端野洋子

自分のどん底を知ることは必要だぞ

公式
で試し読みができます。


3篇の短編からなる、この単行本。

最初にアフタヌーンに掲載された読み切り「ミルクボーイ」は、思春期で様々な悩みを持つ少年目黒純が、本郷玄太のいる牧場でバイトを始めるお話でした。
これだけでも、家庭環境に悩まされつつも、将来への道を見付け、また『銀の匙』的な要素もある良質の短編でした。

しかし、そこから福島県在住の作者によって、東日本大震災と原発事故を経て、主人公の居住地を栃木から福島に、そしてテーマも大きく変えた続編の表題作短編「はじまりのはる」が描かれます。

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そこで痛切さを以って描かれるのは、福島県の酪農業者の現実。
大事に育てて来た牛達を天の采配で殺処分せねばならないかもしれない状況に陥り、更に愛する土地でこれから先の未来においても牛を飼うことを許されないかもしれない……
30年間風邪を引いたことすらなかった母親も倒れ、いっそ牛も全部殺したら自分も楽になれるのでは、と考えてしまう玄太の悲哀は察するに余りあります。


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そして、状況を悪化させる風評被害を誘発するネット上の記事。
記事を書いている側も、100%悪意で書いている訳ではないのでしょうけれど、それがまた逆に恐ろしい所ですね。

解らないっていうのは戦えないって事だし
簡単に恐怖に飲まれるよ

という作中の台詞が刺さります。
何を恐れるべきで、何を恐れなくても良いのか。
正しい知識は、全ての人が身に付けるべきものでしょう。


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逃げてもいいし間違えてもいい
弱音は吐け!!
その代わり生き残ってくれ


この台詞は、「ミルクボーイ」とも共通する訴えです。
目に生の輝きを宿して未来を志向する純の姿に、感動を覚えます。


そして、開催ふくしま駅伝を目指す少女のお話「故郷」。
こちらでも、

差別っていうのは
理論がおかしくたって関係ないんだ


という節が痛烈です。
広島長崎の件も言及されますが、人間というものが如何に進歩しているようでいて成長できていないかと思わされます。

日本人ならば、この作品に描かれた絶望感・悲壮感と未来への眼差しを忘れてはいけないでしょう。
この漫画は多くの人に読まれるべき価値ある作品です。


80点。

鉄拳さんの新作パラパラ漫画「約束」

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鉄拳「約束」
http://www.youtube.com/watch?v=m7VjqC7ToFY


「振り子」が話題になった鉄拳さんの新作と聞いて(「振り子」未視聴の方は是非こちらからどうぞ)。

本編は5分ちょっと。
非常にベタなストーリーですが、親しみ易い絵柄とピアノ曲が相俟って今回もとても感動的です。
子供から大人まで、日本語が解らなくとも殆ど問題なく楽しめる間口の広さも素晴らしいですね。

鉄拳さんの作品は、人の身に降り掛かる不条理や無念を常にくっきりと描き出します。
そして、弱きや低きに流れてしまう様。
それは人間であるが故に誰しもに起きること。
そこで喚起されるマイナスの側面は普遍的であり、多くの人が共感できるものです。
しかし、そこから人と人との繋がりを介してプラスへ転じていく様が、それぞれの人生を生きる一人一人の人間に感動を呼び起こします。
技術や演出などの瑣末な事はさておき、多くの人がこれらの作品から感動を得て、それぞれの人生を見直す契機にしている事には間違いなく価値があります。

又、動画サイトやスマートフォンが充実した現在、マンガも1枚の紙面にコマを割るだけではなく、もっと多様な、無限の表現方法があるのですよね。
その一形態として、こういった表現の方法もあるのだという事を汎く知らしめる意味でも、意義深い作品だと思います。
グローバル化が進む現代に於いて、言葉の壁を乗り越えることが出来るという事も非常に大きな事です。


たった5分強の作品から、様々な事を思わされます。
未見の方には是非お薦めしたいです。

今後の鉄拳さんの作品もとても楽しみです。

咲-Saki-阿知賀編グランドフィナーレスペシャルデイズ開幕

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今日は何の日でしょうか?

それは勿論、

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咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-AのBD・DVDの最終巻である10巻の発売日です!
この小林立先生の描き下ろしジャケットの阿知賀メンバーを見ているだけで、3日くらいは笑顔で過ごせますね。

という訳で、今日のこのBD/DVD発売に端を発し……

8月21日 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A BD&DVD最終10巻
8月24日 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A 最終6巻
8月29日 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-A Portable
9月1日 咲-Saki- 阿知賀編 episode of side-Aメモリアルイベントin吉野

と、正に怒涛の勢いで阿知賀編の最後を飾るお祭の様相です!


満を持して先程届いたメール。

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9月1日のイベントにも、無事に当選を果たしていました!

一方で落選された方々もおり、その悲しみの声たるや想いを察して余りありますが……
人一倍、阿知賀編を全力で楽しみ愛して来た身として、残念ながら落選されてしまった方やそもそも行けない方の分も満喫し、ささやかながらレポートとしてその雰囲気を伝えられたらと思います。



阿知賀編の連載の終わりが世界の終わりのように感じられてから早半年程……
アニメも終わり、BD・DVDも終わり、コミックスも最終巻という事で、阿知賀編というコンテンツが本当に幕を閉じようとしているのは寂しくもありますが……

それ以上に!
最後を楽しく笑顔で飾りたいものです(^-^)


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取り敢えず、前哨戦として今月始まった阿知賀編のプライズの松実玄さんは盤石に入手(別段、UFOキャッチャーが上手い訳でもないのですが、100円で手に入ってしまう事に絆の強さを再確認しました)。
セガ系列のゲームセンターに置いてあると思いますので、未入手の方は探してみては如何でしょうか。
ただ、阿知賀女子5人中灼ちゃん以外の4人しかないのですが……
どうして公式はいつも誰かを仲間はずれにしてしまうのでしょうね><


ちなみに、私はこう見えて灼ちゃんもかなり好きです。
そして、もし灼ちゃんが黒髪ロングだったら今より更に好きになっていただろうなあと思いながら、iPhoneで落描きしたのがこちら。

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「灼はおかっぱだから良いんだ!」という方にはごめんなさい。


この髪型ifシリーズはなかなかに楽しく、他の人から云われた物を含めて僭越ながら松実玄さんを何枚か描いてみました。


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金髪ウェーブな松実玄さん。
それはそれで可愛いですけれども。


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ポニーテールな松実玄さん。
想像した段階で瀕死状態でした。
余りにも殺傷能力が高すぎますゆえ……
上手な人やあぐり先生ご本人がお描きになった瞬間、心臓が止まってしまいそうです。


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憧ちゃん的サイドツイン。
そもそも描き慣れていないとこの髪型は難しいですね。

まぁ、結論としましてはどんな髪型でも松実玄さんは可愛いと。
今更確認するまでもない真理でしたね。



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おまけで、ロングストレートになった亦野誠子さん。
あれです、白糸台の制服でロングだと余りにも菫さんと淡さんにキャラが被ってしまって良くないですね。



世ではストレートヘアな羊先輩を描いた方、また先の阿知賀編完結記念合同本に於いては、髪の上部が取り外し可能な可愛い安河内美子さんを描かれた方もおり、髪型がキャラに与える影響って大きいなあと思います。
自分の嫁がアフロでも好きになれていたか、今でも好きでいられるかと考えるとなかなか哲学的な領域に。

話が迷走しましたが、31日と1日の吉野詣での際は上記の合同本や阿知賀編お疲れ様本なども持って行く予定ですので、買えてない人にも楽しんで頂ければ、と思います。

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白糸台の近くを通ったので、阿知賀編6巻表紙に行って来ました

