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海の事故を減らすため、気象・海象情報の入手や出航前点検等のポイントについてご紹介

そろそろ新連載の咲-saki-情報が出る頃なので色々予想と願望を述べてみませう

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新しい咲の情報が出るビッグガンガン発売まであと2日……
そろそろ、最速フラゲした人からの情報が流出する頃でしょう。


という訳で、何が来るのか判明する前に、私なりに予想してみましょう。
当たるも八卦当たらぬも八卦。
寧ろ、外れた妄想から二次創作を生み出すのも良いかもしれません。


予想1 咲-Saki- 個人戦編
割と無難で有り得そうなのが、個人戦編でしょう。
個人戦全国二位の荒川憩さん、神代小蒔さんに完封されたとはいえ、全国に名を轟かす藤原利仙さん、静岡1位の百鬼藍子さん、千葉MVPの霜崎絃さん。
麻雀を始め5ヶ月で東海王者になった対木もこさんは出場していないようですが、阿知賀女子達と特訓したこれらのメンバーは皆、一度きりで消えるのは惜しいキャラばかり。
加えて、我らが奈良県個人1位の小走やえさんもいます。
そして、和と咲、キャプテン、姫様にはっちゃん、照、辻垣内さん。
役者は揃っています。

ただ、これを始めるに当っての最大の難点としては、日付的に団体戦決勝の後の話になるので、どうしてもそこに言及しないように話を作るのは難しいこと。
従って、あるとすれば本編が団体戦決勝を終わった後にやるか、あるいは各都道府県代表戦を描くといったアプローチも有り得るでしょうか。
特訓メンバーの能力とか知りたい所なんですけどね~。
サイキッカーっぽい百鬼さんや、もこちゃんとか気になって仕方ありません。


予想2 咲-Saki- プロ編
いわゆるドカベン的な(それだと咲達が加齢してないと駄目なんですけど)。
プロリーグの激闘編ですね。
プロ麻雀カードせんべいなどで、幾つもの地方チームの存在が明らかになっています。
高校生レベルを超えた最高峰のプロ雀士同士の戦い、見てみたいですよね!
最近になって、はやりんこと瑞原はやりプロ、戒能良子プロ、野依りさプロなど、魅力的なプロがどんどん登場しているのも一つの伏線なのかもしれません。
流石に、大沼プロのいるシニアリーグ編は大穴過ぎるでしょうね……(笑)
大沼プロ検定まで作った大沼プロファンの身としては、大沼プロの闘牌も見てみたいですけれど。


予想3 咲-Saki- 海外編
個人的に、結構有り得そうだと思っているのがこれ。
ブルーメンタール姉妹やニーマンという、ドイツの強豪の名前が本編では出ていました。
そして、現在本編で戦っている臨海女子は、海外留学生も豊富。
風神の異名を取る雀明華さんなども含め、海外勢のストーリーを描いておくのは、
来るべき咲達の世界戦に向けた意味もあって大いにアリかと思います。
また、我らが小鍛治健夜プロは世界ランキング2位まで上り詰めた訳ですが、恐らく1位はドイツの選手なのではないかとも予想しています。
世界1位の雀士とはどんな打ち手なのか?
その辺りも含めて明かされるのではないかという期待もあります。
メタ的な予想では、小林立先生が取材に行ってお怪我するような場所はもしや海外ではないのか、という所と、一方で日本が好きそうな立先生なのでそこまでは行かないかな、という鬩ぎ合いが。


予想4 咲-Saki- 有珠山編
最新話を見るまでは割とあり得るかもしれないと思いましたが、最新話で陣容が明かされたことで可能性は低まりました。
しかし、ユキちゃんや爽ちゃん辺りはかなりの力を秘めていそうですので、その辺りを補完する意味でないとは言い切れないですね。


予想5 咲-Saki- オムニバス編
特に主人公を設定せず、毎話中心となる人物や高校を変えて送るサイドストーリー。
この形式なら、例えば去年の衣だったり、九冠に挑戦するすこやんだったり、ちゃちゃのんでもなんぽさん、多治比さんでも描き放題です。
あるいは、各キャラの幼少期、麻雀との出逢いを順番に描いていく、なんていうのもアリかもしれません。
咲日和のように、次は誰が、どこが来るのかという楽しみもあります。
キャラが豊富で幾らでも描ける部分はありますしね。


予想6 咲-Saki-ファンタジー編
カバー裏や設定資料集でもお馴染みの、もし咲キャラがRPG的世界に行ったら。
そういえば、夏コミに出されるアニメスタッフのお疲れ様本も、RPG的風のようです。
松実玄さんの新絵に私はテンションがとても上がり……という話はさておき。
おまけから一気に連載へ、という展開ももしかしたら……?



ここまでは割と真面目な(?)予想です。
最後に個人的な希望を。


願望1 咲-Saki-松実編
設定資料集のインタビューで述べられていた、未だ明かされていない「松実姉妹の秘密」に迫る、松実姉妹誕生秘話を描いたストーリー。
松実露子さんの名前の由来も明かされたり。
単なる願望ですが、阿知賀編でもトップを争う人気かつ出番も多かったキャラクターなので、可能性がゼロとも言い切れないでしょう。


photo:01

Safariでいつも松実玄さんが見えるようにしているこの画面だと、主人公だけが見えず恰も松実玄さんが主人公のように見えます(笑)

あ、でも逆にアンチヒロインな五十嵐あぐり先生の場合、ヒロインになってしまうとダメかもしれませんね……


などと、幸せな事を暑さの中で考えて生きている今日この頃です。



何にせよ楽しみ極まりありません(^-^)

渋谷 大漁まこと 雲丹まみれつけ麺

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モアイのある渋谷駅の南口。
バスターミナルの向こうの路地裏にこのお店「大漁まこと」はあります。

photo:01




ここのメニューは、魚介系ならぬ魚介そのもの系!

photo:02

photo:03

海の幸が好きな人には堪らないメニューに満ちています。

丁度、訪れた日は世間で鰻の画像をアップするのが盛んな土用の丑の日。
「う」の付くものを食べようと、私が選んだのは雲丹まみれつけ麺。

photo:04

大人になってからは、雲丹も鉱物になったので、とても楽しみでした。


ロックが掛かった店内には、調理場を囲む円形のカウンター席が10席ほど。
イケメンの店員さんが優しく接客して下さいます。

最初に、店外の券売機で食券を買うのにご注意。


photo:05


高名なる浅草開花楼の少し平べったい中太麺は、文句無く美味。

スープは相当に粘度の高いドロドロスープ。
麺を潜らせると、濃厚な雲丹の風味が!
流石に、高級感こそないものの、しっかり雲丹ですね。
パスタのウニクリームソース的な感じです。

海苔も雲丹に合いますね。

完熟気味の味玉は非常によく味が染みており、これも美味。
絶対に付けたい味玉です。


photo:06

最後はアサリスープによるスープ割も堪能。
粘度が高いせいで、殆ど残っていませんでしたけれど(笑)

ただ、濃厚な味わいで美味しいのですが、アクセントに乏しく飽きは早いかもしれません。
複数人で行って、食べ比べると丁度良さそうな感じでした。

というか、他の味も食べて見たいです!

