世界遺産吉水神社。
7世紀に役行者によって創立され、14世紀には後醍醐天皇により皇居とされ、義経や弁慶、静御前や秀吉の所縁の地としても知られる由緒正しき神社。
咲-Saki-ファンにとっては、新子憧ちゃんの実家として有名です。
この吉水神社の、宮司の佐藤素心さん。
最初に行った時に拝聴した講話や立ち振る舞いですっかりファンになっていたのですが、今回は改めて感銘を受ける事となりました。
4人で吉水神社へ参拝に行った時の事。
前回はお顔が見えなかったのですが、今回はお会いする事が出来たので、以前のお礼などもして会話が弾んでいた所……
宮司さんのブログを書籍化した御本を、「神気」のサイン付きで頂いてしまいました!
何と、帯には同郷という安倍総理の言葉が寄せられています。
宮司さんのブログ、世界遺産の吉水神社から ニコニコ顔で命がけは、最初に訪れた時からたまに見させて頂いているのですが……
この本に纏められている記述を読んで、改めて尊敬の念を深めました。
元々は、警察官で多くの荒事に携わって来たという佐藤さん。
その波乱万丈の人生、宮司に至るまでの経緯が克明に綴られています。
毎日3時間も寝られずとも人の為に尽くして来た事、18時間の大手術を要する人生の転機……
寄付した車椅子を酒代に替えてしまう大陸系の人や、吉水神社の賽銭を盗みに来た人のお話。
そして、家族との関わり合い。取り分け娘さんからの手紙の件は大いに感動しました。
人は生きているのではなく、生かされているのだという事。
誕生日は、お腹を痛めて自分を産んでくれた母親に感謝する事。
何よりも愛が大切であるという事。
疾風に勁草を知るように、この世の不条理を試練と思い堪え忍ぶ事。
「弥栄」という、乾杯よりも素敵な言霊。
大切な事が沢山書かれており、私の座右の書に加えようと思いました。
残念ながらこの本はもう品切れ間近という事ですが、吉野では静亭さんにも一冊置いてあります。
又、ブログで読めるお薦めの記事紹介させて頂きますと
水戸女子高校の生徒さんを迎えて(一つの命とすべての命はつながっている)
毎年数万人の人に講話をする宮司さん。
私達も拝聴しましたが、人としての大切な事を、ユーモアを交えながら再確認させて貰える素敵なお話で必聴です。
人生に絶望なし、中村久子の世界一勇気がもらえる言霊(ことだま
本の中でも強く印象に残ったのが、中村久子さんに関するお話。
彼女の苦労に比べたら、多少の苦難に不平不満を漏らす事の何と浅はかなる事かと思います。
佐藤宮司さんには、精神を涵養して貰った想いです。
前向きに生きて行く大きなエネルギーを貰いました。
そして、そんな瑞宝章まで受勲された偉大な方と
「今度、咲-Saki-関連の絵馬だけ新しくコーナーを作りたいんだけど、何処にどんなんしたらええと思う?」
というお話をするという恐縮さ(笑)
世間的には「痛絵馬」と呼ばれている事、折角なら看板に絵も入れたいけれど誰が良いかという問には「吉水神社なので憧ちゃんが良いのでは」と進言させて頂きました。
来月末にあるという例祭を目処に完成させたいとの事です。
齢70を超えて、ブログを更新し、咲-Saki-阿知賀編を全巻読み、憧ちゃんパパを自称し、咲-Saki-ファンとも別け隔てなく接して下さる。
このような素敵な年の重ね方をしたいものです。
『咲-Saki-阿知賀編』が紡いでくれたこの御縁、私は一生忘れないでしょう。
改めて、宮司さんに、吉野の方々に、小林立先生と五十嵐あぐり先生に、咲-Saki-に携わった全ての方々に、心を一つにするファンの方々に感謝します。