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偶然にも仕事の合間に白糸台近くを通った俺たちは……
と、コナン君風に始めてみましたが。

実際、本当に最近は行こうと意志してではなく、偶然に聖地に居る・通り掛かる事が多いです。
この現象を個人的に《超自然的巡礼》(トランセンデンタル・ピルグリメイジ)と呼んでいるとかどうでもいい事はさておき。

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京王線の武蔵台駅を降りると、そこは既に白糸台!
これはテンションが上がります(*'ヮ'*)


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少し歩くと、白糸台中央公園の看板が!
この辺で照さんや淡がお菓子を食べていたり、たかみーがお茶を啜っていたかもしれませんね。


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しかし、同じ東京とは思えない位に、畑も広がっていて牧歌的な町です。


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ペットボトルのプロペラ……
まさか照さんはこの回転をヒントにあのコークスクリューツモを編み出した……!?Σ(・・;)



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そんな事を考えつつ、遂に到着!
白糸台駅ですっ♪


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白糸台車両基地も。


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旧陸軍飛行場……
掩体壕……


それってもしかしてこういう事ですか……?

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全国の亦野さんファンの方、ごめんなさいm(_ _)m
何もかんもGoogle画像検索が悪い。




気を取り直して、

この阿知賀編の最終6巻の表紙となっている、踏切ポイントを捜索。

6個位の踏切を経て……

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ようやく本命に辿り着けました!
本当に、咲-Saki-の背景は細部までそのまま描かれているので、感動も一入です。
見比べて、「おおお!!」という感じです。


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ちょっと引いた所から無理矢理はめ込み合成してみるとこんな感じに。

ここにテルーとあわあわを感じる……!


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そして、そこにはこの辺りのまむし坂についての記述が。
チーム虎姫ならぬチーム蛇姫……?


ちなみに、この踏切を渡って真っ直ぐ真っ直ぐ行くと……


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見事に18話の扉絵ポイントである溝合神社に到着できます!
何て美しいルートなのか! と、思わず心酔してしまいましたね。
流石小林立先生。

駅から歩くルートも想像できるので、楽しみが広がります。



ついでなので、恐らく裏表紙も当然白糸台で、この辺りの景色が使われるでしょうという事で……

遂に私も予想探訪を試みました(笑)

基本的に、駅から神社までの間のルートで探しています。


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まずは立先生お得意の階段ポイント。


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割と交通標識やミラーなども噛ませる事が多いですよね。



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ちょっとトトロでも出て来そうな自然風景も。


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電車関係のポイントも、5巻のカラー和然り新道寺然りで確率は高いですよね。
踏切を表紙に使っているので、それ以外の場所という事で。


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普通の道ですが、無くはないかもと思ったので。


後は白糸台公園の中とかも有り得るかもしれないですね~。

基本的にポイントは「自然」「階段」「線路」であると思っています(笑)

果たしてこの中から裏表紙に使われるポイントは出て来るか。
答え合わせは明後日です(^-^)

スターオーシャン最新作マテリアルトレーダー プレイレポート

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初めに。
私はスターオーシャンシリーズは全て発売日に買い、全作数百時間以上、2や3は四桁時間やり込んでいる生粋の信者です。
「人生で一番好きなゲームは?」と問われれば、迷いなく間髪いれずにSO2と答えます。

今回、スターオーシャン最新作がソーシャルゲームになり、しかもトライエースがノータッチという話を受け、陰鬱な気分になりました。

しかし、それでも少しだけ希望はありました。

一つは音楽。

「パズドラ」や「艦これ」など、最近の面白いソシャゲ・ブラウザゲームはコンポーザーにも豪華な方々を起用して、非常に良質な楽曲があります。
「神界のヴァルキリー」にしても、桜庭統さんの戦闘曲は素晴らしいものでした。

今作も仮にゲーム内容がアレであっても、音楽がシリーズの名曲を担当された桜庭さんであったなら、それだけでも十分プレイする価値を感じられる物になります。


又、もう一つはシステム。

「マテリアルトレーダー」というサブタイトル、そして「アイテムクリエーションで好きなキャラを強化」というフレーズには、アイテムクリエーションへの拘りを感じます。

単なるカードバトルではなく、「ブルースフィア」のようにアイテムクリエーション部分にゲーム性を持たせる工夫がしてあったならば、それなりに面白い物は出来そうです。



儚き希望を胸に秘めて、始めたマテリアルトレーダー。



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このキャラは誰でしょうね。


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いきなりですけど、ES歴って何ですか。
エターナルスフィア歴?
宇宙歴とは違う物ですよね。
SO3が772年なので、矛盾が起こりますからね。


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何やらこの石がクォドラティックスフィアのように人や魔物をおかしくしているようで。


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それを回収する旅に出ましょう、と。


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この少女と(同じスクエニ作品のヒロインとわざわざ名前を被らせる意図が解りませんが)旅をして行きます。


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最初に貰えるカード。
あ、ちょっとだけ可愛い……


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前言撤回、性格が壊滅的でした。
人を萎えさせる事に関しては天才的なゲームです。


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ヴォーパルバニーの怖さは、数少ない今作で笑顔になれたポイント。


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モンスターの画像は、1,2の頃のドット絵再現になっていて、ここもシリーズファンとして喜べる貴重な点。


しかし、こうして実際に始めてみて……

一瞬で希望は打ち砕かれました。

まず、音楽はありません。
音声すらありません。
無音。
静寂の中で淡々と進めて行きます。


そして、ゲームシステム。
ソシャゲ黎明期から何の進歩も見られない、行動して時間経過で回復を待って、アイテムやカードを合成して強化する短調かつ退屈極まりないシステム。
それを、トライエースを差し置いてSOシリーズでやってしまう所が憤懣やる方ないです。
SOシリーズといえば、その独自性溢れる戦闘を中心としたシステム。
リソースの限られたGBCというハードの時ですら、あれだけ独創的な作品を作り込んで来たのです。
そんな面が清々しく無視され、単なる流用である事に対して、何をファンは思えば良いのでしょうか。


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肝心のアイテムクリエーションも、ゲームを進めると自動的に順番に手に入るレシピを、道中拾えるアイテムを決まった組み合わせ消費して作るだけという、何の創造性の欠片もワクワクもない作業。

作れるのは装備品だけで、しかも何と今作の装備品はいったん装備して外すと壊れるという、アトラス作品もビックリな特性を持っています。
一度装備させたら滅多な事では外せず、ほぼ呪われているも同然。
自由度は限りなく低いです。
これでよくも「アイテムクリエーションで好きなキャラを強化!」と謳えたものだなと。


しかも、事もあろうに出て来るカードはオリジナルキャラクターのオンパレードで、「好きなキャラ」に逢うのも至難です。
予想されていたシリーズのキャラクター達を使ったカードバトルですらありません。


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シリーズキャラは、レアガチャで1.8%で引けます。
しかし、まだ実装されているキャラは10人程。
ラティもヨシュアもマーヴェルもクロードもレナもアシュトンもディアスもフェイトもソフィアもマリアもアルベルもエッジもレイミもエイルマットもミュリアもいません。

メインキャラとは言わず、SOシリーズには濃厚なサブキャラが一杯いるのですから、オリキャラでなくそちらを出しましょうよ!
一応、ジオット君はいますが。


そして、これらSSR引かないとある程度ランクの上がった対人戦では勝てません。
その対人戦は、ある程度進むと自分と同格以上の人としか当たれず、更にはほぼスキル発動した者勝ちの運任せバトル。
しかも今の所勝ってもメリットがとても乏しく、モチベーションとなる物がありません。