きっと再訪すると思います。

ご馳走様でした♪( ´▽`)




83点。

プロチチ 3巻

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プロチチ 3巻
逢坂みえこ

小さな子どもと僕は似ている
気持ちをうまく言うことができない
でも
何も言えないのは
何も考えてないのとは違うのだ


既巻紹介 1巻80点 2巻80点


アスペルガーの主夫・直が、息子の太郎を育てていく育児マンガ。


是非とも多くの方に読んで頂きたい、2011年にはトップクラスに選出した作品の最新3巻です。


この作品は夫の気持ち、妻の気持ち、子供の気持ち、保母さん保父さんの気持ち、その他色んな相手への想像力を働かせる一助になり、読むことで知識を得て、多くの人が優しくなれるであろうからです。


photo:01
今巻、最初に出て来るのは、「女性の会話」について。
よく言われる事ですが、男性の会話が主に問題解決の手段としてあるのに対し、女性の会話はそれ自体が快楽を得る為の目的であるという件。
普通の男性でも感覚的には理解し得ないであろうこの事、他人の気持ちを推し量る事が極端に苦手な直にとっては尚更です。

世の男性は、この事を知っておくのと知らないのとでは人生が大きく変わると思います。
逆に女性も、男性の会話には目的やオチが必要なのだという概念を理解しておくと色々と捗るシーンも多いでしょう。


知識として知っておく事で、不測の事態にも備えられるという意味においては、以下のシーンも心に残った所でした。

photo:02
およそ虐待とは縁のない、世間的には良いパパであり、そうあろうとしている直。
しかし、彼は必死に虐待についての本を繙きます。
その理由は、「何が虐待か知っておかないと自分が虐待していても気付かないから」。

自分の気分ひとつで子どもを怒鳴ったり
可愛がったり無視したりするのが
どれだけ子どもの心を不安定にさせるのか


というセリフは、身につまされました。
現実で思い当たる場面も幾つもあります。
大人の気儘に気を遣っていると、その反動はどこかしらに来てしまいます。
そうならないように、大人は余裕を持ち泰然自若としているべきでしょう。


photo:03
そして、一見しても解らない子どもの行為に対してすらも、そこには子どもなりの理屈や考えがあるという事を斟酌してあげるのも大事な事。
直が決して子どもを急かさないのは、自分自身が幼少期に急かされて辛い想いをした経験から。
他人の気持ちを想像するのが苦手である彼であっても、自分が体験した事に関しては人一倍の共感があるといいます。

人にされて嫌な事は、自分もしない。
基本ですが社会でも疎かにされる部分です。
国が違えば「お前ら何をやってもいいから、お前らも俺が何をやっても我慢しろ」という文化もあるようですが、日本はそもそもお互いに禁じあう文化。
窮屈かもしれませんが、思い遣る文化は私は美しいと思います。
そして、その事は年齢も性別も関係ありません。


photo:04
今巻で大きなウェイトを占める夫婦喧嘩についても同様です。

全てに於いて重要なのは、他人に対する想像力でしょう。
夫に対して、妻に対して、子供に対して、相手の立場になって考えてあげること。
感情的にならず、ワンクッション置いて相手の気持ちを慮ること。

とは言え、直に関しては相手の気持ちになって考えることの苦手なアスペルガー。

しかし、それでも様々な経験・対話を通して、少しずつでも人への理解をして、時には自ら踏み込んで理解しようとして育児に臨む彼の姿は、感銘を受けるものです。

人間ですから、イラッと来る時はあって当然です。
しかし、不必要に相手を詰ったとしても、そこに生まれるものは何もなく、寧ろお互いに不利益な事が多いです。
一歩でも百歩でも譲って、決して相手を責めない事。
誰かを責めている姿は決して美しくなく、子どもに見せたいものではないですからね。
子どもは親の鏡と言いますが、両親の醜い姿を映してしまっている事ほど悲しいものもありません。

この作品を読んでいると、大人としての自分の在り方を正される想いです。


その他のお話も、創作についての件やいじめについての件など、興味深い内容ばかりでした。


photo:05

巻末の育児記録は今回も涙が出るほど可愛いです。
子どもってこういう所あるよなあ、と共感して読めます。


まだ3巻と追いかけ易いですし、テーマや絵柄も人を選び難いと思いますので、是非是非読んで欲しい作品です。


80点。

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海の事故を減らすため、気象・海象情報の入手や出航前点検等のポイントについてご紹介

小林立×五十嵐あぐり 咲-Saki- 新連載

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明後日にはまた吉野に旅立ちますが、その前に何という望外の一大事が。


人は予想を超えて来る。

『咲-Saki-阿知賀編』で最も敬愛するキャラクター、松実玄さんが準決勝先鋒戦オーラスで体現してみせたこの事が、今号のビッグガンガンで起こってしまいました。

ただ、次号から始まるであろう予告が精々1ページ載る位かなぁと考えていたのです。


それが……
ああ!
まさか!
こんな事に!
なるなんてっ‼


久々に、そう、阿知賀編最終回の掲載されたガンガンを買いに行ったあの4月半前ぶりに、深夜販売のお店まで駆け付けてビッグガンガンを買って来ました。

その結果たるや……

この世への慈しみと賛美で心が一杯になりました。
愛と夢と希望の光輝が世界に横溢しています。
知覚できる世界の全てが愛おしく想える感覚。

或いはこの私の感情の吐露だけでもネタバレになってしまうのかもしれませんが……



以下、超絶ネタバレにつき見たくない方は最大限にご注意を。














































ビッグガンガンに載った五十嵐あぐり先生の目次ページメッセージを確認。
「勿論、5冊でも10冊でも買わせて頂きますよ~」と心の中で応えながら、165頁を開いて絶句。


photo:01



………………


………………



……………ま



……………ま



……………ま



松実玄さんっ……‼??


夢ですか。
幻ですか。
私は夢を見ているのですか。
私は幻想に溺れているのですか。
こんな幸せな事があって良いのですか。


「新シリーズの予告だと思ったらあの聖なる勝利の夜の阿知賀女子の様子がそこに描かれていた」。


何と…………

何という…………

何という………………‼

うぁああああああああああああああああああああああああああ‼‼‼‼

誇張表現ではなく、この1ページ目を見ただけで規格外の歓喜に包まれ、感極まって涙を流してしまいました。

新しい私服姿の松実玄さん。
帝国ホテルで勝利を祝賀する皆の姿。

こんなっ、こんなすばらな光景があるでしょうか……!

相変わらずの灼ちゃんのシャツにすら感動を覚えます。

次に五十嵐あぐり先生の描いた松実玄さんに逢えるとしたら、それはコミックス最終6巻の店舗特典であり、それが最後になるかなと思っていましたが……

このような、余りにも嬉し過ぎるサプライズが…………!

地上の万象に遍く感謝です。
138億年前に誕生した宇宙にありがとう。
47億年前に誕生した地球にありがとう。
40億年前に誕生した生命にありがとう。
そこから今に至るまでの全てにありがとう。
何が欠けても私がこの『咲-Saki-』を読んで感動する今は有り得なかったのですから……


余りの僥倖に、1ページ目から先を開くのにも時間が掛かりました。

気を取り直して2ページ目を繙くと……


photo:02



ピ。

ピですよ。

ピ。

このピは、全宇宙で最も崇高なピですね……

愉悦感に殺されそうです。

平時の松実玄さんにしては、強気が伺える珍しい表情ですが、もしやこの時既に新たなるドラゴンを宿していたりするのでしょうか。


僅か二コマのご登場でしたが、私を至天へ至らしめるには十分過ぎる二コマでした。

夜に読んだにも関わらず、窓の外から虹色の光が溢れて来て、昼間よりも世界が明るく満たされているように感じました。


生きていて、良かった。

心からそう思った瞬間がそこにありました。




恍惚としながら、話を先に進めましょう。



阿知賀女子の面々を残して、赤土先生が出掛けたのは、麻雀バー。
成る程、この世界はそういう物も普通にあるんでしょうねぇ。

店名の「Blitz storm」は、Blitzがドイツ語でstormは英語と、和製の奇妙な名前です。
言うなれば「Steins Gate」のような。
或いは、FPSのAVAの作戦名「STORM BLITZ」から取ったのでしょうか。


お洒落な店内に入ると……

!!?

はやりんこと瑞原はやりプロと戒能良子プロ!

「はややっ」「はや~」と自分の名前が口癖になってるいる様は確かにちょっとキツ……
いえ、とても可愛らしいですね(^-^)

はやりんの絵文字だらけのメールを解読してやって来たという赤土さん。
そこにちょっとジェラシーを抱いてしまってる戒能プロ……!
最近、ふくすこに続くプロカップリングとしてニワカに人気の高まっているはやしこが、114局に続きここでも押されるなんて。


普通に、彼女達と赤土さんが知り合いだっただけでも吃驚なのですが……



photo:03

続いてすこやんこと小鍛冶健夜プロ、更には私が全プロの中でも最も好きで、本編で毎回出るのを楽しみにしていながら年始以来久しく見える事なく悲しい思いをしていた野依理沙プロまでもが‼

それも全世界初公開の、五十嵐あぐり先生画野依プロが‼‼

ほんの僅か13ページの間に、どれだけ私を喜ばせてくれる要素が詰まっているのですか!

