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Channel: マンガソムリエ兎来栄寿のブログ 先刻の箚記(さっきのさっき)
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吉野町夏祭2013 第6局 吉水神社のすばらな佐藤宮司さん

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photo:01

世界遺産吉水神社。

7世紀に役行者によって創立され、14世紀には後醍醐天皇により皇居とされ、義経や弁慶、静御前や秀吉の所縁の地としても知られる由緒正しき神社。
咲-Saki-ファンにとっては、新子憧ちゃんの実家として有名です。

この吉水神社の、宮司の佐藤素心さん。
最初に行った時に拝聴した講話や立ち振る舞いですっかりファンになっていたのですが、今回は改めて感銘を受ける事となりました。


4人で吉水神社へ参拝に行った時の事。

前回はお顔が見えなかったのですが、今回はお会いする事が出来たので、以前のお礼などもして会話が弾んでいた所……


photo:02

宮司さんのブログを書籍化した御本を、「神気」のサイン付きで頂いてしまいました!

何と、帯には同郷という安倍総理の言葉が寄せられています。


宮司さんのブログ、世界遺産の吉水神社から ニコニコ顔で命がけは、最初に訪れた時からたまに見させて頂いているのですが……

この本に纏められている記述を読んで、改めて尊敬の念を深めました。


元々は、警察官で多くの荒事に携わって来たという佐藤さん。
その波乱万丈の人生、宮司に至るまでの経緯が克明に綴られています。

毎日3時間も寝られずとも人の為に尽くして来た事、18時間の大手術を要する人生の転機……

寄付した車椅子を酒代に替えてしまう大陸系の人や、吉水神社の賽銭を盗みに来た人のお話。

そして、家族との関わり合い。取り分け娘さんからの手紙の件は大いに感動しました。

人は生きているのではなく、生かされているのだという事。
誕生日は、お腹を痛めて自分を産んでくれた母親に感謝する事。
何よりも愛が大切であるという事。
疾風に勁草を知るように、この世の不条理を試練と思い堪え忍ぶ事。
「弥栄」という、乾杯よりも素敵な言霊。

大切な事が沢山書かれており、私の座右の書に加えようと思いました。


残念ながらこの本はもう品切れ間近という事ですが、吉野では静亭さんにも一冊置いてあります。

又、ブログで読めるお薦めの記事紹介させて頂きますと

水戸女子高校の生徒さんを迎えて(一つの命とすべての命はつながっている)

毎年数万人の人に講話をする宮司さん。
私達も拝聴しましたが、人としての大切な事を、ユーモアを交えながら再確認させて貰える素敵なお話で必聴です。


人生に絶望なし、中村久子の世界一勇気がもらえる言霊(ことだま

本の中でも強く印象に残ったのが、中村久子さんに関するお話。
彼女の苦労に比べたら、多少の苦難に不平不満を漏らす事の何と浅はかなる事かと思います。



佐藤宮司さんには、精神を涵養して貰った想いです。
前向きに生きて行く大きなエネルギーを貰いました。

そして、そんな瑞宝章まで受勲された偉大な方と
「今度、咲-Saki-関連の絵馬だけ新しくコーナーを作りたいんだけど、何処にどんなんしたらええと思う?」
というお話をするという恐縮さ(笑)
世間的には「痛絵馬」と呼ばれている事、折角なら看板に絵も入れたいけれど誰が良いかという問には「吉水神社なので憧ちゃんが良いのでは」と進言させて頂きました。
来月末にあるという例祭を目処に完成させたいとの事です。

齢70を超えて、ブログを更新し、咲-Saki-阿知賀編を全巻読み、憧ちゃんパパを自称し、咲-Saki-ファンとも別け隔てなく接して下さる。

このような素敵な年の重ね方をしたいものです。


『咲-Saki-阿知賀編』が紡いでくれたこの御縁、私は一生忘れないでしょう。
改めて、宮司さんに、吉野の方々に、小林立先生と五十嵐あぐり先生に、咲-Saki-に携わった全ての方々に、心を一つにするファンの方々に感謝します。

吉野町夏祭2013 第7局

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昨日に大阪で体験会が行われた咲-Saki-阿知賀編ポータブル、通称あちぽた(この略称気に入りました)。
先鋒戦メンバー+のどっちのスペシャル栞が貰える体験会がキャラの在住地ごとに行われるようで、後は東京=照、福岡=煌、長野=和、そして奈良=松実玄さんで行われる事が予想されます。
日程はなるべく早めに明かして欲しいですね~。
コミケと被っていたら命に関わりますよ……

そして今日、全店舗特典が公式HPにて発表され、ゲオにも松実玄さん特典がある事が発覚したので早速5店舗程廻って来ました。
が、どこもまだ特典情報は未定で予約しても付くかどうか判らない、かつ限定版はもう予約不可という事でした。
なかなかのなかなかですね(・-・。)でも、諦める訳がない!
たとえ付かなくても、私は待ってる!

そんな今日この頃です。


長々と続いた吉野町夏祭2013レポートも、次回で最後。
ラスト前をお送りします。



前回までのあらすじ
丑三つ時まで催された松実館での麻雀大会を終え、快活な朝を迎える一行。後はゆったりと探訪等しつつ帰るだけ、の筈が……




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松実玄さんと共に眠った私の視界に、覚醒と共に飛び込んで来たのは、雪町さんの嫁の湊智花さん。

その雪町さんは、朝一で会社からの度重なるコールが入っていて新幹線で緊急帰還せざるを得ないという事態に……

愛する人を養って行く為にも、しっかり仕事をして賃金を得る事も大事ですからね……
止むを得ません(;;)


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吉野の朝は神秘的で美しい景色です。


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声の似ている同士語らう松実玄さんともっかん。


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松実館は朝食も美味しいです(^-^)
最初は風光明媚なテラス席、次は阿知賀編1話の聖地特別鑑賞席、今回は大広間と毎回場所も変わって飽きません。


部屋に帰って来たら、畳まれた布団と共に松実玄さんともっかんが移動していたのはご愛嬌。



そして、午前中は前夜の夕食中に公開された、阿知賀編BD最終巻の描き下ろしジャケットの場所を探す事に。

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この松実姉妹の何と妙なることでしょうか……

と思考停止していた私を尻目に、舞台探訪クラスタの雄の方々によって、温泉に浸かっている時も熱い談義が交わされ、既に朝駆け探訪に行って来た方も。
この情熱を傍で感じられるのがとてと心地良かったです(^-^)

という訳で、殆ど手掛かりがない絵の中で唯一特徴的なベンチを頼りにして、吉野山にあるベンチというベンチにアプローチする作業。


photo:07

上千本の展望台も捜索。
普通に良い眺めに感動しつつ、ニワカ雨に苦戦しつつ。

結局、発見とは相成りませんでしたが……
桜の季節に撮りたい景色の一つとして、何れ見付かれば良いですね~。


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吉野駅前の売店で、いつも頂いているダブルではなくブルーベリーを試してみました。
美味しかったです♪( ´▽`)
桜とよもぎのダブルが個人的にお薦めですが、怜ちゃんごっこを兼ねてバニラ入りのトリプルもアリですね(笑)