一応、ストーリーはあるので、それを進めるという目的はありますが、そもそもそこまで興味の湧くシナリオでなく……

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何ともシュール。

異変の起こった星へ行く→解決×nなので何とも……。

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ボス撃破時の報酬がショボ過ぎて悲しいですし。
面白いのは顔だけという……


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このバーニィ達は栄養失調でしょうか。



はっきりディアスに代弁して貰いましょう。

「時間のムダだ」。


全く人に薦められる物ではありません。

スターオーシャンファンが行うには最適な精神修行の一貫です。

一応、ストーリーが終わるまではやりますけどね。
信者の義務として。



かつて、スターオーシャン最新作の出た日にこんな気持ちになった事はありません。

深い嘆息と遣る瀬無い想い。

魂を冒瀆した罪は重い……

咲-Saki-阿知賀編6巻 最後の阿知賀編祭

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とうとう阿知賀編最終日発売日を迎えたその瞬間、私が居たのは有楽町。
言わずと知れた、聖戦場・国際フォーラムがあり、また上記の千里山の宿舎ペニンシュラホテルや阿知賀の宿舎帝国ホテルがある地です。

折角なので、BD10巻のブックレットに載っていた、アニメ版最終階のアングルを意識して撮影してみました。
ペニンシュラの客室の点灯具合が調整できないので難しいですけど(笑)

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ちなみに、こちらは漫画版。
微妙にアングルが違うのが解りますね~。


一昨日は白糸台、昨日は有楽町。
行こうとして行くのではなく、偶然呼ばれ、いざなわれてしまう。
そこに運命を感じずにはいられません。


そんな訳で、遂に至った『咲-Saki-阿知賀編 episode of side A』最終6巻の発売日。




一昨日書いた記事(白糸台の近くを通ったので、阿知賀編6巻表紙に行って来ました)で予想した裏表紙があるのか答え合わせを……



と思っていたのですが、朝6時には2人ほど知り合いが既に裏表紙ポイントに行って写真をアップしていました(笑)

その顛末含め、最高にすばらなレポートが、スタジオキムチの藤森さんによってアップされました。

2013.08.24 咲-Saki-阿知賀編祭り最終回
http://studiokimchi.anime-life.com/blog/saki/20130824

何でも、白糸台にお住まいの方に裏表紙に描かれていることで興味を持って頂き、実際に阿知賀編を数冊お買い上げ頂いたとか!
大変すばらな事です。

最速探訪する為に、わざわざ始発が最速の府中駅に泊まったという、だーはらさんのエピソードも凄まじいです。

結局、私の抑えていたカットの中には裏表紙の正解はありませんでしたが、藤森さんはそこもしっかりリザベーションされていたようで、感服です!

私のような探訪ニワカでは相手になりません(笑)


早朝から楽しませて頂きつつ……
最終巻の今日は宵の口からのお祭参戦。

まずは駅前のゲーマーズに……

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おおっ!?
メロンブックスさんじゃないのに、タワーが建設されている!
前々からかなり咲推しのお店ではありましたが、最終巻という事で今までになく力を入れて下さったみたいです。
すばら!


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そして、一方のメロンさんの方は、いつも通りのタワー模様。
今回は縦に並ぶツインタワーだったようで。
夕方にはもう低くなっているのが恐ろしいことです(笑)



で、購入している時に、ビッグガンガンを見る前にうっかり見た帯に……

何と!
「シノハユ」の宣伝が書かれて居るではありませんか!
この不意打ちには悶絶しました。


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こちらは、文教堂さんにあったポスター。

帯に描かれていた物と同じ、キーヴィジュアルが。

こともあろうに……
黒髪ロングストレートの美少女!!!!!!!!!!!!!

咲界に著しく黒髪ロングが不足して青息吐息だったのも今は昔の話。
近年は松実玄さんを始め、最高に素敵な黒髪ロングストレートキャラが続出し、滂沱の涙を流しています。
その中でもたった一枚のヴィジュアルだけでもトップクラスに君臨してしまったこの女の子。

手に持った白牌が、その精神の純白さを象徴しているかのようです。

言うまでもなく、「女の子(はやりん)と麻雀ともう一人の女の子の物語」のもう一人の女の子に当たる子ですね。
阿知賀編のキーヴィジュアルがそうであったように、主人公よりも黒髪ロングストレートの美少女が目立つこの構図は、私にとって愉悦のデジャヴュ。

一部では第二のクロチャーなどとも呼ばれていましたが、まあ松実玄さんは唯一無二空前絶後の絶対聖女ですので第二とかはないのですが……

私の中でのシノハユの期待度がストップ高です。
まだ名前も解らないこの女の子が、心持ちもすばらな子である事を願います。



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そんなこんなで、文教堂さんで5冊、他で1冊ずつ買い、ワングーさんは通販で到着待ち。

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各校のそれぞれの集合絵、一枚絵からも様々な事象が読み取れて、本当に最高ですね……
特にかけがえないのが、五十嵐あぐり先生が最後にカラーで描いたであろう松実玄さんがこの笑顔であること。
それだけで涙が止まりません。

最早、無限枚欲しいところですが……
幾度もの咲祭を経験してきて、阿知賀編を愛する者としての紳士的なエチケットとして、一店舗での購入は5冊限定としています。
より多くの人とこのすばらさを共感したいですしね。


期待していたカバー裏も、最後の最後まで私を喜ばせて下さって本当に有難い気持ちです。
五十嵐あぐり先生、小林立先生及び編集さん始め関係者の皆様には感謝の言葉しかありません。

BDと共に、本編最終話は読むと精神が荒れ狂い、様々な想いが溢れ出るのでおいそれと触れることも出来ないです。
ただ、今度吉野に行く前には心を整えて精読してから訪れようと思います。


ちなみに、私の最終話を控えて回想した阿知賀編への想いの丈、及び読んだ感想は以下の記事に病的に記してあります。

咲-Saki-阿知賀編最終話直前 咲と松実玄さんに関するこの一年間の呟きまとめ1

咲-Saki-阿知賀編最終話直前 咲と松実玄さんに関するこの一年間の呟きまとめ2

咲-Saki-阿知賀編最終話直前 咲と松実玄さんに関するこの一年間の呟きまとめ3

咲-Saki-阿知賀編 最終話(20話) 「軌跡」 感想1

咲-Saki-阿知賀編 最終話(20話) 「軌跡」 感想2



阿知賀編に出会えた人生で良かった。
阿知賀編を全力で楽しむ事の出来た人生で良かった。
阿知賀編は、永遠です。

僕は問題ありません

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僕は問題ありません
宮崎夏次系

この先は知らない道
不安で後ろめたくて
少し気持ちいい



鮮烈な異才を見せ付けてくれた、『変身のニュース』(75点)に次ぐ、宮崎夏次系先生の2冊目の短篇集です。

喪失からの新生や発見。
それを象徴する涙と泣き顔が印象的で、根底には優しさが溢れる作品群です。

帯の「生きていく淋しさを抱えた全ての人の心に虹をかける短編」というのは名文句であり、その通りだと思います。
又、「俺マン2012」で9位だった事も記されています。
『変身のニュース』の記事でも書いた通り、私も俺マンが切っ掛けで触れた作家さんなので、ちょっぴりニヤリ。


『変身のニュース』を読んだ時も、漫画読みとしての喜びを大いに堪能しました。
そして、今回の『僕は問題ありません』でも、最初からとても心地良い読感に嬉しくなりました。