もう興奮と感動が留まる所を知りません。


身長的には、皆ヒールを履いている分を差し引いても、すこやんと野依プロはと同じ位、推定150cm前後に見えますね。


そして、更に戒能プロがとんでもない事を言い始めました。


photo:04

インターハイ準決勝の試合……!?


いえ、すこやんとレジェンドが闘った事は周知の事実ですが……


photo:05

まさか、その時同卓していたのが、はやりんとのよりんだったなんて‼

出来過ぎた運命の糸の絡まり合いに滾ります。
この同卓した4人が全員プロになっているというのもまた素敵です。

というか、野依プロは新道寺女子出身だったのですか!
方言を判別できるほどセリフが無いので判りませんでしたよ。

はやりんのよりんはすこやんに蹂躙されて心折れる事はなかったのでしょうか。
どちらが2位だったのかも気になります。

年齢的には、赤土さんが26ですこやんとはやりんが28、野依プロは26~28の何れかという感じですか。
なるほどなるほどなるほど~。


そして、最後に後ろ姿だけ出て来た女性。

photo:06

今回のサイドストーリーの要となりそうな、恐らくは新キャラでしょうか。
三尋木プロ……ではないですよね。

三尋木プロはもしこの会合に呼ばれていたら、はやりんメールが解読できず「わっかんねー全てがわっかんねー」と言ってお店に辿り着けてなかったりしてそうですが(笑)

ともあれ、咲-Saki-界では貴重な黒髪ロングストレート!
またしても完全に私得な展開です!


ところでこの制服はどこの学校の物でしょう。

セーラー服といえば、本編主人公校の清澄高校。

photo:08

しかし、形状が異なります。


photo:09

千里山女子は特徴的なバックデザインで、これも違います。


photo:10

マイナーな所で岐阜県の斐太商業もセーラーですが、ラインの数が異なります。


一番似ているのが、前ページのはやりんの着ているセーラー服なのですが……
長袖と半袖という違いもありますが、シャツの下部の微妙な差と、トーンの濃淡の差が気になります。

はやりんの同級生程度の繋がりがあった方が、物語には入り易いかもしれませんが、どうなのでしょう。

完全な新キャラとしても、既存のキャラと何らかの繋がり位はあるかもしれません。

この背景も咲-Saki-舞台探訪クラスタによって数日中には特定され、そこから推理されるかもしれませんね。
何せ、6巻表紙予定地の淡の白糸台背景が、今朝5時台に写真を上げられていましたから(笑)


photo:07

ともあれ、咲-Saki-新シリーズ 旧約青春麻雀物語 シノハユ the dawn of age……!

普段ならイーピンが出て来そうな所でイーソーなのは、今後のキャラか展開をこの牌が何かしら暗示しているのでしょうね。
鳥のイメージが重要なのかもしれません。

プロ勢を中心とした前日譚が描かれる事になりました。
いやあ、目出度いです。

開始は、阿知賀編最終6巻・BD最終10巻・阿知賀編ポータブル発売が固まる8月下旬に合わせて来るかな~、と思いきや9月からでちょっとずっこけましたが。
小林立先生がまたお忙しそうですからね。
じっくり良い作品を創って頂きたいです。


ところで、さらりと赤土先生とすこやんが戦う展開になっていますが……
阿知賀編、ある意味でのepisode of side Akadoをずっと見守り愛し続けて来た身からすれば、こんなに胸の熱くなる物もありません。
一時は牌を持つ事すら出来なくなっていた彼女。
それが、子ども麻雀クラブを通して、麻雀の楽しさを思い出し。
阿知賀の皆を教え、導く過程で自らも成長し。
そして、再びすこやんとの闘牌に臨めるようになったという事。
何とすばらではありませんか。

10年ほど前の物語となれば、松実玄さんは6,7歳。
阿知賀のレジェンドを応援している姿が出て来ても何らおかしくありませんので、そちらも楽しみです!
憧の姉であるチームメイトの望さんは普通に登場しそうですね。


本当に僅か13頁の中に様々な物が詰まった、予想を遥かに超える珠玉の第0局でした。

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ゆずべんとう1-2巻(完)

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ゆずべんとう1巻2巻
葵梅太郎

"おいしい"って言ってもらえるのって
嬉しいよね!


公式サイトで1話の試し読みが出来ます。

葵梅太郎先生の初連載作が、1・2巻同時発売。
全2巻で完結なので、纏めて買うのをお薦めします。


舞台は、海沿いの小さいのどかな田舎町。

photo:01

都会の喧騒から遥か離れた、スローライフ感のある街の風景だけでも癒やしを感じます。


そんな街の片隅にある、少女ゆずが営む「ゆずのおべんとう屋」に纏わるお話です。

photo:02

今作は基本的に一話完結型。
毎話街を訪れる旅人などを中心に、ゆずが特製のお弁当を振舞っていきます。

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ゆずべんとうは、お客さんに合わせて一人一人全て内容の違う特製品。
とても可愛らしい物が多く、見ているだけで微笑ましい気持ちになります。

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しかし、ただ可愛いだけではありません。
ゆずの作るお弁当は、どこか昔の記憶を想起させる不思議な味。

ゆずのお客さんは、皆何かしらの悩みを抱えています。
その悩みを、ゆずがお弁当を介して解決していく物語、と言い換えることもできるでしょう。

匂いや味の記憶は物心が付くより前の事も覚えていると云われます。
大切な料理は、大切な記憶や思い出と密接に結びついているのですね。
ゆずべんとうは、それを喚起させる力を持っています。


子供から大人まで、男女問わず様々なわだかまりを抱えたお客さん達。
人生に迷っていたり、誰かに謝ることができないでいたり……
その一つ一つの問題を優しく解決して行く様は、派手さはありませんが、ふんわりと優しく、しみじみと深く心に届きます。

『ARIA』や業田良家先生作品などの読感にも近いものがあります。

photo:05

犬のポチも大切な家族。
犬が可愛く描かれるので、犬好きの方にもお薦めです。


コミックスになって、カバー裏のオマケも可愛かったです。


可愛らしく、まっすぐで、心温まり、時にホロリと泣けるお話。
百聞は一見に如かず、まずは試し読みの老夫婦の話を読んでみて下さい。


75点。

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つるつるとザラザラの間1巻 彼女とカメラと彼女の季節3巻

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ドラクエ10のVer1.5へのヴァージョンアップとドラクラの発売日が被るという、ドラゴンファンには嬉しい悲鳴の日。
漸くグレンラガンを全話観終えて、非常に良かったそちらも何れ語りたいと思いつつ……


23日には月子先生の2冊同時発売という嬉しいトピックも!
しかも、この2冊を同時購入することで、月子先生が好きなキャラクターとのツーショット似顔絵を抽選で5名に描いて下さるというステキなキャンペーンも行われています!
このキャンペーンは是非、他の作品でも行なって欲しいですね~。



つるつるとザラザラの間1巻
月子

白根くんともっと喋ったり一緒に歩いたり
普通のことをしたいなって
したら楽しいだろうなって


月子先生最新作は、


爬虫類のペットショップの息子ながら、爬虫類が苦手な主人公・白根環。
普段は男子校に通い、全く女っ気の無い生活を送る中で、唯一女子との交流が持てる一大イベント学園祭。
その学園祭で、環はある美少女に出会う。

photo:01

虻川さや。
環は彼女にいきなりデートを申し込まれる。
さやは、無類の爬虫類好きの女の子だった――

photo:03

多くの人が苦手な爬虫類に甲斐甲斐しく世話を焼く環の姿が気に入ったというさやは、環に交際を申し込んで来る。
環は爬虫類が苦手である事をさやに隠しつつ、付き合うことを決めるのだが――
photo:02