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その後、102局扉絵ポイントや


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和や灼の通学路に再びやって来ました。


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阿知賀っ子達の為の夏祭告知も!
浴衣美人コンテストというのも行われるそうで、但し18歳以上。
赤土先生と希さんが競う展開、ワンチャンス宥姉や小走先輩が参加できるでしょうか。

???「ハルちゃんのスタイルなら何でも似合…… 勝てる人なんていないと思……」



photo:11

大和上市の観光案内所には、電撃発表された吉野での9/1のイベントの告知が入口に貼り出されていました(^o^)


photo:12

同行している藤森さんが寄贈された、立-Ritz-阿知賀編掲載号のヤンガンも。
昨日には、のどっちのねんどろいども寄贈されたという情報も入り、ますます以って栄えて行く咲-Saki-コーナー。
観光案内所が豊か!
はい、これでいつでも観光案内所に行けばカラーで野依プロにも会えるということですね┏(*'ヮ'*)┓すばらです!
咲-Saki-ファン、あったか~い( ´ω`*)



しかし、実はこの時点で帰りの時間がかなりギリギリだったという。

帰りは予定通り、阿知賀女子と千里山女子対面の地である浜名湖SAに寄りましたが……

時間が無く、しかも雨天であった為、撮影はならず。
うなぎドッグも売り切れでした。
ベンチにすわって二個目、とやりたかったのですが。

photo:14

代わりにギョルネという、人生で初めてエンカウントした物に挑戦。
熱々の餃子パンと言った所で、美味しかったです。

うなぎふりかけというのがオススメという事だったので、そちらも購入しましたが、まだ未使用なので食べたら追記します。


さて、そんな帰りの車中でなかなかのなかなかに白熱したのは、咲-Saki-ドラフトなのです。



To be continued to last report...

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【速報】9月1日咲-Saki-阿知賀編イベントin吉野 詳細判明 !

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・8月10日~9月8日スタンプラリー
・9月1日メモリアルトレイン
・9月1日トークイベント
・9月1日~8日特別グッズプレゼント

の豪華四本立て!


http://www.sakura-saki-project.com/
何と会場松実館でトークショー!
出演者は
MAKOさん
東山奈央さん
内山夕実さん
小野学監督!

松実玄さん役の花澤香菜さんが来られない事は「咲フェス」からの予定調和ですので、特に問題はありません。


私は前日に松実館に宿泊予定ですので、前日にスタンプラリーを2ルート行ないつつ、吉水神社や足湯の宝の家さんへ。
そして当日朝にはあべの橋へ行ってメモリアルトレインに乗車し、吉野へ戻ってから更に大和上市駅へ戻ってグッズ購入、そして観光・巡礼しつつ松実館へ戻ってイベント、という流れで全てコンプリートですかね(^-^)


そして、この記事に載っているポスターがすばら過ぎます!


咲-Saki- : 阿知賀編の公式イベント詳細発表 近鉄メモリアルライナーも
http://mantan-web.jp/2013/08/06/20130806dog00m200047000c.html



浴衣姿!
このポスターはグッズ販売に含まれますかっ!?

灼ちゃんの着ている浴衣は何の動物の柄なのでしょう……(笑)

漲って来ました!!!!


吉野に集まる咲ファンの皆さんは、是非とも8月29日発売のあちぽた団体戦や、特典栞交換などしましょう(^-^)
松実玄さん栞は無限枚募集します。

朝、吉野からあべの橋へ移動する時などはきっと時間が有り余るので(笑)あちぽたがあればとても丁度良さそうですね~。

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おもいでだま3巻

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おもいでだま3巻
荒井ママレ

こういう空を見ると、細胞ひとつひとつが騒いで
叫び出したくなる。
…今も変わらず。


既巻紹介 1-2巻75点


メモリーセーブキャンディー、通称MSC。
指定した日時の記憶を消し去り、かつ自由に取り戻す事のできるキャンディーを巡る群像劇。


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1,2巻は1,2話完結型の短編オムニバス的な感じでしたが、今巻では連綿と主人公ミオとMSCを取り巻く大きな物語が描かれて行きます。
次第に明らかになって行く様々な事実。
サスペンス性を帯び、ハラハラしながら読ませてくれます。


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そんな中で元同僚のエピソードは正の感動のあるお話で、屋上のシーンにはグッと来ました。
普通の人間の普通の営みへの感動。
やはり、ここぞというシーンの力の入れ方が上手です。


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「水底の誘惑」は、『甥の一生』など枯れた男性好きにリーチしそうな一篇です。
死の記憶を込めたMSCと、それを提供する謎のインターネットサイトを巡る物語。
憂愁と背徳に満ちたエピソードです。


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物心付く頃から、嫌な記憶は取り除いて育った子供の感覚。
現代社会で言えば、赤ん坊の頃からタブレットを使い慣れて新聞紙がタップで捲れないのを不思議に思っている子供に対して抱くような、異質さを覚える感覚です。
往々にしてこういった場合は、新時代の変化に柔軟に順応できない大人側の傲慢である事も多いですが、このMSCに関してはそうとばかりも言えません。
自然に忘却できない嫌な記憶を消すという事、それ自体はとても価値のある事です。
しかし、あらゆる嫌な記憶を、しかも子供の頃から恒常的に消し続けてしまうとなるとまた話は変わって来ます。
負の記憶がないという事は、痛みへの理解がなく、他者への共感ができないということ。
通常の倫理の枠組の外の存在となってしまいます。
その処置を人類全体が受けて対等になれるならまだしも、一部の人間だけがそういった状態になっては確実に対立や差別は生まれるでしょうしね。
けれど、それでも人は手にした禁断の果実を自ら手放す事も出来ない業を背負った生き物でもある訳で……。


次巻が最終巻という事で、冗長になることもなくスッキリと纏まった作品として完結しそうです。
どういった終幕を迎えるのか、楽しみに待ちたいですね。

時にハートフルで、時に酷烈な近未来SFサスペンス。
お薦め作です。


75点。

吉野町夏祭2013 最終局咲-Saki-ドラフト

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前回までのあらすじ
吉野からの帰路。時間に追われ、天候にも恵まれず、色々と断念する中でありながらも
盛り上がりを見せたのは咲-Saki-ドラフトだった――




帰りの車中、6人で行われた咲-Saki-ドラフト。

野球のドラフト会議のように、各人が咲-Saki-キャラクターの中から好きな人物を指名して行く遊戯。
指名が競合した場合は抽選(今回はじゃんけん)により決し、負けた者は新たに外れ指名を行う。

今回は「最強の高校生チーム」という括りで、高校生キャラの中から5名を選ぶ方式。

強者を獲得できるように。
誰かと被らないように。
そして、個々の力だけでなくチームとしての総合力も視野に入れた選択を。
そこに生じる駆け引きや、作中の描写から導き出されるキャラの強さ語りはなかなかに面白いものです。


さて、ここでちょっとした質問を。
咲-Saki-好きの読者の皆様は、次のチームの内どこが勝つと思いますか?