一番最初の「線路と家」(公式サイトでカラー版が読めます)から、またぶっ飛んだ作品です。
祖父により外界との関わりを断つように監禁された女の子。
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そんな彼女を、クラスメイトの命令で仕方なく虐めていた少年が彼女と触れ合う物語。

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人物や背景、ガジェットのディティールから立ち上る独特の異様な雰囲気。
同じプロットは実写で出来たとしても、この読み味は漫画ならではでしょう。

その中で輝く、繊細な感情表現。
16ページの台詞のないコマからの流れなどは、そこに込められ駆け巡る想いが雄弁に伝わって来て堪らないですね。
「愛している」という想いを表現するのに、「月が綺麗ですね」と言うような美学を感じました。



二話目の表題作「僕は問題ありません」もまた非常に豊かな感情に彩られた作品で、とても好きです。

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家族に内緒で大切にし日々対話していた人形を、妻に見付かって全て燃やされてしまう事に端を発するお話。
仕事や家事を真面目に行い、家族サービスもし、ただ趣味だけが多少常軌を逸していた男性。
妻にSLコレクションを全て勝手に処分され、廃人になってしまった夫の俗話を思い出しました。
傍から見たら異端であったとしても、人がそれぞれの大切にする物に対しては寛容でありたいものです。
しかし、もし大切なものを失ってしまったとしても、それまでの自分が培ってきた中に輝く物があるかもしれないという希望が眩いです。


「地図から」は、藤子F不二雄先生の短編を思い出しましたが、その帰着が宮崎夏次系先生らしさが溢れていてやはり好きです。


絵はとても癖が強く、好き嫌いもあると思いますが、漫画表現に特化しているという点でとても魅力的な絵だと思います。

内容としては、かなりエッジが利いていた『変身のニュース』に比べると、今作は割と普遍性が増している印象です。
「訳の分からなさ」はかなり減衰し、プリミティブな感情に共感しやすい作りの話が多くを占めるので、普通の人にも是非お薦めしたい作品です。


80点。


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ところで、UFOにミカンを入れた味がなかなか想像できません。
いつか試してみたいです。

やわらかスピリッツ やわスピ祭

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ほぼ毎日更新で、ゆる~くフリーダム感の強い漫画や記事を掲載しているやわらかスピリッツ

個人的には、アキリ先生の微百合ストレッチ講座漫画『ストレッチ』が好きなのですが……


そんなやわらかスピリッツで、今日から「やわスピ祭」が始まりました。
http://yawaspi.com/yawafes2013/index.html

第一回更新では早速水木しげる先生が。
この後も、
浅野いにお先生
黒丸先生
小玉ユキ先生
ねむようこ先生
吉田戦車先生
ジョージ朝倉先生
押切蓮介先生
宇仁田ゆみ先生
ゆうきまさみ先生
と、錚々たる顔触れが名を連ねております。

押切蓮介先生と浅野いにお先生による、「女人禁制!男子漫画家ゲーム対談」もとても面白そうです。

今後、少しずつ公開されていくようですので、暫く目が離せませんね。

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艦これ始めました ~咲-Saki-との親和性~

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今、巷で大人気の「艦これ」こと「艦隊これくしょん」。
タブレットで出来ないので登録だけして放置していましたが、周囲での盛り上がりに感化され私も遂に始めたら……

いや~、面白いですねえ。
見事にハマっております。


「艦これ」についての詳しい解説は様々なサイトにお任せするとして……
http://dic.pixiv.net/a/%E8%89%A6%E9%9A%8A%E3%81%93%E3%82%8C%E3%81%8F%E3%81%97%E3%82%87%E3%82%93


ファミ通での「艦これ プレイ漫画/水本正」などもオススメです。
http://www.famitsu.com/cominy/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=67018


秋からアニメが放映され、艦これとのコラボも行われるという『蒼き鋼のアルペジオ』よろしく、軍艦を美少女に擬人化するという異端の発想。

しかし、その見た目からは想像も出来ないほどに史実に忠実に作りこまれた骨太な設定。
殆ど課金しなくてもゲームの大部分を楽しめてしまう寛容さ。
歯応えのある難易度。
ある程度の操作で、マルチタスクしながら出来る手軽さ。
格好良い楽曲。
何より、可愛い艦娘たち!
好きな娘で艦隊を組み、育てて戦うのがとても楽しいです。


私は、艦娘一覧を見た時、その黒髪ロングストレート率に歓喜しました。
そうですよね、純和製の大和撫子達の集まりですから!



その中でも、私が一目惚れして絶対に手に入れたかったのがこの扶桑さん。
何を隠そう、この扶桑さんこそ「艦これ」における松実玄さんと言っても過言ではないのです。

何を妄言を、と言いたくなる気持ちも解りますが、まあ聞いて下さい。

まず外見的特徴は黒髪ロングストレート、絶対領域、おもち。
性格も、不運さによる陰気さが目立ちつつも、穏やかで優しいです。
極めつけに、この扶桑という艦は速度と防御力を犠牲にして高い火力を実現しているのです。
それは最早、ドラを集めることで速度と防御力を犠牲にしながら圧倒的火力を誇る松実玄さんそのものですよね。

ちなみに、担当されている声優さんは初音ミクでお馴染みの藤田咲さん。
こんな所にも咲的な因果が……




ちなみに、二番目に好きなのは金剛四姉妹三女の榛名さん。
この榛名さんも、新子憧役の東山奈央さんが声を担当されているという因果。
憧ちゃんとは対照的にとても真面目で健気なキャラクターで、使っていて更に好きになりました。

榛名さんに関しては、このファンアートがとても印象深いです。

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=37591812

金剛四姉妹の中で最後まで生きて闘い抜いた彼女は1945年8月6日、広島であの惨劇に見舞われます。
史実に忠実に作られたこの作品なればこそ、感じ入り、忘れてはいけない記憶を強く想える側面も存在します。
榛名さんを鎮守府正面海域に単艦で何度も出撃させてレベルを上げていると、胸に込み上げて来る物があります。


探査機はやぶさを擬人化して物語化したこちらの動画を思い出しました。
The Hayabusa Spacecraft ep1 探査機はやぶささん 01
(この動画、全5話で1時間強とちょっと長いですが未見であれば非常にお薦めです。
私は最後まで見て涙しました)


美少女という特定層に訴求力の高いフックをまず用意し、その背後には重厚で深い味わいがある……
その構造も、『咲-Saki-』と共通性が見い出せます。


他にも、一番人気のキャラである島風(通称:ぜかまし)。

photo:03

彼女は衣と似ていて、「『ののかー』とか言い出しそうだから使ってる」という提督もいる始末。


photo:01

圧倒的おもちの愛宕さんも、割と強くて人気もあるキャラです。



photo:02

エヴァでお馴染みの綾波は深堀さんっぽいですし(強引)。


そんな訳で、咲-Saki-とは色々な共通項を見い出せます。




ちなみに、私の第一艦隊は宥、第二艦隊は玄という名前にしています。
第三・第四の名前は悩み中……

これは、2-4に到達した時の物。
噂の壁である2-4までは3日・平均レベル12で行きましたが、その2-4は8日目・平均レベルですが越せません。
これだけ苦労すれば、クリアした時の喜びも一入だろうと思います。



非常に人気が加熱しており、様々な展開も為されています。
ファミ通クリアでも艦これの4コマ漫画が連載中

触れているだけで自然と軍艦を始めとする知識が身に付きますし、周辺の歴史などにも興味が湧きます。

艦これ、今後ますます盛り上がっていくコンテンツだと思いますので、触れてみるのも良いかと思います。
ただ、今新規プレイしようとすると、人気すぎて毎日行われている開放抽選に臨まないといけないようですけど……

ジョジョの奇妙な冒険オールスターバトル感想&艦これ2-4攻略

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今日は個人的には何と言っても「咲-Saki- 阿知賀編ポータブル」の発売日!
深夜0時から松実玄さんのクリアファイルが貰えるGEOを廻りましたが……
どうやらGEOでは深夜販売は全店NGのようで、朝の開店からその日の発売日の作品を売り出すようです。


という訳で、0時販売を行っているお店で



同じく今日発売の「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」を買って来ました。

プロフィール画面で手製の石仮面姿になっているように、私も相当なジョジョラーです。
この作品、色々なキャンペーン段階からディ・モールト楽しみにしていました!