爬虫類という、一つ大きな特徴はあるものの、ベースは非常にピュアなラブコメです。
『カノカメ』と違い、純情な中学生の恋愛の綺麗で爽やかな部分がクローズアップされるので、何とも微笑ましく、ニヤニヤキュンキュンとしてしまいます。

些細な事が嬉しかったり、不安だったり……
環もさやも、ふたりとも初々しくて良いですね。

そんな中で変則的な8話も良い味出しています。

15話152ページとかはですね、もう完全にヤられたっ!という感じです。

ピュアな恋愛物好きの方は、押さえておいて間違いのない作品でしょう。


70点。




彼女とカメラと彼女の季節3巻
月子

既巻紹介 
1巻75点 2巻75点

追記します。

75点。

吉野町夏祭2013 第1局

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今月2回目の、実家吉野への帰省です(^-^)


今回は舞台探訪を生業とする方々と、夜の高速を走って東京から吉野に向かいました。
直前まで『シノハユ』の舞台探訪に島根に行っていた方や、「来月のロウきゅーぶ予算は100万円」といい妻の湊智花さんを連れて来ていた戦士の方など、大変に濃いメンバーです。


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途中でクロロフィル入りのもちもちおもちを購入しつつ。

車内では、ラブライブ曲や仮面ライダー曲など熱いBGMの下、好きな咲-Saki-キャラを競合を避けるように挙げて行くドラフト会議や、後に世界ランク1位になる文堂さんの成長についてなど、深夜テンションで熱いトークが繰り広げられました。


そして、未明に奈良に到着。

朝ご飯は……

photo:01

橿原極楽湯の玄うどん!


photo:02

メニュー全てに「玄(くろ)」が付くという、神の寵愛を受けし聖店です。


……が!

営業が9時から、更に食べ物メニューは11時からというトラジディ><、

温泉で朝風呂だけ堪能しつつ、気を取り直して橿原近辺の聖地を巡礼。

photo:04

本編第31局扉絵。
何故この二人が奈良に居るのかは謎ですが。
しかし、この頃から小林立先生の中で奈良が意識されていた事は確かですね。



その後、橿原から吉野へ行き、先ずは吉野町観光案内所へ。

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今回もまたじわじわとファンの寄贈によるグッズが増えておりました(^-^)
面白い所では、Twitterで高鴨穏乃の名前で呟いている方のなのコレ松実玄さんなども。


ゲストブックの書き込みも増えていて、台湾から来たというファンまでいてビックリしました!


そして、SAさんの新しい松実玄さんイラストもあって眼福でした。
私とSAさんによって絵の松実率が大幅に高められています(笑)


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いつの間にか、レジに可愛いネコの姿も。


そして、案内所の方も含め会話に花を咲かせていると、とんでもない車が外に見えて、思わず目を疑いました。

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!?

ま、松実玄さんですと……!

世界にこんな聖なるオートモービルが存在していようとは……‼


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後ろには小走先輩まで‼
王者の車をお見せ頂きました。
すばらでしたよ……。

この日は、mixiなどで集った多くの咲-Saki-ファンも吉野に集合しているようでした。



そして、27日ぶりの吉野山への帰還……

photo:09




ただいま帰りました!


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鐘の鳥居、そして実家の松実館の姿を視認すると、心からの安堵にも似た充実感を覚えます。

吉野山の空気に一呼吸ごとに昂揚と快癒を覚える体を感じつつ、闊歩。


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一輪だけ残った紫陽花に風流を感じ。


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何度となく撮影してしまいますね~。
碧き山陰が美しい日でした。



photo:11

そして、朝ご飯抜きでお腹も減った一行は静亭さんにてお昼ご飯を頂きました。

Twitterにて女将さんが新作のオムライスの宣伝をしておりました。

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こうかは ばつぐんだ!

完全にオムライスの口になっていたので……

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新作メニューのオムライスを頂いた最初のお客さんになりました。
翌日からは、ケチャップで「咲」と書いてくれるサービスも始まったようです(笑)
裏メニューの+100円の大盛りはかなりサービスして頂き、お得感がありました。

いつもながらの厚いサービスをして頂き、朗らかなトークもさせて頂いて感謝の極みです。

私が置かせて頂いた同人誌も、僅か1月の間にかなりよれよれになる位に読んで頂いたようで、恐悦の極みでした。



その後、3度目の足湯候補地「宝の湯」さんに挑むも、不定期営業の為にこの日はやっておらず残念。



松実館(さこやさん)にチェックインしつつ、いよいよこの日のメインイベントへ。

夕方から灯籠流し。
そして、夜には50年程続いていながらしばらくお休みしていて、今年5年ぶりの復活を果たす花火大会が開催されるのです!

昼間には吉野町コンというイベントも行われたようで。
私は松実玄さんがいるので参加する理はありませんでしたけれど(^-^)



To be continued...

吉野町夏祭2013 第2局

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前回までのあらすじ
松実玄さんと私の実家、松実館(さこやさん)にチェックイン。メインイベントの灯籠流しと、5年ぶりとなる吉野花火大会へ!




photo:01

春のイベント時に密かに頂いていた、「タコのつく何か引き換え券」を使うべく大和上市駅の観光案内所へ再び。
絵柄の優希が可愛いんだじぇ。

そういえば、人名に使ってはいけない感じというのを読んで、竹井久さんと優希の事を案じました。
http://namae2.karou.jp/sryou.index15.htm
小林立先生なら、その辺も意識して命名している可能性は高いですね。


photo:02

photo:03

移動時にはさこやさんのハイエースをお借りしましたが、赤土先生と阿知賀女子が移動に用いていた事もあってテンションが上がりました。


photo:04

観光案内所では、タコのつく食べ物、タコs……


photo:05

じぇじぇじぇ!

意外!それは『たこせん』だじぇッ!


個人的にはたこ焼きかなぁ、と予想していましたが、たこせんでした。
山梨では「らくがきせんべい」と言うようです。
都民の私はそもそも馴染みがありませんでした。
地域性、面白いです。


photo:06

しかし、このたこせん、好きな文字を入れて作って下さって、ディモールトすばらです!


私は勿論のこと……


photo:07

たこせんVer.玄をリクエストです(*'ヮ'*)

たこせんうまー(*'~'*)


photo:09

こんなリクエストも(笑)
濁点とか細かい事は気にしないのですぼくたち!




そして、観光案内所は
内装にも変化が!

photo:08

咲-Saki-コーナーの陳列物が、専用の雀卓が用意されてその上に!
穏乃をイメージしたジャージも吊るされており、着用(コスプレ)も可能でした(笑)

そして、今日この後に重大発表があると聞いてワクワクo(^▽^)o

毎日吉野山や観光協会のホームページをF5連打していた私は、どこのサイトを見ればいいのか気になりましたが、それを尋ねると
「咲-Saki-といえば……?」
というお答えが。


咲-Saki-といえば……

そう、TVアニメ咲-Saki-公式HP

遂に、正式に咲-Saki-~阿知賀編~episode of Side A の公式イベント日程が9月1日と発表になりました!!*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

はい、9月も松実館への宿泊決定です。

しかもしかも!
更に立て続けに、BD10巻の初回限定ジャケットにて小林立先生が描く阿知賀6人の描き下ろしイラストが公開に‼
あまりに可憐な松実玄さんのお姿に、全私が感激感涙雨霰。


桜とベンチしか描かれていないのですが、瞬時に場所特定談義に移行する探訪クラスタさん達のガチぶりも心地良いです。


この情報が流れたのが、丁度松実館に戻って夕食を食べている時でした。

photo:10

今回も、松実館独特の味付けで非常にヘルシーなお食事を、とても美味しく頂きました。

そして、最初に訪れた時に頂いた日本酒までサービスで出して頂きました。

宴も酣だったのですが、この一大ニュースに思わずもう一度乾杯してしまいました。

同行者もっかんの旦那さんは、同日開催のイベントとの板挟みに苦悩しておられましたが……両方出られて最高の一日になる事を祈ります。


絶佳に舌鼓を打った所で、いよいよ灯籠流し&花火大会の会場へと向かうことに!