順番に、
先鋒
次鋒
中堅
副将
大将
という並びです。


1


はっちゃん
荒川憩


2
辻垣内智葉
清水谷竜華

エイスリン
石戸霞

3
真屋由暉子
ネリー
透華
松実玄
園城寺怜

4
セーラ

愛宕妹
池田


5
たかみー

穏乃
福路美穂子
なんぽさん

6
シロ

小蒔
姉帯
かじゅ


ついでに、私のドラフトしたチームはどこでしょう、という問題も出したい所でしたが……一目瞭然ですね(笑)

ます、私のドラフトしたチームの解説を。

一巡目は競合せずに獲出来る強者という事で、はやりんが最も戦いたくない優勝予想高校の有珠山で群を抜いて怪物であるというユキちゃんを指名(この時はまだ115局は見ていません。爽ちゃんが化物的な描写もありますが、それでも私はまだユキちゃん大将・爽ちゃん副将説を押しています。揺杏ちゃん可愛い)。
作中で照に勝ち得る高校生は、最高状態の姫様・ネリー・衣、全局リザベーションされた姫子、咲さん、そしてユキちゃん位のものだと思います。

二巡目では、照には圧倒された物の作中屈指の能力で、全国二位校エースであり、荒川憩さんや辻垣内さんと戦っても勝ち得る三年生園城寺怜さんを。
この辺の対決は普通に見たいですね。
ここは半ば予想通りだーはらさんと競合しましたが、じゃんけんで勝利を収めました。
代償に竜華を持って行かれてしまいましたが><

三巡目は欲しかった神代小蒔さんも獲られてしまったので、石戸霞さんも悩みつつの敢えての龍門渕透華お嬢様。
治水モード時には咲や衣、メガン・ダヴァンをも圧倒する隠れた鬼札です。

四巡目は説明不要、最愛の松実玄さんを。
実力的に数段劣る的な見方をされかねないですが、とんでもない。
二回戦と準決勝で後れを取った相手は全国チャンピオンと全国二位校のエースであり、しかもそのどちらもが能力的に相性が最悪という状況でした。
本来ならばそこにいるだけで堅牢な城塞であり、強力無比な大艦巨砲なのです。
個人戦ランキングで言えばベスト8は堅いでしょう。
そして、おもちのユキちゃんと龍の透華さんが同じチームにいる事で若干の補正も期待されます(妄想)。

五巡目はネリー・ヴィルサラーゼさん。
恐らくは臨海の大将を務めているであろう彼女。
臨海のエースは辻垣内さんだそうですが、前作『Fatalizer』からわざわざ登場している人物が弱くされる訳がない、というメタ予想。
多分安定しないけれど強力な能力の一つや二つはおもちでしょう。
準決勝大将戦ではユキちゃんと咲さんと共に化物一年生ズとして、第二次スーパーメゲる末原さんが見られる筈です。

オーダー的には、圧倒的怪物の二人を先鋒次鋒に置いてここでトばす布陣。
トばせずとも三人目の透華で盤石なリードを確保して、攻撃は最大の防御的な意味でもドラ支配で守備力の高い松実玄さんに繋ぎ、トドメに絶対に振り込まず相手の和了目も摘む事のできる園城寺怜さんに繋いで勝ち切る。
そんな我がチームですが如何でしょう。


この6チームでリーグ戦をして実際に闘牌するお話とか書いたら面白そうですね~。

先鋒は圧倒的王者照にどれだけ他が対抗できるか。
辻垣内さんVSセーラとかとても見てみたいですね。
比較的薄い次鋒戦はうちのネリーと淡のどちらが上かという勝負になりそう。
哩さんは何故姫子と一緒に獲られなかったのか(笑)
中堅はどこも強い選手が揃っていて一番見応えがありますね。
副将戦は、能力者揃いでキャプテンすら敵に回した池田がどう立ち回れるか。
大将戦はやはり怪物揃いで塞さんの疲労も半端じゃなさそうです。
うちの怜は常時発動型なのでずっと止め続けるのは相当難しいと思いますよっ(願望)。
正直咲さんには敵わなさそうですけれど……。


ハッキリ言えば、1のviewさんチームが反則的です。
照、咲、憩って!
はっちゃんも塞さんがいなければ相当ヤバいですし。
チーム内で孤立しそうな照のメンタルをケアする意味での総合力としての菫が若干見劣りする程度で、個人的には圧倒的にチート級の優勝候補だと思いました。

チームの雰囲気的な話では、「4は五月蝿そう」というのが満場一致でした(笑)

うちのチームはマイペースなネリー、ユキちゃん、怜に透華が突っ込んで、それ松実玄さんがたしなめる感じでしょうか。
良いチームです(確信)


そうして各人が、自分のチームの強さと愛をアピールする中、兎来に電流走る。


「今出た選手を除いて、更にもう一チーム作るドラフトをやりませんか?」


そして始まるセカンドドラフト!

大方の主力選手は獲られ、マイナーな名前も出て来ざるを得ません。
そんな中で、まだまだ眠っている隠されたビッグネーム。


あなただったら、ここから5人誰を獲るでしょうか?









そうして、セカンドドラフトで生まれたチームがこちら。


新井ソフィア
妹尾
森垣
ちゃちゃのん


安河内美子
鶴田姫子
古塚梢
末原
モモ

上重漫
ふなQ
亦野誠子
ワカメ


藤原利仙
対木もこ
松実宥
沢村智紀
雀明華

竹井久
鷺森灼
鹿倉胡桃
愛宕絹枝
花田煌

タコス
井上純
寺崎
のどっち
小走やえ



一巡目で宥姉を、二巡目で雀明華さんを獲れた事で、ほぼ満足。
全国一位・二位校を相手にしながらもプラス収支を崩さない圧倒的安定感の宥姉、そして風神(ヴァントゥール)の世界ランカー雀明華さん。
強さに関しては申し分ありません。

丁度、ネリーと雀明華さんに関しては、しののぬさんがこんな記事を書かれている通り。

【咲-Saki-】ネリーと明華は魔物なのか? (麻雀雑記あれこれ)

雀さんは残っていた面子の中では圧倒的に強いかもしれません。

又、本当はふなQが欲しかった所でしたが、競合してじゃんけんに敗北。
一人は対戦相手を分析してチームメイトに伝えられる人間が欲しい所だったので、代わりにともきーを。