とりあえずストーリーモードをクリアして、通信対戦を少々。


良い所
・ジョジョらしい絵のまま動くッ
あれですね、アニメの神風動画さんによるオープニングや、4部キャラでのCMに近い印象。
荒木先生の絵の線が重なった絵の雰囲気そのままに格ゲーができるッ!
ジョジョファンにはこいつはメチャたまらんよなァ~!

・時代を超えたキャラの共演ッ!
シーザーのシャボンとディアボロのキングクリムゾン、吉良吉影の爆弾と徐倫の糸など、部を超えたドリームマッチが出来るのは非常に魅力的。
まだアニメ化されていない部分の声を聞けるのも楽しいです。
特に4部、6部、7部は新鮮。
ハッキリ言って、これだけでも買うに値しますよね。

・アクションの作りこみィィィ!
PLUCKの剣を振るうジョナサンや、這いずるジョニィ、HHAで植木鉢が激突する億泰など、一人一人のキャラの所作は原作を読み込んで作り込んである事が感じられて嬉しいです。
OPやEDの映像もグンバツに格好良いッ!
HHAでのオラオラや無駄無駄の爽快感はかなりのものです。
ステージごとのギミックも面白く、ウィルソン・フィリップスの暴走車や、康穂に言い寄る常秀など笑いました。
8部はまだ序盤しか公開になっていない頃の制作だと思いますが、それでもよく作られていると思いました。

・細かい所に仕込まれたジョジョネタの数々
チュートリアルからロード画面、はい・いいえの選択に至るまで、ジョジョ好きならニヤリとしてしまう箇所が満載。
特典の吉良吉影が使えるコードが付いていたヘヴンズドアーメモ帳もクオリティ高いです。


悪い所
・解像度が荒いィィィ!
ゲーム開始時に出て来るおせっかいやきのスピードワゴンの一枚絵など、それ自体は良いのですが絵がPS1レベルで荒く感じました。
文字の潰れている部分が気になります。

・ロードが長いィィィ!
一回一回、かなりの時間を要します。
その間文字を読ませるようにする工夫は為されていますが、繰り返しプレイ時には辛いです。
三部ゲーの時のはロードが長くても美麗な絵がランダムで出ることで緩和されていたのが懐かしいです。

・ストーリーモードの展開
全体で見れば非常にキャラ数は多いのですが、各部のストーリーに分かれると何回も同じ敵と戦う事になるのが辛いです。
また、ステージ的にも承太郎の面会に来たアブドゥルとカイロの街で戦う構図に違和感が。
途中の経過も激しくすっ飛ばされるので、これで初めてジョジョに触れる人が物語をこれで追おうとするのは無理があります。
ダービーのミニゲームなどもあってメリハリも利いていた三部ゲーと比較すると、ちょっとダレる所です。

・格闘ゲームとしては大味
まずFが30Fであること。
そして、徐倫や花京院など既に凶悪な連携が判明しているキャラもおり、仗助などキャラ性能の高いキャラも。
パーティゲームとしてワイワイ楽しんでいる分には何の問題もありませんが、ガチの対戦ツールに使うにはちょっと。

・長い演出
最初に観る時は最高に「ハイ!」なんですが、長いので何回も観ているとカットしたくなります。
特にストーリーは同じキャラを連続して使うことになるので尚更。

・通信対戦の機能
最近の格ゲーに比べてしまうと、多人数でのルーム作成などがなく機能不足は否めません。

・追加キャラは課金制
イギーやフーゴなども追加される事が発表になりましたが、そういった主人公周辺キャラですら課金しないと手に入らないというのは、ただでさえソフト自体も高めの設定なので辛く感じる人も多いのではないかと。


その他
・体力が非常に多め
コンボによるダメージもかなり少なくなっており、通常のコンボでダメージは1割前後といった所。
タイムのカウントも遅く、一試合が長くなりがちです。

・初心者に優しくはない
ファミ通などで格ゲー初心者でもやり易くい的な事が書いてありましたが、確かに超必殺技がL1ボタン一つで出せるのは初心者に良いとしても、全体的に初心者向けかというとそうとも言えないな、と。
ストーリーモードも途中まではレバガチャでも行けるかもしれませんが、それなりに操作が特殊でコンボが繋がりにくいキャラやキツいステージも出て来ます。
連打でコンボが出来てしまうブレイブルーのよう、に本当に初心者向けに作られてはいないな、と感じました。
魅せるコンボには習熟が必要です。



そんな感じで、「ファミ通レビューで40点満点のゲーム!」と言われると「ん?」と思う所は多々ありますが、ジョジョゲーとしてジョジョファンから見たら「グッド、なかなかいいゲームだ」となりました。
格ゲーファンが新しい格ゲーを求めてやると物足りないと思いますが、パーティゲーと割り切ればキャラも豊富で作り込まれたアクションを楽しめるでしょう。
点数的には70点前後。








そして、ジョジョと並行していた艦これ。
2-4クリアに向けてひたすら出撃させること25回程。
その内の18回くらいは北西ルートで即帰還。
東に行っても西に戻されたり、クリティカルを被弾して中破以上で即帰還。

そして、攻略に取り掛かってから苦節6日目・25回目……
やっと初めてのボス戦に到着!



道中では常に単縦陣で攻撃こそ最大の防御の先制爆撃狙い。
かすり傷程度で乗り込めたのでこれは行けるか! と思いきや……

相手の初弾2発が共にクリティカルで榛名さん大破、蒼龍も中破!

これは酷いと思いましたが、その後の攻撃は何とか耐え切って……
見事夜戦突入前に撃破!(^-^)



撃破時のパーティはこんな感じに。
2-4到達時には平均13くらいだったので、かなり上がりましたね~。

装備は開発が上手く行ってないので、榛名改に41mmを2個装備している位で殆ど初期装備です。
扶桑さんで開発すると失敗率が異常なのですが、運が関係しているんでしょうか……(笑)




最後に念願の高雄さんもドロップしてくれたので、言うことなしです。
愛宕山と一緒に育てるぞ~(^-^)


咲-Saki-阿知賀編ポータブル プレイ記1

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最近漫画記事が相対的に減っていますが、明日は、『花もて語れ』と『キーチVS』、更に今日発売の『鞄図書館』などに是非触れたいと思っています(予告)。




という訳で!
やって参りました、「咲-Saki-阿知賀編ポータブル」発売日!