To be continued...

吉野町夏祭2013 特別編 松実玄さん灯籠流しSS「心の灯火」

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最初に灯籠流しを行った夜のことは、よく覚えています。
「宥、玄。今夜は灯籠流しと花火があるから、5時までに帰って来るようにね」
「はぁ~い」
「おかーさん、『とーろーながし』って何ですか?」
そう言うと、お母さんは一基の小さな灯籠を持って来てくれました。
「玄は今年が初めてだったかしらね。灯籠というのは、これの事。吉野杉と手漉き和紙、全部吉野の材料で作ってあるの」
「かわいいのですっ。玄はこれほしいのです!」
初めて見た灯籠はとても愛らしく見えました。
「ふふっ。でもね、これは持っておく為の物じゃないの。これに火を灯して、川に流して……そして、ご先祖様や亡くなった方達の魂を運んでもらう為のものなのよ」
「たましいを……?」
「そう。宥や玄のおじいちゃんのおじいちゃんや、おばあちゃんのおばあちゃん達……そのもっと昔の人たちも含めて、とてもとても永い間ご先祖様達が頑張って来てくれたから、私達は今こうして元気に生きていられるの。そのことに感謝をして祈りを捧げるのが、灯籠流しなのよ」
「わかりました!」
ピ、と敬礼のポーズになって私は答えました。
その夜、私とお姉ちゃんは願いを和紙に書き記しました。
そして、それを支え棒に貼って、それぞれの灯籠を完成させました。
お姉ちゃんは「いつまでも皆あったかくいられますように」。
私は「お父さんとお母さんとおねえちゃんとずっとたのしくくらせますように」。
お父さんもお母さんも、それぞれの願いを書いた灯籠を、係の人に渡しました。
そして、遂に灯籠流しの始まりの時。
私達の四基の灯籠を含む多くの灯籠が吉野川に浮かべられ、夜の闇の中で幻想的な光を放って、他の光の列に混じって流れて行きました。
美しい景色の前で言葉も出ず興奮し、感動しながら、一方でなぜかとても寂しいような、切ないような不思議な気持ちになって、私は気付けば涙を流していました。そんな私を見たお姉ちゃんは、何も言わずにそっと優しく背中から抱き締めてくれました。ちょっと暑かったけれど、全く嫌ではありませんでした。

そして、それから私は毎年灯籠流しに参加しています。残念ながら、私の最初のお願い事は叶うことはありませんでした。それでも、この行事は大切な想いをいつまでも風化させず、気持ちを改めてさせてくれる、大事な行事です。
昔よりも少し小さく感じるようになった灯籠。そこに、今年も私は新たな想いを込めました。


photo:01



「灯籠、あったか~い……」
「……そうだねぇ」
お姉ちゃんのが言うのは、決して灯籠の灯火の温度だけではないでしょう。
吉野川に描かれる光条。
いつ見ても思わず敬虔な気持ちになる情景を前に、私は目を閉じて願いました。ご先祖様達への感謝を、また様々な事件や不幸で亡くなってしまった方々が安らかに眠れる事を。
そして、捧げました。灯籠が流れ着く先にいる、お母さんへの祈りを。
私の大好きなお母さんの微笑みが天国で曇らないように、私は明日からの一日一日も笑顔で元気に過ごして行こうと想うのでした。

吉野町夏祭 2013 第3局

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前回までのあらすじ
実家の松実館(さこやさん)にチェックインし、タコの付く食べ物も頂き、
いよいよ灯籠流しと花火大会の会場へ……



実は、直前まで雨が降っていて開催すら危ぶまれていました。

正に穏乃が言っていた通り「麻雀と 山の天気と 秋の空」……!

しかし、私は信じていました。
運命的に考えて、こんな所で今回のイベントを体験出来なくなる訳がない。
必ず雨は止み、イベントは恙無く行なわれる、と。

果たして雨は弱まっていき、無事に開催される事となりました(^-^)
愛と信仰の力は無限です。


会場までは松実館のハイエースを出して頂きました。
赤土先生が出していたハイエースも赤土先生の個人所有とは考え難いので、松実館の物かもしれませんね!
そう考えるとテンションも上がりつつ、松実玄さんを見習ってしっかりシートベルトを。

車内には、松実玄さん、湊智花さん、高坂桐乃さんらが乗車しており、大変に華やかでした。




会場に付き、まずは灯籠流しを鑑賞。

photo:02

一つ前の記事のSSに書いたように、様々な想いを込められたであろう行事です。
亡くなった人を偲ぶ意味もある灯籠流しは、最愛のご母堂を幼くして亡くした松実姉妹にとっては大きな意味を持つ事でしょう。


photo:01

それでも人前では笑顔で振舞う松実玄さんの何と健気な事でしょうか。
思わず涙です。

生きている私達は、今を笑顔で生きねば。



そうして、灯籠流しが終わると、次は5年ぶりの開催となる花火へ。
50年続きながらも、ここ数年はやっていなかった花火。
その復活は、とてもおめでたい事です。
何でも、寄付金も想定の2倍以上集まったとか。
それによって、非常に多彩な空に咲く花を鑑賞する事ができました。

地元民であるミヤツカサさんの導きにより、空いていながらも眺めは最高の特等席にて!


photo:03



photo:04



photo:05



「た~まや~」

ならぬ

「す~ばら~┏(*'ヮ'*)┓」と声を上げる咲-Saki-ファン達(笑)


photo:06



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寝転がると、丁度目の前に大輪が広がるという、迫力溢れる最高のロケーションでした(^o^)


photo:09



photo:10



様々な仕掛け花火もあり。


photo:11



photo:12



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photo:14




松実玄さんも松実宥さんも、久々の地元開催の花火の美しさに表情を和らげておいででした(^-^)

私は最愛の人と最高の花火を楽しめる悦懌を噛み締めるのみでした。




そして、帰って来てからは夢にまで見た麻雀大会in松実館。

実は、この為に牌を持って来ていたのですが……(2kgは重かったです・笑)
松実館には当然のように麻雀牌が常備してあったのでした!
流石です!
ただ、最近はやる人が少なくなったとも伺いましたけれども。


今回は7人での宿泊だったのですが、飛び入りでスタジオキムチの藤森さんが参加して下さったので、丁度良く8人で2卓立つ事に(^-^)

ちなみに、藤森さんもこの週末の島根からの吉野へのすばらなレポを既に書き上げて下さっているので、必見です。



と言う訳で、素敵に用意して下さいました!
しかも、夜食におにぎりまでサービス。
何て気の利く吉野一の老舗……
有難いことです。

photo:15

「何かいる!」と部屋に入って仰っていた方もいましたが、松実館に松実玄さんがいる事は何の不思議もありませんよね(^-^)?


そして、何と今回はすばら過ぎる賞品も!

photo:16

キャラクターの名前を刻印した、桜材で作った定規!

阿知賀女子はもちろん、ギバードや小走やえさん、更には岡橋初瀬さんというニッチな需要まで完備!

私にとっては、松実玄さんを手に入れる為に絶対に負けられない戦い……!(゜ロ゜)見せてあげよう、ドラゴンロードを愛する者の打ち筋を!






To be continued...