藤原利仙さんは、九州では姫様と並ぶビッグネームで、全国的にはあの白水哩さんよりも有名な実力者。
きっと何かしらの能力持ちでしょう。

対木もこちゃんは、麻雀を始めて5ヶ月で東海王者となった、今後順調に成長していけば頂天を狙い得る才能です。
東海王者というのがどれ程のレベルなのかはハッキリとは解りません。
しかし、岐阜と三重はともかく、少なくとも愛知は東西に分かれた強豪県である事が解っています。
東愛知代表の津具高校は京都代表の八桝高校に1回戦で負けておりますが、西愛知代表は萌間(北北海道)・倉賀野(群馬)・郡浦(熊本)を破り2回戦進出。
ただ2回戦は白糸台と新道寺が相手という事で、敗北も仕方なしでしょう。
全国平均よりはやや上と見て、その中でたった5ヶ月でトップになれた訳ですから、そこらの県代表エースと同等以上の力は持っているであろうという事で、末恐ろしいです。



第二ドラフトで面白かったのは、のどっちが4巡目まで指名されなかった事。
松実館麻雀大会でも最後まで残った賞品はのどっちでしたし……

のどっちよりも亦野さんの方が早く獲られる位です。
寧ろ亦野さんは一巡目でも良い位だと思うのですが……


そして、その後は車内ではニワカに局地的なフィッシャー亦野誠子さんブームが発生。
「白糸台唯一の売れ残り」という可哀想な称号も、二周目で何とか払拭はされましたが結構後半まで余っていた事実。

何とか亦野さんを一巡目に指名させるドラフトが行えないか!?
知恵を絞り「極限状態の無人島で遭難した際に、生還する為のパートナーに欲しい人」というテーマが発生。

そして、
「穏乃」(サバイバル力が高そう)
「衣」(GPSでハギヨシが駆け付けてくれる)
「洋榎」(嫁だから)
といった回答が席巻。

何でですか!
亦野さんなら魚を釣って来てくれますよ!

私も松実玄さんを危険な目に遭わせたくないので穏乃と答えましたけど。


仕方なく「一緒に釣りに行きたいキャラ」というテーマが拵えられても尚、名前の挙がらない亦野さん。

どうにか、どうにか亦野さんが一巡指名されるランキングはないものか……


そこで稲妻のような閃きで生まれたテーマが「二軒隣に住んでいて欲しいキャラ」。

「亦野さん」(釣って余った魚をお裾分けしてくれそう)

というあまりにもあんまりな即物的理由で、漸く一位指名を獲得。

皆、もっと亦野さんを愛しましょう!(松実玄さんしか視界に入れずに)


その後の「お嫁さんにしたいキャラ」でも
「(竹井)久」
「え? フィッシャーですか(難聴)」
「違う‼(笑)」
といった一幕がありつつ。

嫁ドラフトでは
松実玄さん
清水谷竜華さん
石戸霞さん
野依理沙さん
真屋由暉子さん
と、神代小蒔さんと福路美穂子さん以外は理想のメンバーが集まったので重畳です(^-^)


しかし、その気になれば「最強の高校生チーム」ドラフトは3周目もいけそうですし、改めて『咲-Saki-』という作品が如何に魅力的なキャラの宝庫か思い知らされました。

『シノハユ』でもまたすばらなキャラが出て来そうですしね。
咲-Saki-は豊か!



長々と続いた吉野町夏祭2013夏紀行のレポートもこれにて終了です。
長らくお付き合い頂きまして有難うございました。

次はまた月末に(^-^)(近いっ)

地球戦争2巻

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地球戦争 2
小原愼司

大英帝国、ドイツ、フランス、中国…世界中。
全ての場所で。


既巻紹介 1巻70点


舞台は19世紀のロンドン。
突然どこからか襲来し、町や人を謎の三本足。

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そんな中で出会った孤児院で育ち盗みで日銭を稼ぐ主人公オリバーと、名家のお嬢様アリスの生存と逃亡と戦いを描いた物語。


やはり、印象としてはハウス名作劇場+SFという感じです。
孤児院の皆のやり取りが強くそう感じさせる要因ですね。
しかし、19世紀ロンドンが舞台のハウス名作劇場作品ならば普通に納得が行きますし、独特の浪漫も感じますが……
そこに人類を脅かす謎の存在が襲来、という取り合わせはなかなかの珍味です。
それだけに好きな人には堪らないかもしれませんね。


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オリバーが出会う青年グレイヴは、この時代で大きな野望を抱く人物。
しかし、オリバーはそれに同調するも、生まれと育ちの違うアリスはその望みに狼狽。
果たして、二人の今後はどうなって行くのか――


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そして、オリバーを巡るアリスとルーシーの三角関係も見所の一つ。
ルーシー可愛いですね。
病弱少女風の外見ですが、貧民として強かな面を持っているのもまた魅力的。

今巻はちょっぴりSF成分が減って人間ドラマ成分が濃くなった印象です。
個人的好みとしてはもうちょっとSF色があった方が嬉しいですね。


そして、今巻も巻末が異様に充実しています。

今回は「日本で一番小原さんのマンガが好き」と豪語する石黒正数先生と、スピリッツの編集さんを交えての鼎談が掲載。
これが超特濃です。
石黒先生、小原先生、トニーたけざき先生のそれぞれのネームの切り方やその作業に対する思い、デジタル作画についてなどが『それ町』や『外天楼』といった作品に詳しく言及して語られて行きます。
石黒先生がこさえた『それ町』の年表のお話なども。
この対談は、石黒正数先生ファンは必読ですね。
「『ジョジョリオン』の定助のフィギュア買いに行かないと!」と言った、趣味領域のことまで熱く語られます(笑)


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更に、この『地球戦争』で印象的な、各話の銅版画風見開き絵のメイキング漫画も巻末に。
このトーンもコミスタだったんですねえ。
とても興味深かったです。


1冊で二度美味しい単行本。
少年少女の冒険譚に興味が有る方、石黒先生ファンの方にお薦めです。


70点。

咲-Saki-阿知賀編ポータブル千里山女子プレイムービー感想

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※阿知賀編コミックス派の方はネタバレになりますのでご注意を。