最早楽しみという次元を超えて、生きる意味にまで達しているこのコンテンツ。

松実玄さんで対局が出来る!
松実玄さんと対局が出来る!
約束された神のゲーム。
本当に心の底から待ち焦がれ、指折りこの日を数えてきました。

photo:02

幸い無事に、松実玄さんの描かれたワンダーグーとGEOの特典も入手できました。

初回限定盤の特典資料集、約250ページもあるので非常に分厚いですね!

photo:01

内容は、今作に登場するスペシャルイラストも含まれており、未プレイの身にはネタバレもあるのでチラ見だけに留めましたが……

最初のページを開くと

photo:02

いきなり松実玄さん!
阿知賀の先鋒は資料集でも先鋒!!
これはもう、松実玄さんの為の本と言っても過言ではありませんね。

……って

photo:03

作監さん、どこを修正してるんですかっ><

この水着に関してはもう、敢えて突っ込みません、ええ。


そして、愛を試される特典栞開封の儀。

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最初の10枚はこれ!
上はランダムとして、下は副将セットな感じですね。

残念ながら松実玄さんは出ませんでした……。
運送業者の手違いにより予備のワングー限定版が未着なので、その残る5枚に魂を賭けることになりそうです(念の為2つ予約しておいて良かったです)。

ちなみにもし、交換しても良いという方がいらっしゃれば、上記の物は全て出せますので是非!
週末の吉野や各地でのイベントなどでお気軽に(^-^)/




さて、そんな訳で起動。

麗しい描きおろしOPムービーに、PSPを正座して構えます。

桜舞う吉野が描かれたタイトル画面の曲も、自動で画面が遷移するまで堪能。


オプションを開くと……

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役の読み上げを松実玄さんに設定できるッ!!
完全なる神ゲーです。
有難うございました。


早速、チャレンジモードからスタートです!

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っっっ!?!?!?

突然の松実玄さん!!(本日二回目)

阿知賀の先鋒はゲームでも先鋒!!
しかも、一人だけ数が多い!
これはもう、松実玄さんのゲームと言っても過言ではありませんね。

早速、松実玄さんの服の充実を。

photo:04

なんで京ちゃん分身しとるん?
松実玄さんが美少女過ぎて増えてしまったとなれば仕方ないですが……

とりあえず全国の京太郎&小走先輩得なファーストチャレンジ。
開幕ドラ8という真骨頂で、皆の第一打から華麗にクリア……かと思いきや3巡目でリーチを掛けてくる京ちゃん(笑)
小走先輩ともどもなかなか速くて若干リトライしつつも、何とか3倍満を和了ってクリア。

photo:02

やはり、相手の点数は低く自分は1回和了しただけで大打撃な松実玄さんは強いですね。
打ち回しには普段とは全く別の牌理が必要になり、それがまた難しくも面白いです。


ちなみに、カンドラに関しては表示された後は集まるように。
ドラ以外をカンすると、それがモロ乗りする事も多々。
一方、裏ドラ支配は完璧ではありません。
打ち筋的に試行回数は少ないですが乗ることが多い気がします。

ただ、このチャレンジモードだと条件を達成すればいいという性質上、ドラ切りのデメリットが極小というか上手く使えば牌効率を上げることもできるので、便利ですね。

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別のチャレンジで、憧ちゃんに東一局数え役満を直撃してトビ終了させたのには噴き出しました(笑)


自分で使っても良いですが、相手にした時にポンやチーをされるだけで幸せ。
和了されてチャレンジをクリア出来ずとも、松実玄さんの喜ぶ顔が見られるならそれだけで幸せ。
何が起きても幸せ過ぎるこのゲーム。
やはりどう転んでも神ゲーですね!



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すばら先輩チャレンジで新道寺メンツと打った時には、哩さんが東パツから無双。
6000オール→6000オール→テンパイ→安河内さんに12000という豪腕にも程がある展開。

正に「部長……そんな大きいの……!」状態でした。

今度11月の京都咲オンリーで、まさかのキャラオンリーが開催されるらしい安河内美子さんはアニメでは余り喋らないので、ゲーム中で声が聞けて嬉しいですね。


色んなキャラを自分で使えるのは、「あちぽた」の醍醐味。

例えば最強のこのお方、宮永照さん。

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……自分で使ったら、二半荘目のオーラス間際までヤキトリだったのは内緒ですっ。
全国チャンピオンがこんなに弱いワケがない!
というか、すばら先輩が異様に強い半荘でした(笑)



又、以前こんな考察も書きましたが

渋谷尭深さんの能力で打ってみた


あちぽたが出るとなった時に松実玄さんに次いで使いたかったのが彼女、たかみーです。

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きっちりと再現されたハーベストタイムは、それまでの局に積み重ねた分のカタルシスもあってとても楽しいです!
東一~南三まで、ひたすら親に差し込み続け、子の和了は回避し、自分が親の時だけ安手で連荘を目指す全くの別ゲーム。

ちなみに、この時は親の憧ちゃんが連荘したのですが……

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何と、第一打で捨てた牌は一本場でも同じようにやって来ました!
これはラス親だった時は本当に恐ろしい能力ですねぇ……

そして、このチャレンジ、憧ちゃんとセーラが速いので、最低8局打たねばならない事もあって結構大変です。

photo:01

3回目の挑戦で、字牌だけハーベストするつもりが、まさかの地和発生でクリアしたのは驚きました(笑)


他にも、あわあわの強制5~6シャンテンは自分で相手にすると想像以上にダルかったり、一方で自分が使ってダブリー連発するととても爽快だったり。
亦野誠子さんは3フーロすれば和了できるものの、3フーロするのが結構大変だったり、3フーロ達成しても形テンしか取れなかったりでやっぱり微妙な感じが受けるなど。


そんなこんなでチャレンジモードを半分ほどクリア。
週末の吉野で団体戦が出来るのがとても楽しみです(^-^)


そういえば、各地で和了ポーズが物議を醸していた菫さんですが

photo:05

水着のセンスも色々と審議の必要があるのではっ。

というか、まさかあの方まで水着になるとは思ってなかったですよね……(笑)



To be continued...

2013年9月上旬新刊チェック

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今日から3日ほど実家に帰るので、それまでに『花もて語れ』や『キーチVS』、『I【アイ】』などについて語りたかった所ですが……
これらの超重量級作品について書くのは腰を据えて、慌ただしくない中でやれないと駄目ですね。
しかし、どれも凄い作品であり未読であれば是非とも触れて欲しいです。


4日
NARUTO―ナルト― 66
銀魂―ぎんたま― 51
めだかボックス 22
クロス・マネジ 4
食戟のソーマ 4
新テニスの王子様 11
ワールドトリガー 2
ニセコイ 8
ギャグマンガ日和 14
終わりのセラフ 3
貧乏神が! 16

5日
ULTRAMAN 3
櫻の園 完全版
恋愛ラボ 9

6日
ブラック・ジャック創作秘話 4
ヤングブラック・ジャック 4
名探偵マーニー 5
バチバチBURST 6
囚人リク 13
いきいきごんぼZ 2
甘々と稲妻 1
COPPELION 19
雪にツバサ 7
サルチネス 4
彼岸島 最後の47日間 11

9日
ログ・ホライズン 西風の旅団 2
BLAZBLUE-ブレイブルー- リミックスハート 2
新世界より 4
巨悪学園 2
ベイビー・ワールドエンド 3
夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~ 14
BTOOOM! 12

10日
犯罪王ポポネポ 3
失恋ショコラティエ 7
バベルハイムの商人 3
猫探偵 1
青い花 8

12日
pupa 4
魔法少女おりこ☆マギカ [別編]

13日
ちはやふる 22
たいようのいえ 9
生徒諸君! 最終章・旅立ち 9
いまそかり 1
家電の女 4
きのこいぬ 5
アリスと蔵六 2

14日
乱と灰色の世界 5
ふうらい姉妹 3
阿呆にも歴史がありますの
でこぼこガーリッシュ 2



『めだかボックス』は終わってしまったのが寂しいですが、何だかんだで22巻分にもなったんですねえ……

吉田秋生先生の『櫻の園』は屈指の名作ですので、未読の方は是非この愛蔵版の機会に。

待っていました!
『巨悪学園』の待望の2巻!
ご存じない方は、是非1巻の紹介記事を。
劇画ファンは必見です。

『犯罪王ポポネポ』や『アリスと蔵六』新刊もとても嬉しいです。

『魔法少女おりこ☆マギカ[別編]』に関しては全くのノータッチだったのですが、本編は面白かったので期待です。

長崎ライチ先生ファンは大歓喜!
今月は『ふうらい姉妹』3巻に加えて、短篇集『阿呆にも歴史がありますの』発売です!