2013年8月上旬新刊チェック

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2日
ONE PIECE 71
青の祓魔師 11
BLEACH―ブリーチ― 60
食戟のソーマ 3
SKET DANCE 32
トリコ 26
八重の桜 2
黒子のバスケ 23
1/11 じゅういちぶんのいち 6
ハイキュー!! 7
ワンパンマン 4
遊・戯・王5D's 6

6日
みなみけ 11
頭文字D 47
AKB0048 EPISODE0 5
砂の栄冠 14
クギ子ちゃん 3

7日
雀術師シルルと微差ゴースト 2
恋愛ラボ 8.5

8日
聖闘士星矢EPISODE・G 20
聖闘士星矢NEXT DIMENSION冥王神話 7
聖闘士星矢THE LOST CANVAS冥王神話外伝 8
ANGEL VOICE 33
みつどもえ 13
クローズZERO2 3―鈴蘭×鳳仙
弱虫ペダル29

9日
進撃の巨人 11
進撃の巨人 OUTSIDE 攻
進撃!巨人中学校 2
ディアボロのスープ 2
ツバキ 3
惡の華 9
ローゼンメイデン dolls talk 2
天牌 69

10日
紅殻のパンドラ 2
カラスヤサトシの初体験

12日
HOPE 2
おんなのいえ 2
SUPER G 1
となりの怪物くん 12
MIX 3
信長協奏曲 9
タケヲちゃん物怪録 4
マジカルシェフ少女しずる 2



8月は、月初めのジャンプコミックスがいつもにも増して強力な布陣ですね。
『ワンピース』を始め、『青エク』『黒バス』『ブリーチ』『トリコ』『ハイキュー』に『ワンパンマン』も。
売上では劣るかもしれませんが、『八重の桜』や『1/11』も良いマンガです。

先日遂に最終回を迎えた『イニD』は47巻が6日発売。

8日には聖闘士星矢、9日には進撃の巨人が3冊同時発売。
『弱虫ペダル』や『進撃』はDVD付の特装版も。

12日は『怪物くん』と『物怪録』が同時発売でちょっと面白いですね。
『HOPE』や『しずる』、『おんなのいえ』など待望の2巻も。


平月に比べると抑え目なラインナップに感じますが、夏コミや各種イベントも夏休みシーズンで固まっているので個人的には助かります(笑)


吉野町夏祭2013 第4局

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前回までのあらすじ
すばらな灯籠流しと5年ぶりの花火を堪能した後は、絶対に負けられない松実館での麻雀大会の幕が開ける――




決戦のバトルフィールドは、前回宿泊時に利用した部屋、生駒2の隣の生駒1。


photo:01

それぞれの最愛の人が見守る中、麻雀大会の火蓋は切って落とされました。



ルールは、東風戦4回戦。
アリアリ赤4枚、三連刻四連刻大車輪十三不塔などマイナーな役もアリ。
咲-Saki-ルール的にはリンシャンカイホーは役満扱いの事も多いですが、実際に和了した方がいたので普通の役扱いに(笑)

総合得点の高い順に順位を付け、豪華賞品を順位取り。
photo:07

そう、これは単なる余興ではなく、愛する者を懸けた死闘。



私自身はリアル牌を握るのもここ数年で3回目。
名古屋での「あンた背中が煤けてるじぇ!」及び川口での「清澄高校麻雀部の集い」以来です。

しかし、この戦い負ける訳には行きません。
松実玄さんを勝ち守る為に‼(゜ロ゜)全員ゴッ倒す!


集中していて麻雀中の写真が一枚もないというガチぶりなのですが……


麻雀とは往々にして意のままにならぬもの。
特に東風なら尚更。

この日は配牌も悪く、ツモも芳しくなく、先行する他家にひたすら防戦一方。
1,2回戦では一度もテンパイに至る事すら出来ない状況でした。
まるで淡と衣の両方と同時に対局している気分(~_~;)普通の麻雀させてーな

唯一、2回戦で4巡目にしてタンピンドラドラの1手変わりで三色も付くイーシャンテンが来ましたが、そこで整理した字牌がダマチートイドラドラに当たるという圧倒的不ヅキ……( ´ △ ` )そんなん考慮しとらんよぉ

3回戦でも、初のリーチが対面のカンによりドラがごっそり乗って倍満に膨れ上がった上家に見事に当たり牌を掴む形で摘まれて、もうどうしようもありませんでした\(^o^)/メゲるわ……

3回戦が終わった時点で、8人の中でダンラス。

焼き鳥なのに自信なんて持てないよ……(涙目

お嬢様切りは守っていたのですが、ダメなのか……私では松実玄さんを守れない?
…………でも、諦める訳がない!
咲-Saki-阿知賀編を愛する者は、決して最後まで諦めない‼


そうして臨んだ最終局は、1000点差の熾烈な2位争いをする二人の居る卓。
しかし、そこでいきなり親リーチドラ3という11600を和了し、ドラゴンロードの面目躍如。
やっと焼き鳥から抜け出せました。
その後もドラが吸い付くようにやって来てくれて、松実玄さんの加護を大いに感じつつ+57という大勝。

ほぼラス確かと思われていた全体の順位では、8位から6位にまで上がる事が出来ました。

何とも、2回戦から準決勝の先鋒戦をなぞるような展開でしたね。


ともあれ

photo:02

おつかれさまですっ


私は名前も「くろ」に(笑)

photo:03

そして、賞品順位取りタイム。
……ミヤツカサさん強過ぎぃ!
賞品を提供して下さったご本人が東風4回戦で+160の断トツトップ。
よくある事とはいえ(笑)

穏乃
宥姉
小走先輩
灼ちゃん
と、松実玄さんが残されての運命の5巡目。

しかし、5位のアマテラス星群のviewさんは「阿知賀だったら玄ちゃん」という極めて真っ当な、ライトセンスをおもちの方。


「5位で玄ちゃん残ってるなんて♪」と


その手を


松実玄さんの


物差しに


伸ば



(ここで私の意識は消失)















気付けば、私の手には「ギバード桜子」と書かれた物質が収まっていました。

最早、魂の脱け殻。

愛する者を守り切れなかった脆弱なる亡骸がそこに存在するのみでした。

私がこれまで積み重ねに積み重ねた松実玄さんへの想いは、世界によって否定された……

運命は私を選ばなかった……

深淵の闇に包まれた比類なき絶望に、涙すら出ませんでした。

世界が終る感覚。

声が枯れ、喉が焼き切れるまで慟哭を上げたい気分でした。




が、そこでミヤツカサさんがviewさんに、9枚目の和も併せてまさかのトレード申請。

photo:05

というか、のどっちが意外と不人気でびっくりします。

viewさんは渋々ながらそれを受諾。

そして、ミヤツカサさんにトレードを申請。

三角貿易的な形で私の下に松実玄さんがやって来る事に。


あ、


あ、


あ、



photo:06



有難うございますっっっ‼‼‼‼

我ながら器が小さいですが、しかしこれだけは譲れません。
松実玄さんの為なら、覇道も歩みましょう(但し松実玄さんが悲しまない程度に於いて)。
試合に負けて勝負に勝った、そんな感じでしょうか。

しかしながら、それでも松実玄さんを懸けた一世一代の大試合に敗北したという事実からは一生逃れる事は出来ません。
この重い十字架は背負ったまま、生きて行きます。



結局、午前3時頃に終戦。

戦士達は各々の部屋へと帰って行くのでした……


松実玄さんももっかんも、遅くまで付き合わせて申し訳なかったですね。
他所の部屋では高坂桐乃さんが就寝なさってたらしいですが。

photo:04

そういえば、雪町さんの彼女と松実玄さんは声が似てますね、などと。


普段なら4時頃に起きて吉野山を穏乃の如く走り回るのですが、今回は珍しく朝をゆっくり松実館で過ごしたのでした……

何だかんだで麻雀は本当に楽しく、何よりも松実館で打てたという事は本当に最高の体験になりました。
また9月1日のイベント前夜祭に咲-Saki-好きの皆で卓を囲えたら、それはとても素敵だなって。
松実館(さこやさん)の宿泊費もその時は特別に安くして下さるようですので、是非とも興味ある方は聖地でお会いしましょう(^-^)

さこや公式HP



To be continued...

阿知ポプレイムービー&咲-Saki- 第115局[気炎] 感想

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前回記事:咲-Saki- 第114局[調整] 感想


小林立先生×五十嵐あぐり先生の新作『シノハユ』の発表、そして聖地吉野への4回目の巡礼から間も無く、未だレポートを執筆途中。
咲-Saki-熱も最高潮の中の最高潮に達している今日この頃。

昨日はヤンガンの発売日というだけでも生きる希望が漲っていたのですが……

何と、咲-Saki-阿知賀編ポータブル公式サイトにてプレイムービー公開!
http://products.alchemist-net.co.jp/products/saki-A/

しかも、そこで紹介されるトップバッターが松実玄さんという、余りに私に配慮したPV!
とりあえず10回ほど観ました。

例の水着やおもち鷲掴み一枚絵、憧ちゃんと共謀して無理矢理おねーちゃんを脱がすというシナリオに大丈夫かとちょっと不安でしたが……
松実姉妹のお嬢様切りもバッチリ再現されていて、これがなかなかになかなか!