超絶楽しみにしている咲-Saki-阿知賀編ポータブル。
松実玄さんのSPしおりが配られるであろう、奈良での体験会はいつ行われるのか。
戦々恐々としている今日この頃です。
大阪での体験会も告知は開催2日前だったので、油断なりません。
もし11日に橿原で行われるなどと云われたら、有明で阿知賀編お疲れ様本を買ってその足で新幹線で片道5時間程の時間を掛けてギリギリ終了間際に滑りこむ形になります。
どうか平和であって欲しいです……。


http://products.alchemist-net.co.jp/products/saki-A/

という訳で、公式サイトにて千里山女子編のプレイムービー(というかほぼ怜竜ムービーですが・笑)が公開されました。


これを見て思ったことが幾つか。


1.怜がとても弱くなってる!
ご存知、一巡先を見る能力のある怜ですが、今作では一巡先の自ツモのみを見れるようになっているようです。
つまり、相手の捨て牌などは解らない!
更に、相手が和了していた時にはその和了形まで見える描写がアニメではなされていました。
何という事でしょう。
公式戦で照以外に一度も振り込まなかった怜ですが、恐らくこの能力だけだと簡単に振り込んでしまいますね……
リーチをかければずらされない限り必ず一発ツモという強みは残っていますけどね。
ハッキリ言いましょう。
この怜なら松実玄さんは圧勝できる!!(笑)
「次順で阿知賀がツモるから、ここは鳴いて妨害や」的な打ち回しはできないのですね。
新井ソフィアさんが怜相手にプラス収支だと一部で話題ですが、あれは私が思うに松実玄さんへ親被りさせる形でわざと怜が親倍辺りをツモらせたのではないかと思います。
2回戦では、他校は特に障害になる打ち手はいないので徹底的に阿知賀マークしていた感じですからね。
ただ、怜ファン視点からするとちょっと残念でもあります。


2.枕神怜ちゃんも微妙に変わってる!
漫画版だと、怜ちゃんはまずその局が和了できるかどうかを教えてくれて、和了できる場合はそこに至るまでの捨て牌の順番を教えてくれました。
しかし、このあちぽたでは、手牌の最終形が解るという能力のみに変化。
これは完全に『兎-野性の闘牌-』のチャップマンと同じですね。
『兎』のゲームで同様の能力が使えました。
回数制限に関しては言及されなかったので、何度でも使えるっぽい点を含めれば、プラマイゼロな感じでしょうか。


3.竜華の和了一枚絵が!
お馴染みの、和了時の描き下ろし一枚絵ですが、竜華の絵……
絶対領域が無くなっています!
これは由々しき変更点ですよ!!
あれですかね、怜ちゃんが竜華の生ふとももを所望したんですかね……
それなら仕方ないですけど。


しかし、やはり役読上げは良いですね(^-^)

PR: 千代田区、千鳥ケ淵。この地にふさわしい邸宅を。

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半蔵門駅へ徒歩約7分。三菱地所レジデンス「ザ・パークハウス グラン 千鳥ケ淵」

GGXrd ロケテストレポート カイ1プレイ雑感

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ギルティギアシリーズ待望の最新作「GUILTY GEAR Xrd -sign-」。
そのロケテストが、本日から4日間秋葉原のクラブセガで行われるという事で、シリーズの死ぬ程のファンである私は謹んで仕事の合間にエレガントダッシュして来ました。

そして、長年の愛キャラである、今回はポニーテールになったカイを使用してきました。


ワンフロア貸切て対戦台は13台もあるので、対戦待ちは10分もない程度。
4台のワンプレイ台は、3Fの階段途中まで伸びていて、一人10分位とすると3時間前後位でしょうか。


対戦台は三連勝制限。
1,2Rは暗黙の了解でお互い挑発でゲージ溜めしてからの擬似プラクティスモードで3R目はガチンコ勝負。


という訳で色々雑感を。

・派手!
画面を見て思ったのはまずこれ。
第一報で2Dから3Dになると聞いた時は正直不安と落胆がありました。
GG2みたいな全くの別ゲームなら兎も角、ギルティは2Dで良いのに、と。
しかし、蓋を開けてみればプレイ感覚は完全に2D格闘!
しかしながら、3Dモデリングされたというキャラは普段はいつもの2Dギルティっぽく、ダストや覚醒の時は非常に派手な3D映像に切り替わります。
戦闘突入前のデモ含め、美麗で格好良いです。
メイのクジラさんとか凄かったですね。
新作感はかなりあり、プレイヤーのテンションゲージは金色になってました。

・対戦前のムービー
3D映像でとてもカッコ良いのですが、そこでカイが「封雷剣がなくてもガッカリはさせない」的な言っていました。
封雷剣が無いという事で、GG2との繋がりが匂わされます。
丁度ソル戦だったので、特別演出でしょうか。

・殆どの通常技は従来通りの使用感
PKSHS、2P2K2S2HS2DはほぼAC+Rと変わらず。
HSはCHでよろけの代わりに膝折れダウンでかなりの有利時間に。
6HSは旧ver、今の3HSに戻っていました。

・必殺技
必殺技の使用感も従来の物は変わらないですね。
S系統からディッパーが繋がるのが嬉しい所。
しかし、グリードセバーからの拾いがソル相手にどの距離からも近Sが繋がらず。
Pでも拾えず、立Kなら辛うじて拾えました。
また、判定的には足元まではない感触でした。
めくりセバーは厳しい?

・新技
Dでグラインダー設置。
体感的に、ACの十字架を置く位。
ダストアタックはどうなるのかと思ってましたが、相手の距離が近いとダストが出る模様です。
そこにスタンエッジを当てると、超高速のビームのような形でスタンの射線上に多分端まで攻撃判定が出ます。
空Dも空スタンを当てると、その起動の延長線上に地面までビーム。
単体で攻撃判定がある時もあり、十字架のように使えた所もあったんですが、発生直後だけ攻撃判定とかでしょうか?
ACまでのJD同様、複数設置は可能でした。
セイクリッドエッジを当てると強力なビーム。
又、2Dの後にDかで前にベクトルのかかる技でグラインダー設置しながら攻撃。RCすれば拾えそうでした。



・RCといえば
今回はあらゆる行動がRC可能なようで。
スタンエッジも普通にRCできました。
そして、RCの後は自分以外の時間がゆっくり流れるように。
最初は演出もあって戸惑います。
投げRC後は2HS>JS>JS>JHS>VTのエリアルが普通に入りました。
最後を空中ライドに変えて、ミリアに100%で4.5割といった所。

・ソルのドラコンインストールが完全に悪魔変化

・ミリアの6Kは相変わらず見えない(笑)

・ミリアの新覚醒は面白そう

・ダッシュでテンションゲージが溜まらない
今までのようにグングンと溜まって行きませんません。
かなりゆっくりで、1秒で5~10%位?
CPU対戦で調べ物する時にちょっと大変そうですね。

・背景は小物にロケテスト専用の表示が

・プレイ後はアンケートも
「ネットワーク機能の他に付けて欲しい機能」
「欲しいギルティグッズは」
「出して欲しいキャラは」
などの頭を悩ませる設問も。
裏面の感想・要望欄には、シリーズのストーリーについてなどを含めビッシリと埋める位に記入しておきました(^-^)

・ゲームスピード
PVで見てかなりもっさりに感じましたが、プレイしてみると思った程は遅くもないかな、と。
でももうちょっと速い方が個人的には好みです。
チップ使えって話ですね!