それにしても、『ちはやふる』は週刊連載作品に近いペースでコミックスが出ますねえ。
喜ばしきことです。

阿知賀編BD/DVD最終巻発売メモリアルイベントin吉野 スタンプラリー編1

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アメブロアプリが不調すぎて現地で記事更新ができず遅れてしまいましたが、レポートして行きたいと思います。


【速報】9月1日咲-Saki-阿知賀編イベントin吉野 詳細判明 !

上記の記事で述べた通り、

・8月10日~9月8日スタンプラリー
・9月1日メモリアルトレイン
・9月1日トークイベント
・9月1日~8日特別グッズ販売

という、アニメBD・DVD完結を記念しての、吉野での阿知賀編イベントのMiracle Rush!


今までにも何度か吉野でのイベントが催されて来ましたが
(過去記事

 阿知賀女子学院麻雀部インターハイ全国大会必勝祈願大作戦

 咲-Saki-阿知賀編 聖地吉野でのイベント2013春

 吉野町夏祭2013 第1局

全て非公式でした。

しかし、今回は遂に公式イベント化!
ずっと参加し続けている身としても、一阿知賀編ファンとしても大変喜ばしいことです。
関係者の皆様には感謝しかありません。



当然今回も阿知賀の聖闘士として、恭しく参戦しました。


photo:01

31日未明に京都に着。
近鉄線入り口にいるせんと君と松実玄さんという奈良の二大アイドル共演です。
彼を見ると聖地へ近付いた感じがして、眠気も霧散し昂ぶります。


今回の週末は台風15号が日本列島横断コースと予報されており、大変心配されていましたが……

photo:02

あちぽたをしながら聖地吉野に着いてみれば、見事な青空。
台風15号は温帯低気圧へと成り果てました。
コミケなどでもそうですが、人々の祈りが天をも貫く勢いです。


photo:03

近鉄の電車「しまかぜ」に、最近艦これにハマっている提督達は反応した事でしょうけれど……

その上に

photo:04

神なるポスターが!!
もう、何度見ても変な声が出そうになるすばらなビジュアルです。

しかも、今回は吉野中の至る所にこのポスターが貼られていて、聖地×聖ポスターの聖なるオーラの乗算に私は寂滅。


photo:05

今回のメモリアルライナーは数時間で完売、松実館でのトークイベントは150/700という当選率で、かなり険しい門だったようです。
来たくても来られなかった方は周囲にも沢山いました。
その人達の分も、当たった身として120%楽しんで来るのが礼儀であろうと、「全身全霊~♪」でした。

その為に、松実館に連泊予約。

天気の状況次第で、31日か2日のどちらかでスタンプラリーを回ろうと企図していました。


幸いにして31日、天気が保ちそうだったのでスタンプラリー敢行!

photo:06

改札口横に、スタンプ台とスタンプラリー冊子が置いてあります(ちなみに冊子はここと吉水神社で入手可能……なのですが、ただ今日帰路に着いた時にはどちらも品切れになっていました)


photo:07

という訳で、奇しくも私の誕生日から開始された≒私の為に催された聖イベントに満を持して参加。

ちなみに、このスタンプラリーは2コースあり、5箇所を巡る「テンパイコース」と、それに一箇所加わった「レジェンドコース」となっています。
「テンパイコース」は比較的簡単です。
が、たった一箇所増えただけの「レジェンドコース」は格段に厳しい行程。

何故なら、最終目的地が西行庵だからです。


photo:01

地図で見ると、一目瞭然。
西行庵は、金峯神社の更に奥地に存在します。
一つだけ余りに人里離れ過ぎているのがお分かり頂けますでしょうか(笑)

徒歩で行くと、距離的には吉野駅から7kmちょっとなのですが、山道なので吉野駅から歩けば3時間程見ておくべき場所です。

車やバスで金峯神社まで行けば割と楽ですが、最終的には車も進入できない場所なのでどっちみち山歩きはする事になります。


しかし、今回私はこれを徒歩で制覇すると決めていました。
それが、穏乃の気持ちを理解する一つの大きな手がかりでもあり、このすばらなイベントに対する礼儀でもあると思ったからです。



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そんな訳で、1つ目のスタンプは灼ちゃん。

漫画版では違いますが、アニメでは小走やえさんと壮行試合を取り付けた場所がここ吉野駅前でしたからね~。


2つ目は、吉野駅を出てすぐの所にあるロープウェイ乗り場にあるとの事。

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ここにもポスターが。
係員の方が「明日は音楽も流すんですよ~」と笑顔で教えて下さいました。
実際、1日にはMiracle RushやTSU・BA・SAが流されており、テンションが上がりました。

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最近は穏乃の如く徒歩で七曲りを往復してしまいますが、たまにはロープウェイも良いですね。

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松実姉妹の座っていた座席に感じる悦楽。

ときに、ディープな探訪者の方はお気付きかと思いますが、ロープウェイの内装は大量のお客さんが来るのを前に改装されました。
そのままにしておいてくれれば、という声が聞こえるようでしたけれど(笑)


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そして、上に着くと阿知賀編好きだという運転士さんが作成した参加者へのアオリが(笑)

「リーチまでしてあがらないおつもりですか?」

ええ、しかしそうは言っても、上記の通りテンパイコースとレジェンドコースは雲泥の差なのです!
和了できなくても私は仕方ないと思います(笑)


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ロープウェイ乗り場のスタンプは宥姉。
ただただ可愛いですね。
このスタンプを持って行かない、参加者の理性に乾杯です。


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ケーブル駅にもポスター。

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お食事処にも。

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お土屋さんにもポスター。

阿知賀編のお祭り感が只事ではなく、意気揚々にも程がありました。

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そして、こちらのお店ではコミックスとゲストブックも。
店主の気さくなおば様が、「自分も寒がりなので宥おねーちゃんの気持ちがとっても解る」「宥ちゃん可愛い!」と仰っていて、お話が弾みました。


黒門をくぐり、これらお店のある通りを上って行くと……

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銅の鳥居前に、三箇所目のポイントが。

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スタンプは穏乃。
銅の鳥居は様々なキャラの由縁がありますが、やはりそこは冒頭のカラーページにも因んで主人公の穏乃でしょうかね。


そして、たまたまこのスタンプ台の向かいにある旅館「辰巳屋」のご主人とお話する機会があり、館内に入れて頂きました。

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辰巳屋さんといえば、ここの屋上から撮ったとしか思えないカットが存在し、小林立先生が宿泊したのではないかと云われてきた旅館です。

何と今回、特別にその屋上にも入らせて頂けました!

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入浴客ですらないのに、有り難いことです。

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屋上に上がると、フェンスの向こうは絶景!
普段から雲海がよく見えるそうです。
すばらです。

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そして、この蔵王堂を臨むアングルが、本編9巻番外編に登場したカット。

ご主人から色々とお話を伺った所、小林立先生は宿泊したのではなく入浴客として訪れたようです。
何でも、やたらお風呂が長いと思ったら写真を大量に撮っていらしたとか(笑)
とてもイメージが湧きますねぇ。


という訳で、その立先生も泊まっていたと思われるのが

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今回のトークショーイベント会場でもある、我が魂の実家・松実館ことさこやさん。
ただい松実館!