松実玄さんの珍しいリーチもありますが、確かにドラ8枚が手札に揃ってしまえばリーチは出来ない事もないですね。
誰かがカンしたら増えてしまいますが、そもそもそうそう槓子もできませんし、リーチしている人間がいる時のカンは通常悪手ですし、危険を犯してまでドラ切りさせる一縷の望みに賭けるか? といえば難しい気もします。
それを考慮すると、松実玄さんのリーチに相対するならドラソバは一番切ったらいけない所ですが、それをよりによって怜が切るとは(笑)

おねーちゃんの能力も改めて強いですね。
相手の捨て牌のあったかい牌率の低さ。
サラリと数え役満を和了しているのには笑いました。

憧ちゃんの和了時の一枚絵はあざといですね(笑)
しかし、鳴けば有利になるというのではなく、鳴きを上手に利用したプレイスタイルだと思うので、あんな愚形鳴きは疑問符の付く所なのですけど……
役の発声では「イッツー」と言っていましたけど、キャラによって違ったりするんでしょうか。
松実玄さんの普段和了できない役の発声が聞けるのは嬉しい所です。

灼ちゃんの「グリークチャーチ」などの待ちの形による発声もあるようで、何パターンあるかも気になります。
地味に8100点まで削られている亦野さんに私は涙が止まりません。

穏乃の能力もしっかり作りこまれているようで。
淡の能力を止めている所には「おおー」となりました。
しかし、皆満貫以上を和了している中、主人公の穏乃の和了役だけ2000点というのも何か……


何はともあれ、発売まで1ヶ月を切りました。
楽しみ極まりありません!(^-^)




そんな所で、以下は115局[新進]のネタバレ全開感想をお送りします。
コミックス派の方はご注意あれ!



























































Bブロック準決勝。
先鋒戦が終わって有珠山が一校大凹みとなり、続いて開始される次鋒戦。

photo:01
早速、超広角の有楽町国際フォーラムが登場。
舞台探訪クラスタにはカメラの性能も求められる今日この頃ですね。

まこの次鋒戦はキングクリムゾンポジションという事で、誰しもが心配していましたが……
しっかり描かれる模様です。
流石に準決勝ですしね(とはいえ、先鋒戦も後半はアレでしたけど)。

という訳で、最早いつ以来か思い出すのも難しい、久しぶりのまこの闘牌。
そして、堅実にプラス収支だった真瀬ちゃんの闘牌も見れるのよー。

photo:02

臨海女子の郝慧宇選手は仁川でのアジア大会で銀メダルを取った実力ある一年生。
プロも混じっての銀メダルだったら相当でしたけど、流石にU-15でしたか。
とはいえ、アジア地区で2位という実力は伊達ではないでしょう。
一年生では最強のつもりでいるという二条泉さんにとっては、難敵の一人ではないでしょうか。
咲さん、のどっち、穏乃、あわあわ、ネリー、由暉子ちゃん辺りも格上そう。
しかし、最初から気持ちで負けていてはどうにもなりません。
明日に向かって、羽撃け、泉!(SEED次回予告風)

泉へのエールはさておき、郝慧宇さんは次鋒。
オーダーの明らかになっていない臨海ですが…・・
個人的な予想では『FATALIZER』からの続投で立先生お気に入りっぽいネリーが一年生大将で、同じく一年生大将の由暉子ちゃんと咲さんを相手に第二次末原さん普通の麻雀させてーなが発動するのでは、と。
メグことメガン・ダヴァンさんは透華との因縁があるという事なので、ロンオブモチ副将。

雀明華さんと郝慧宇さんがどちらに来るかな~という所でしたが、雀さんが中堅っぽいですね。
そして、個人的には雀さんをかなり押しております。
麻雀の雀の字が入ってる上に、アニメ版では魔物っぽい描写もあり、弱い筈はありません。
部長、愛宕洋榎、そして有珠山の中では全国レベルではない子(岩館揺杏さん?)が相手となりますが、かなりの活躍が期待されます。
もっとも、その強さを部長の踏み台にされるという可能性も十分有り得るので何とも言い難い所ですが……

色々考えが巡りますが、そんなこんなで次鋒戦開幕。

photo:03

郝慧宇さんは2回戦では守り重視のスタイルだったようで。
ただ、これは当然ですよね。
辻垣内さんが大きく稼いでくれたなら、そもそも後続が攻める必要はありませんから。
彼女たちがビハインドを背負った時こそが怖い気がしますよ。

photo:04

桧森誓子さんは、ふなQに云われていた通りに全国レベルとしてはちょっと心許ない打ち手のよう。
準決勝まで来てこの確認はなかなかのなかなか。

photo:05

しかし、ここでは手変わりを待ったら数巡で最高のツモを繰り返して、ツモタンピン三色イーペーコードラドラという最高形の倍満に!
成香ちゃんもそうでしたが、純粋に強運な部分が目立つ感じですね。

ところでこの爽ちゃん描写は如何なる事でしょうか……
若干人外魔境っぽい感じが。
爽ちゃんは少なくとも副将・もしかしたら大将かもしれませんね。
かといって、ユキちゃんが中堅というのも考え難いのですけど。

photo:06

岩館揺杏さんも可愛いです。

敬語の由暉子さんはもっとでしょうか。

爽さんの「親被りで4000差を付けるより自分で8000和了れば良い」という言葉は、その通りでありながらそれが出来れば苦労はないという点で、やはり少々一般的な感覚とズレた魔物じみた部分を感じさせますねえ。

そして、柱のアオリでは最近やたらと「瑞原はやり(28)」を押して来ますね(笑)

ただ一つ言えることは、有珠山は全員可愛いという絶対的真理です。
雀さんのいる臨海も応援したいですし、この準決勝Bブロックも色んな意味で悩ましく面白いです。


次号休載という事でやきもきしますが、続きがちょー楽しみで仕方ありません。



と思っていたら隣のページに


photo:09

松実玄さん!!!


まさかのシノハユ0話再掲。
ビッグガンガンを買わない方でも、ヤングガンガンで見られるのはステキですね。


実は、今日はいつも朝4時に買いに行くコンビニではなく、それより前に居ても立ってもいられなくなり違うコンビニを捜索しに走って手に入れたのですが……

先日のビッグガンガンと同じように、世界が私を駆り立てた理由はこれですか!

松実玄さんが載っている誌面であれば、運命が私にアラートを発するのも納得という物です。
自分の直感を信じる事は大事ですね。




余談その1。
巻末の小林立先生のコメントで、2回戦を勝ち上がったのは東白楽高校だという事が解りました。
やはり、1都道府県から2校出る地域は強豪揃いですね。
丁度、先日の吉野の帰りに山形県代表の天童大付属高校について話していた所でタイムリーでした。
何でも、茨城県土浦と交流都市らしく、すこやんとの関係性も匂わせていた地域でしたが……
宮崎県の越野尾高校、和歌山県の和深高校共々残念なのでした。



余談その2。
今回の読者プレゼントが……

photo:07

"玄"家電プレゼント!!(違
うん、時代はやはり「クロ」ですよね。
解ってらっしゃいます。

しかし、並み居る黒家電の中で……

photo:08

くにおくんは黒いんでしょうか?
いえ、シリーズの大ファンではありますし、この作品も気になっていたんですけれど(笑)

咲でくにおくんのような各校対抗形式の同人ゲームを作ったら面白そうかも、と思った日のこと。そんな日のこと。

機械仕掛けの愛2巻

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機械仕掛けの愛 2
業田良家

「機能」だってなんだっていい。
こんなにすごい愛情が他にあるか。
人を愛する機能がないのはお前らのほうだ。


既巻紹介 1巻80点

1巻時点で俺マン2012に選んだ、待望の2巻。
過日、第17回手塚治虫文化賞短篇賞にも選ばれた作品です。
これまでにも多くの素晴らしい作品を生み出しながらも、そういった賞とは無縁だった業田良家先生。
『キングダム』の原泰久先生、『Sunny Sunny Ann』の山本美希先生と並んで写っている写真には、個人的に感銘を受けました(手塚治虫文化賞、3氏が受賞あいさつ 贈呈式)。