photo:03

アンケート記入後にはソルかカイのうちわ配布が。


photo:04

期間中にまた行ければ良いなと思います。

小説ファイナルファンタジー零式 月島総記

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小説 ファイナルファンタジー零式
月島総記




PSP用ソフト「ファイナルファンタジー零式」の公式ノベライズ作品。
著者は、「ルートダブル」「リベリオンズ」の月島総記さんです。


いやあ、素晴らしいノベライズでした!
文章の安定感は最早言うに及ばず。
FF零式という物語を、これ以上ない形で描いた小説化と言って良いのではないでしょうか。

私は、FF零式を今の所21世紀最高のFFだと思っています。
キャラクター、物語、世界設定、システム、音楽、やりこみ要素……
どれを取っても一級品です。
それでも、世間的には賛否両論あります。
高めの難易度はライトユーザーには辛い部分があるのは確かですし、「ファブラノヴァクリスタリス」構想の一翼を担う作品として考えると繋がりが不明瞭だというのも解ります。
ハード過ぎる世界観が受け入れられない、という話も聞きました。

しかし、そのどれもが私にとって作品価値を大きく減じる物ではありませんでした。
それ以上に、涙を流して見届けたエンディングや、最強の敵を倒して得た感動が忘れられません。

唯一、物語の見せ方への批判だけは首肯できる部分がありました。
ゲームという媒体であるが故に流れる時間はコントロールできず、結果として多少不自然だったり説明不足に感じたりする所も。

そういった不満を持った方にこそ、この小説はフィットすると思います。

この小説は作品世界を非常に上手に補完してあり、ストーリーや世界観の純然たる流れを追える作りになっています。
そして、改めてこの作品の真なる強度を確認できます。

何でも、筆者の月島さん自身が久々にどっぷりとゲームにハマったのがFF零式であり、作品愛が込められているようです。
豊かなキャラクターの掛け合いを見ていれば、その事は自然と伝わって来ます。

原作には無くともく、実に0組の彼ららしく、彼らならこう言っただろうなぁと納得させられる会話が満載で、本当に素晴らしい補完です。
個人的にはエースとイザナ、ナインとサイス辺りのエピソードが大好きです。
月島さんは、今作の執筆を通して、キャラ単体ではなくキャラ同士の掛け合いを通して引き出される魅力を学んだそうで、それはありありと「リベリオンズ」に活かされていたなぁと感じました。

そして、この作品が素晴らしいのは、原作をプレイした人が単にストーリーを追体験するだけに止まらない楽しみを得られる事です。
月島さんの作品において常に大きな意味を持つアレが今回も……。

原作ファンとしては、まず原作をプレイしてから小説に入って欲しいと思いますが、或いは小説を読んでから原作に入って行くのも大いにアリだなぁ、と。

ここまで優れたゲーム作品のノベライズは、幼少期に読んで思い出補正が掛かっている「ドラゴンクエスト」のノベライズ位ですね。

とりあえず、読んでいてもう一度FF零式をプレイしたくなる事頻りでした。
FF零式を好きな方は必読と言えるクオリティですね。

月島総記先生への畏敬を深めるには十分でした。


85点。


photo:01


という訳ででもないですが、明後日はエースのコスをして来ます(^-^)

松実玄さんを守る聖戦1日目

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21世紀で最も暑い日と言われた昨日。
愛する者を護る為の戦いに身を投じて来ました。


今回は大階段封鎖、エスカレーター臨時通行止め、自販機が完売尽くし&大行列でままならない水分補給など様々な苦難に遭い、苦戦を強いられながらも……

photo:01

無事に守るべき物は守り切れたので、大勝利。

クインテッドさんは着いた時既に1限でしたけれど、何とか両方買えて良かったです。

PSPの栞阿知賀5枚セットも無事入手。
ブースで流れていたPVは、公式サイトで公開されている物と同じでした。

阿知賀編完結記念合同本は、想像を遥かに超えて松実玄さんが豊富な一冊で、他のキャラも皆魅力的に愛を込めて描かれていて余りにすばらなので、今日買い足したいです。


photo:02

ばいしもさん(妥当麻雀界ブログ)の、松実玄さん何切るも、今回はしっかり生で拝む事が出来ました。



しかし、本当に暑さは酷かったですね。
数多の聖戦を潜り抜けて来ましたが、倒れて運ばれて行く人を見掛けた数は今回が圧倒的。
救護室は満杯で野戦病院のようになっていたという話です。
愛する者を守る戦いは、正に命懸け。


photo:03

帰りはほむらちゃんとまどかのお見送り。


photo:04

この辺にも咲-Saki-を感じてしまう末期症の今日この頃。



吉野でのスタンプラリーも始まり、なかなかにすばらな模様ですね。
私が行くのは8月31日になるでしょうか。楽しみです。



今日は、さぎもりレーンズの咲-Saki-阿知賀編お疲れ様本を全力で保護しに行きますが、果たして始発で間に合うか……

いざ、戦いの時です。

松実玄さんを守る聖戦 2日目

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今回の聖戦は変則的で、通常ならば金土日開催の所が土日月開催となっており、いつもならば一番過酷な3日目に当たる部分が今回は2日目にシフトしている形。
故に、文字通りの天王山でした。

しかも、よりによってその2日目に発売されてしまう今回の最大目標が、サークル名「さぎもりレーンズ」。
咲-Saki-阿知賀編のアニメ版スタッフによるお疲れ様本です!
会場限定販売で委託も無しと、なかなかのなかなか。

前回のコミケでは、アイドルマスターのお疲れ様本がコミケ史上最長列を叩き出したのも記憶に新しい所。

果たして始発で行って買えるのか……
大いに不安を覚えながらも、運命と愛の導きを信じて1時間睡眠で再び地獄の戦場へと舞い戻るのでした。


photo:01


オレンジ色の朝日が、有明の海の上に浮かぶ時間帯はまだ楽なもの。
8時近くになった辺りから、太陽がその攻撃性を剥き出しにし、戦士達の体力と気力をガンガン削って行きます。

過去10年以上聖戦に参戦していますが、間違いなく今年は一番過酷でした。
何でも、昨日は観測史上初めて東京で一日中30度を超えたとか……

太陽の熱と地面の照り返しの熱、そして密集する人の熱。
一分の時間が経過するのを待つ事すら大変に辛い環境下。
更にそこに加わる独特の瘴気にも蝕まれ、待っている間に人がどんどん倒れ戦線離脱していく地獄絵図。
この2日間で、ダウンした人や運ばれて行く人を何人見た事でしょうか。

予防しようにも、飲み物は売っておらず、補給路は絶たれた状態。
己が携行分を上手く分配してやっていくしかありません。
もし冷えたスポーツドリンクの行商が待機列に現れたら、大繁盛間違い無しでしょうね。

流石の私も、2日で3時間の睡眠不足状態でのこの暑さは堪えました。
朦朧とする意識……
点滅する視界……
身体感覚が剥落しそうでした。
しかし、落ちそうになる度に心の中に松実玄さんの像を結び、体に喝を入れるのでした。

8時から10時の120分、7200秒は無限とも思える辛さでしたが、愛と気力だけが友達となって何とか持ち堪えられました。
もし神がいるのなら、逆境にあって尚前を向く者を好きでいてくれる筈!