一旦、大きな荷物だけ置かせて貰いに立ち寄り、西行庵まで行って来る旨を伝えると


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「冷たいお水、持って行き」
と、犯罪的にキンキンに冷えたいろはすを頂きました。
実家の愛に咽び泣きながら飲みました。


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そして、身軽になりHPが大回復した所で次なるポイント蔵王堂へ。

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台風どころか、晴れ間からの太陽の熱気で汗だくでした。

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おや、ここは憧ちゃんなんですね~。

憧ちゃんは吉水神社かと思っていました。


さて、4箇所巡った所でこの面子。
となると、吉水神社で待っている残った一人は……!



To be continued.......

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阿知賀編BD/DVD最終巻発売メモリアルイベントin吉野 スタンプラリー編2

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アプリが相変わらず不調で長々書いた物が全部消えてしまいメゲましたが、何とか書き直します><


前回までのあらすじ

イベント前日、阿知賀編スタンプラリーに参加。
スタンプを4つ集め、「テンパイコース」テンパイ、「レジェンドコース」一向聴。
残る吉水神社にあるスタンプは――


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郵便局も、

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飲食店の中も外も、阿知賀編ポスターが一杯。

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こちらの協賛店マークは、表が穏乃で裏が憧ちゃんという形でした。
これがあるお店では、何かしらの特別サービスをして頂けます(^-^)


そうして、賑わう吉野山を通って、吉水神社へ。

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旅の小箱のSAさんも建造に協力されたという、痛絵馬コーナー。


松実玄さんの絵馬も非常に豊か!になっていて、歓喜です。

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@takahiro8513さんの松実玄さんは、ゲーマーズでもらえたブロマイド絵ですね!
清楚オブ清楚なこの服も、死に瀕する程好きです。

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阿知賀女子5人組!
良いですねえ。
松実玄さんの満足気な笑みがすばらです。

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まさかの半沢直樹ネタも(笑)
倍満返しでもまだ足りないので、決勝では是非役満返しを!


これら笑顔の松実玄さんも最高ですが

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SAさんの描かれた新作の、過去を回想し決意を瞳に宿した凛々しい松実玄さん……
これには、痛絵馬コーナーの前で目頭を拭わざるを得ませんでした。


そして、お守りなどを扱っている箇所に鎮座するスタンプ台へ。

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勿論、最後に控えているのは……

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松実玄さん!

100回押す勢いでした。
もし万が一このスタンプを廃棄するような事があれば、可及的速やかにご連絡下さい。
謹んで永久保存させて頂きます。

しかし、吉水神社は憧ちゃんで良いと思いますし、実際スタンプシートのシルエットはそうなっているんですよね。
阿知賀編冒頭で蔵王堂を見下ろしているシーンがあるので、蔵王堂を穏乃に、銅の鳥居を松実玄さんにすれば丁度良いかなと思いましたが、そうすると今度は宥姉がアレでしょうか。
なかなか難しいですね。


ともあれ、ひとまずテンパイコースを終え、しかし本当の戦いはこれから。

道中で地元のおば様に30分ほど吉野の歴史講座(義経、南朝成立、阿吽像、楠木正成公など)を拝聴していい時間になっていた事もあり

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いつもお世話になっている静亭でご飯を頂く事に。

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ポスターや写真、グッズも増えて、咲コーナーもますます充実。
一応、私の同人誌も置いて頂いております(笑)

前回訪問時は、新作のオムライスを頂いた第一号になりましたが

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今回も新作の角煮丼を頂く事に。
ぷるぷるでヘルシーな胡麻豆腐も付いており、角煮はよく味が染みこんで、脂身は蕩けて美味至極です。
最後に、ドリンクとデザートの黒蜜きな粉葛おもちもサービスして頂きました。
いつも有難うございます。
この日は、女将さんのお子さん達がいたので一緒に遊びました。
こんな悠遠の地で育ったら、さぞ良い子になることでしょうねえ。


たっぷりと栄養補給して旅立ち。

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松実玄さんを感じる老人憩いの広場や、和の通った道、

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花矢倉展望台など、聖地を巡りつつ、吉野山を上へ上へと駆けて行きます。


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ちなみに、ここが奥千本へ続く道で最後の自販機となっていますので、水分が不足しそうな方はここで買っておきましょう。

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ここを左に行くと、高城山展望台。
いつも朝の散歩では左に行っていますが、今回は右へ。

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龍のような気を纏いし、閼伽井の像。

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山道をどんどん登っていきますが、電柱があり舗装された道なのでまだこの辺は。

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そして、暫く歩いてようやく見えたるは金峯神社の鳥居。

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写真で見てもそれなりですが、実際歩くとかなりの傾斜です。

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振り返ると、雄大な景色が。

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ちょっと脇に寄り道。

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RPGだったらボスか重要アイテムがありそうな。

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風強かったですが、暑かったので丁度良く、とても気持ち良かったです。

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そして、いよいよ車ではいけないゾーンへ。

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完全に脳内BGMは「夏影」や「縁」な感じでした。

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あと500m!
しかし、平地の500mではないので、ここからもそれなりに大変。
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道中で同業者に逢いましたが、皆結構イベントに当選しているようでした。
当選しているからこそ、前乗りまでして来ているのかもしれません。
そして皆、吉野に泊まりつつ朝に阿倍野橋まで戻るのも一緒の模様(笑)

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途中、「左:西行庵」「右:西行庵」みたいな、トラップのような場所がありますが、これは両方の道が繋がっているからですね。
右から行った方が近いようです。

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左は急な崖になっており、滑ったらかなり危ない感じ。

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晴れてくれて本当に助かりましたが、雨だとかなり危険だと思います。

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うーん、正に「山」という感じで、生き生きする穏乃が目に浮かびます。
ちなみに、メモリアルライナーでの放送によれば、穏乃は西行庵より遥か先まで走って行っていたようで(笑)
お見逸れしました。

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奥千本苔清水。
水は冷たかったです。
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ここまでくれば、高低差はありつつも目と鼻の先。

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建物が、見えて来ましたっ……!

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ここが…………

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西行庵!

吉野山 花の散りにし このもとに
とめし心は われを待つらむ

木のもとに 旅寝をすれば 吉野山
花のふすまを 着する春風

霞しく 吉野の里に すむ人は
峰の花にや 心かくらむ

歌人たる西行法師は、吉野に関する歌も数多く残しております。


この西行庵の向かいにある休憩所に

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最後のスタンプが!

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最後は赤土さん。

何でも、西行庵は赤土で作られているのだとか。
それ故に赤土さん、それ故にレジェンドコース。


色々ありましたが、何とか無事に完走する事ができました(^-^)

しかし、こんなハードな道のりを駅から49分で完走した人がいるらしいです!
咲ファンは凄くて変な人が一杯です(^o^)


そして、後日大和上市駅に吉野町観光案内所にて、引き換えて貰いました。

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永遠に吉野に通うことを誓う以外にない神ポストカード。
思わず天に掲げ、祈りを捧げました。


吉野は咲-Saki-阿知賀編目当てで訪れましたが、様々な歴史や自然の息吹に直に触れられて、多くの人に出逢い温かさを貰えて、本当に色んな意味で私にとって聖地です。
体は東京にいても、魂は吉野に埋めています。


To be continued...

次は、足湯探訪&松実館麻雀編を。
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