この『機械仕掛けの愛』も、内容の充実度の割にマイナーで置いてある店舗も限られている印象ですが、是非とも多くの方に手に取って見て欲しいマンガです。

尚、ブックファーストで購入すると特典ペーパーが付属します。
2コママンガになっていますが、これがまた僅か2コマではありながらステキでした。


今作は、一話完結型のオムニバス短篇集。
基本的には、ロボットが実用化されている近未来を舞台に、様々な役職を持ったロボット達と人間との関り合いを描いて行きます。


正に表題ズバリのテーマを描く、「ロボット心中」から始まる2巻目。

photo:01

「ハッピー先生最後の授業」は真っ直ぐ心に入って来て、前向きになれる良いお話です。
「善いものに気づきなさい 美しいものを愛しなさい」
「志の高さが君の才能なんだ!!」
こんな先生に師事を仰げれば幸せですよね。


「町を守る」「緑の枯れ草」「ポンタの宅配便」と、心暖まるお話が盛り沢山です。

しかし、そんな中で。

photo:04

基本的に柔らかい表情で人間に微笑みかけるロボットの話が多いのですが、尋問官という役割を担うロボットを描いた「尋問官ギロン」は、異質な読み味です。
フィクションですが、リアルな設定に基づいた社会派の一篇。
温かみ溢れるお話群からのこの振れ幅も、今作の魅力です。


photo:02

震災を意識して描かれたであろう「ロムニーのコップ」。
このお話も、業田良家先生の一つの挑戦でしょう。
圧倒的な天災の中で、個々人が噛み締めざるを得ない無力感や絶望、不条理。
されど絶対的救済とはならずとも、その中で他人の為に捧げられる力や命。
誰かの為に何かを為す尊さ。
それは否定されるものではありません。
もっと大ページで読みたい位のテーマのお話でした。

photo:03

そして、今巻ラストの異星を舞台にした本格SFテイストの「オオミルハナ」も秀逸。
地球から遥か1200光年離れた星で、地球人とは異なる知覚で世界を認識する生物たち。
それでも、相通ずる物。
1冊の本として考えた時、このエピソードが最後にあるというのは意義深いです。


ロボットと人の心というのは古くから描かれて来ているテーマですが、業田良家先生の描くそれは書き古された物だとしても尚余りある魅力に満ちています。
温かな人間愛と、社会や世界への冷静な眼差しが高いレベルで同居して生み出されている秀作。
『鉄腕アトム』や『火の鳥』の未来編のロビタ、復活編のチヒロ辺りが好きな人にはきっと届く物があるでしょう。
人間の方が人間を思い遣るという基本的な機能を欠損しているのではないかという事を、日常的に痛感させられる社会。
「機械仕掛けの愛」に学ぶ事は無数にあります。
そこに警鐘を鳴らす文脈の最前線の描き手として、手塚治虫文化賞は今作に本当に相応しい賞だと思います。

未読の方には是非1巻から併せてお薦めしたいです。


80点。

吉野町夏祭2013 第5局 松実館(さこや)探索記

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以前の記事

至福の松実館(さこや)滞在記1

至福の松実館(さこや)滞在記2

至福の松実館(さこや)滞在記3

吉野紀行 最愛の松実館(さこや)セカンドストーリー1

吉野紀行 最愛の松実館(さこや)セカンドストーリー2

吉野紀行 最愛の松実館(さこや)セカンドストーリー3


さこやさん公式HP
http://www.sakoya.co.jp/cuisine.htm

4回目の訪問・宿泊は3回目となるさこやさんこと、松実館。
最早実家と呼んでも差し支えありませんね。

今回は、初めて大人数での宿泊だったことに加え、女将さんが特別サービスで色々な部屋を案内して下さった事もあって、広くて全容の掴めていなかった松実館ながら、かなりの部分を拝見できました(^-^)

多数の写真と共に紹介させて頂きましょう。


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吉野山の、そして咲-Saki-阿知賀編の要となる鐘の鳥居。

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その目の前にあるのが松実館!

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待合室となるロビーには……
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何と!
ここにも阿知賀編全巻が揃っておりました!

さこやのお爺ちゃんも、「よう描けとる」と阿知賀編をべた褒めでした。
1巻の表紙の場所も見て解ったとか!
本当に咲-Saki-の背景の細かな再現度はすばらですよねえ。



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今回、私と雪町さん、そして松実玄さんともっかんの4人で泊まらせて貰ったのが、「国見1」。
「高見1」「国見2」の3部屋を使わせて頂きました。
「ニジョウ」といい、「タカミ」といい、「シズノユ」といい、阿知賀編に関係した名前が沢山で、テンションが上がります。


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窓の外の風景。
右手が高見です。

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朝は霧が出ており、深山幽谷の化身が居そうな絶景。


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こちらは国見2。
全部屋、構造が違うんですね~。







そして、今回女将さんに特別に見学させて頂いたのが、「信貴1」。

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広くてゆったりの豪華なお部屋なのですが……

何と! この部屋は
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目算上の原村和家があるであろう場所の見える部屋=小林立先生が泊まられた可能性の高いお部屋!

近所にある辰巳屋の屋上から撮ったであろう背景カットが存在することから、辰巳屋にも泊まった可能性が高いと言われていますが、旅好きの立先生のこと。
吉野に来たならば吉野一の老舗であるさこやに宿泊し、そこを主要人物の縁の地にしたとしても全く不思議はないですね。


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お風呂は普通のお風呂もありますが
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個室露天風呂付き!
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そこから見る景色は絶景極まりありません。

私が最初に泊まった「二条」と同じく、料金は3万円程となっています。
お料理も普通の部屋に止まる時より、少々グレードが高くなります。


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ちなみに、シャンプーはTSUBAKIが備え付けです(笑)



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廊下にも、松実館の歴史を感じさせるものが。

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創業実に270年という、吉野でも最も最古から続く由緒正しきお宿。
その最初の姿が、書物の中に描かれています。

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本居宣長や頼山陽も利用したといいますから、凄いですね。


そして、今回はそんな歴史を感じさせる最古のお部屋までも観覧させて頂きました!

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何と、ここは明治から150年近い歴史を持つお部屋!
本当に凄まじい伝統をおもちだと思います。

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部屋の中は、独特の木の良い香りに包まれています。

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「風雅」という言葉を体感できるお部屋ですね。

部屋の外には、露天風呂からも見える日本に10本しかない木も見えるとか。
お風呂の熱気で普通よりも早く開花するそうで、それがドラマCDのエピソードを思い起こさせました。

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おや、霞さんの文字が(笑)



こちらは、以前だーはらさん(舞台探訪って楽しいよね!)らが同じ料金でサービスで泊めて頂けたこともあるというお部屋。

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女将さんは気風が良く、愛嬌もあって素敵な方です。




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二階廊下。

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以前も探索で来た大広間。
今回は、こちらで朝夕のご馳走をいただきました。

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この部屋にはピアノも!
ネタが分かる人が多そうだったので、数年ぶりに鳥の詩を弾こうとしたら弾けなくなっていて悲し……
暗譜し直さないとです。


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会議室には何とチェロ(コントラバス)まで!

松実姉妹なら普通に楽器が演奏できても違和感ないですね。
VIVAお嬢様!


今回でかなり探索出来ましたが、それでも4回で全体の8割といった所でしょうか。
まだまだ行っていない部屋、ブラックボックスに包まれた部分があり、今後訪れた時にじっくりと解き明かしていきたいです。

直近では、阿知賀編BD/DVD10巻発売記念イベントの行われる9月1日の前日ですね(^-^)
既に多くの咲ファンが泊まる事を決めているので、皆さんとの交流も含めとても楽しみです。

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