既にサークルチケット組は列に並んでいるという情報を得ながら、開場した聖戦場で鉄火場を目指しました。

外周に列形成されていると聞いたので、練達としての経験を生かして最短距離を歩き抜け(※コミケで走ってはいけません)、松実玄さんの導きを感じながら最後尾に到着。

最初三限だったものが一限になっていると聞き、積まれた在庫の数が気になりましが……

長年の経験から、並んだ瞬間に「これは買える」と直感!














photo:03

見事に買う事が出来ましたヽ(;▽;)ノ


一度は前線から退いた身。
しかし、咲-Saki-阿知賀編の到来によって再び戦場へ返り咲いたこの老兵。

お疲れ様本を読みながら飲むお酒はさぞ美味しい事でしょう。


その後は松実玄さんが描かれている全ての本を押さえる昨日と変わらぬ責務を全うしました。

吉野に行く時のお土産も盤石に購入。


そして、会場の片隅のベンチで一息つき、待ち切れずに早速お疲れ様本を鑑賞。

ああ……

これはいいものだ…………

煉獄の焔に灼かれ続けた苦行の辛さも、描かれた松実玄さんの笑顔によって一瞬で昇華。
全てはこの時の為にあったのです。
実に本全体で15の松実玄さんの姿が見られ、心安らかな気持ちになりました。
特に大田謙治さんの松実玄さんはすばらでしたよ……。
橋口隼人さんの集合絵も、植田和幸さんのそのチョイスも、沈宏さんの悪戯っぽい感じも、青柳隆平さんの太モモ賛歌も、すべてがすばらっ……!

他にも、すばらなすばら先輩や宥姉、小走先輩に安河内さんなど盛り沢山の内容。
しかし、哩さんが好きだと言ったら人妻好き認定されるとはどういう事なのか(笑)


その後、完売して一段落している様子のさぎもりレーンズを再び訪れると……


photo:04

列途中札を頂けてしまいました!ヽ(;▽;)ノ

こんなもの欲しいの?的な雰囲気でしたが、松実玄さんの印刷されているあらゆる物を蒐集している私ならずとも、阿知賀編ファンなら欲しいですよね。

一応全話平均20回位鑑賞している身なので、阿知賀編ファン代表として貰うのには恥じないかなと思い、謹んで頂きました。

あったか~いスタッフの方々には、改めて厚く御礼申し上げます。



本当は15時からの無料配布しおりを貰い受けに行く予定だったのですが、前日に一応最低限は確保してあり、それ以上に気付けば体が想像以上に悲鳴を上げていて倒れそうだったので、誰かに迷惑を掛けない内に早々に戦場を離脱しました。


幸い、休んで元気は取り戻したので、3日目も奮戦して来たいと思います(^-^)

海月と私1巻

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海月と私
麻生みこと

公式サイトで試し読み可能です。

『路地恋花』の麻生みこと先生待望の最新作。
『天然素材でいこう。』以来の麻生先生ファンとしては、最早裏切られる心配をしない期待感を以って敢えて試し読みもせずに本文を読み始めました。

結果。
思わず「良い漫画だぁーーー!」と叫びたくなる、流石の麻生みこと節でした。
素朴な田舎料理のように、派手さは無いのですがしみじみ沁み渡って来ますねえ。


周りに何もない、鄙びた海沿いに立つ民宿「とびうお荘」。
次の春の廃業までに臨時で住み込みの仲居を募る主人。

photo:01

そこに現れたのは、まるで場違いな美人の岩松梢。
身元も解らず、身一つでやってきた正体不明の海月のような彼女との日々が始まる――


無骨な板前経験のある主人とは裏腹に、華がありフランクでお客さんや近所の人にも人気の梢。
つかみどころがなく、透明で何色にも染まらない雰囲気のある彼女。
本名かどうかも定かではないですが、とても魅力的に描かれます。

photo:02

その彼女の実直な態度や物言いが、お客さんや主人の心に様々な影響を与えていく様が実に温かく豊かに描かれて行きます。

友人と女性を巡って争う若者、同年代ながら社内での立場が変わり片方が窮地に立たされた壮年男性達、老教授と若い美人の助手……

田舎の民宿の落ち着いた雰囲気の中で営まれる様々な人間ドラマに、気付けば目が離せなくなっています。


個人的には、遺骨を海に撒くために行う現実的な営為のお話は、とても興味深く読みました。
「お墓を作らず骨は海に撒いて」というのも、それ程簡単なお話ではないのだなあ、と。


『路地恋花』共々、実写化されておかしくないクオリティです。

次巻は来年4月だそうで……
うーん、待ち遠しすぎますねぇ(笑)

先生のファンは勿論、対象年齢が高めの叙情的なドラマがお好きな方には男女問わずお薦めです。


75点。

パシフィック・リム 感想

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photo:01



この一月で、途轍もない想いの込められた手紙のような映画を二本観ました。

片方は、宮崎駿監督の遺書と言ってもいい「風立ちぬ」。
そして、もう片方は、この「パシフィックリム」。
何という熱烈な、世の名作群へのラブレターでしょうか。


私は2D字幕版で鑑賞。
名古屋では、3Dに加え、風・水・煙・振動などで更にリアルに体験できる劇場もあるようで、気になります。

日本文化をこよなく愛するギレルモ監督の最新作。
どれだけ監督が日本を好きかについては以下のようなまとめがなされていました。
http://togetter.com/li/530649

怪獣と巨大ロボット。
鋼鉄、咆哮、破壊、誇り、愛、魂。
あらゆる浪漫に塗り固められた、趣味全開のこの映画。
ビルや車が圧壊されて行く所から武装の一つ一つに至るまで、笑みが浮かびっ放しでした。
カットの描き方から人物・怪獣の名前まで、ありとあらゆる部分にニヤニヤポイントが満載です。

細かい事は抜きにして、見終わった直後の今は圧倒的なエンターテインメント作品を堪能した満足感、そして燃え上がるパッションに溢れています。

私の隣の女性はハンカチで目を押さえる一幕も。

宮崎駿監督にせよ、ギレルモ監督にせよ、自分の好きな物を好きなだけ詰め込みやりたい事を忌憚無くやってみせる姿勢、そしてその上でこれだけの物を提供してみせる所に凄みと敬意を感じずにはいられません。

創作者、或いは日本のサブカル作品に親しんで来た人ならば、見て損のない作品でしょう。

是非、字幕の最後まで堪能して欲しいと思います。


85点。


余談ですが、今日本で最も勢いのある漫画『進撃の巨人』の主人公であるエレン・イェーガーの名を冠している事も面白い符号です。
正に「獲物を屠るイェーガー!」な作品でした。

あと、日本の看板の「由美子剣店」や「萌健太ビデオ」などの胡散臭い感じがまた堪らなかったですね(笑)

2013年8月下旬新刊チェック

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16日
ベイビーステップ 27
七つの大罪 4


17日

19日

20日

21日
幻想大陸 完全版

22日

23日
24日

26日

27日

28日

29日

30日



お盆の休みが明ける明日はいきなりマガジンとサンデーによる超攻勢。
『君のいる町』
アニメが好評放映中の瀬尾公治先生は『harf&harf』1巻も同時発売です。

21日には、『幻想大陸』の完全版。
「ギャグ王」という雑誌を知っている人間からすれば、タイトルだけで涙が流れそうな作品です。
『レヴァリアース』に続き『刻の大地』も完全版が出るようですので、夜麻みゆき先生ファンは要チェックです。

『テラフォーマーズ』に『俺物語!!』という、このマンガがすごい!2013の1位コンビも今月は発売で豪華ですね。

23日には『ヒストリエ』待望の8巻が!
世界が待っていました!

24日は魂の『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』最終6巻が満を持して発売。
粛々と10冊ほど買います。

今月はマーガレット、フラコミ、花ゆめが大作揃いな感じを受けますね。

27日は『黒執事』17巻。
昨日、丁度劇場版の予告編を観ましたが……

漫画家生活30周年を迎えられた清水玲子先生の『秘密』は新シーズンに突入。
ダントツに面白い近未来SFサスペンスですので、触れてない方は是非。

29日は、何と『鞄図書館』の2巻が!
何年ぶりでしょうか!
個人的には大好きな作品ですので、とてもとても楽しみです。

30日は、今私が最も推している『キーチVS』完結巻、そして『花もて語れ』9巻も。
更には『I【アイ】』もあり、大変に熱い月末です。

そして、注目の一巻としては野田彩子先生の『わたしの宇宙』。
試し読みがありますので、とりあえずそちらをどうぞ。
http://www.ikki-para.com/tameshi/watashino/index.html
某裏サンデー作品のような感じの漫画です。

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惑星9の休日 青いサイダー

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こんな清新なる才能を目の当たりにした時こそ、漫画読みである幸せを噛み締めます。


惑星9の休日
町田洋

うまく説明できないんだけどその時
この瞬間は永遠なんだ、と思った



町田洋先生初の単行本となる今作。
連載なしで、描き下ろしの単行本デビューというのは割と珍しい形ですね。
しかし、これだけの才能であればそれも必然であると思いますし、この判断を下した編集さんは素晴らしいと思います。


辺境の小さな惑星9。
その星の人々の日々の営みを描いた、連作短篇集です。


[photo:01]
表題作の「惑星9の休日」。
恒星への公転に対し、垂直に自転しているこの星にある「永久影」。
その中で、時を止め二度と動くことのないまま固まってしまった街。

そんな、心惹かれるモチーフからこの一冊は始まります。


photo:03

SF色の強いガジェットが登場するお話から


photo:04

夢幻のようなお話まで。

しかし、環境は変わっても人は仕事をし、〆切に追われ、映画を愛し、散歩を愛し、アイスクリームを愛し、誰かに恋をして生きていく……
本質的には大きく違うことのない、されど細部の異なる、人間の生活のディティールが面白いです。


様々な読み味のお話がありますが……

個人的に最も好きなのは「衛星の夜」。

photo:02


衛星である月が惑星9から離れる夜、一人の男がグラスを傾けながらとある思い出を語る。
彼はあの月に降り立ち、死に掛けた事があったという――

これは『火の鳥』の未来編へのオマージュだと感じました。
彼女の放つ5文字のセリフの圧倒的な切なさが堪りません。
『沙耶の唄』も思い出しましたね。
コズミックホラーならぬ、コズミックグリーフを感じます。
スケールの大きい中で描かれるこういったお話は大好きです。


日常系SF、少し変わった作品、ニューウェイブ系、センス溢れる新人の作品が読みたい方にお薦めです。
市川春子さんが好きな方には、似た物がありますので特に強く推薦できます。(『宝石の国』の紹介も書かねば)。

ちなみに、祥伝社さんですので、書店で置いてあるとしたら女性向けコーナーだと思います。


75点。



そして、上記短篇集の発売二日後、つまり昨日、電脳マヴォで町田洋先生の新作が公開されました。


「青いサイダー」
http://mavo.takekuma.jp/title.php?title=32

これがまた、掛け値無しに素晴らし過ぎる短編です!

上記の『惑星9の休日』もとても良かったですが、個人的には輪を掛けてこちらの「青いサイダー」が気に入ってしまいました。

この作品を語る言葉を紡ぐには、かなりのエネルギーを要します。
それだけ、様々な意趣が凝らされた意欲作であり、生半可な形容では追い付かないのです。

この作品に関しては、またじっくり別で語りたいと思います。

取り敢えず、Web漫画で無料で読めますので、マンガ好きの方は読んでみて欲しいと思います。


80点。

近い内に、また町田洋先生の作品が電脳マヴォで紹介されるようですので、注目です。

話題の小学館ビルに行ってきました

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御茶ノ水での用事を済ませた私は、感じていました。
あそこに行くべし、という神の引力を。


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今、大きな話題を呼び、メディアでも取り上げられた小学館ビル!


photo:03

数十年の歴史に終止符を打ち、移転となった小学館。
その取り壊すビルに、漫画家達が集って壁にラクガキを行ったのです。

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そのラクガキを見んが為に、小学館ビル前は凄い人集り!


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新旧様々な作品のキャラが大集合!

こんな物を見せられて、熱くならない漫画ファンはいません‼

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内向きにガラス窓に描かれている絵の中で、一人外を意識して描いてあるピョコタン先生(笑)

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噂のきしべろはんも肉眼で確認!
会社は違いますが、細かい事は気にしないッ‼


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ケンジに滝沢キックをかます滝沢‼(笑)
贅沢なコラボ過ぎて変な声が出ます。

余談でしたが、先日のNHKれんまんでの藤田和日郎先生VS島本和彦先生は尋常ではない面白さだったので、またやって欲しいですね。


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隙間から、ビル内に描かれたラクガキも垣間見られたのですが……

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やはり気合の入ってるピョコタン先生(笑)

しかし、その言葉通り……

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この壁の豪華さ、圧巻ッ……‼‼

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これは壁ごと欲しくなりますね……!


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最初は予定になかったそうですが、公開期間延長と、更にビル内の1Fを24・25日限定で一般開放して下さるようです!

これは漫画好きであれば行かない理がないですね!


それにしても、老若男女関係無く皆が漫画家の先生方の描いたキャラクター達のラクガキを見て楽しみ談笑し、記念撮影している姿に、一人の漫画好きとしてとても嬉しくなりました。

この熱は、時代が移っても不変であろうなと思った日の事。
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