前回記事:咲-Saki-阿知賀編 第17話「大将」 感想
今回も、寒風を切り裂き深夜0時販売をしている店にのりこめ~♪して来ました。
それだけの価値が今の阿知賀編にはあります。
ガンガン本誌掲載の阿知賀にゅーすvol.14は、今回4頁で濃厚なインタビューも掲載。
最後のゆいかおりの件には思わず笑いました。
先鋒戦が終わっているとはいえ、4ページの中に松実玄さんが全く触れられてないのは悲しかったですが……
何と、追加3話予定だったエピソードが4話に増えて全16話になるようです。
3話で尺が足りるのか気になっていたので、とても嬉しい所です。
これによってBD/DVDも一巻増えるので、プロ麻雀せんべいカードも一枚増加……?
恐らく野依プロが来るのはほぼ確定と見ても良いのでは!
そんな希望に満ちた未来を見据えつつ、漫画本編の方の感想に参りましょう。
今回も巻中カラーで優美光明に咲き誇る舞姫達の姿を見られます。
以下は完全にネタバレですので、ご注意下さいませ。
白水哩さんと鶴田姫子さんのダブルエースによる能力リザベーションにより、一時は3万点まで落ち込んでいた劣勢を一気に跳ね返して行く新道寺。
そして、リザベーション4をクリアした局。
やはり、淡の支配下から抜け出す混一色一通の見える好配牌。
ちょっと止めてみたくもあったりで!
と、鳴いて阻止してみせようとするも
こん積み重ねが――――
おまえ一人ん中にあっか!
と二人の絆によって熱い倍満和了を見せる鶴姫。
ああ、シローズ鶴姫も最高ですねぇ……。
麗しい友情を超えた愛を感じます。
この絆はおいそれと破れはせず、一先ず淡さんも和了るのは諦めてしまう程。
そして、地味に倍ツモを親っ被りしてしまい痛い穏乃。
更に攻勢を掛ける新道寺は、何と暫定一位にまで躍り出ます。
思わず特大のすばらも飛び出ます!┏(*'ヮ'*)┓
これ、単純に3万点からの反抗というだけでなく、白糸台と千里山を相手取ってこの成績なのですから凄い事です。
凹ませた張本人の羊先輩だけ隅で小さくなっているのに哀愁を感じずにはいられません。
そんな戦いの中で、蚊帳の外感を覚える竜華さん。
ぺちぺちが可愛いです。
せめてここに怜がいてくれれば、と。
あれですね。
エトペンのぬいぐるみを膝に置いて打つ全中王者もいますので、膝枕しながら打っても問題ないのでは(提案)
と、思っていたら奇跡が!
ここに怜を感じる……‼
か、感じてしまいましたか!
脳科学や現象学的にはこれは荒唐無稽な事ではなく、心理状態によっては人間は無い物を有る物と感じる事もままあります。
怜曰く膝枕にはちゃんと意味があり、何でも自分の能力が元々強力な打ち手である竜華にも伝播するようにと想いを込めての事だとか。
まあ、それ以上に単純に好きなのだと思いますが。
しかし、その蓄積された想いが竜華の窮地に遂に開花ッ!
何と、怜の未来視の能力が竜華にも備わる!
今まで無能力で売って来たであろう竜華もまた、怜との深い絆によって能力に目覚める。
色々な意味で熱い展開です。
阿知賀編では松実玄さんに次いで清水谷竜華さんが大好きで、怜竜をずっと応援している私からすれば滂沱と涙を流す勢い。
枕神怜ちゃんと自称するチビ怜によって指し示される捨て牌と、和了の最高系。
その通りに捨ててみると、見事に初めて和了る事ができる竜華。
最高系が見える能力と言えば「兎」の馬場などを思い出しますが、この竜華の能力は更にそこに辿り着くまでの捨て牌も完璧に把握出来るという意味で強いですね。
しかも単純に高い和了ではなく、クイタンのシーンを見る限りでは、他家に先んじて和了出来る中での最高形を示してくれる様子。
そして、どうやっても先行して和了出来ない場合は枕神怜ちゃんは出現しないようで。
つまり、枕神怜ちゃんが降りて来ない局に関しては最初から他家を警戒しつつオリ打ちするという選択が取れるので、防御面でも有用な能力と言えましょう。
但し、この怜ちゃんパワーは竜華のむちむちの太ももを持ってしても蓄えられるエネルギーに限界があり、回数制限があるようです。
少し太れば……(もっと蓄えられる?)と言い掛ける竜華を険しく制する怜。
これは、今の太ももが太過ぎず細過ぎずベストバランスだという事なのでしょうね。
コミックス2巻のカバー裏で、太ももについて力説していた時と顔が同じ!(笑)
今後、どこの局面で残された2回を使うのか。
注目ですね。
しかし、やはり5シャンテンでも6巡あれば和了りまで漕ぎ着けられるので、支配としてはエグいですけどまだ対処のしようもある感じですね。
感覚的にですが、衣の支配ならシローズ鶴姫の能力は破れそう。
一方、怜竜の方は枕神怜ちゃんが現れている時なら衣の支配も打ち破れそう。
と、そんな風に百合ップル達がどんどこずんどこ和了していたら
とうとう、淡さんお冠!
淡ちゃんは堪え性無い可愛い!
髪の毛も幽助かゴンさんかという勢い。
そして、この
オーラ大爆発‼‼
何漫画でしたっけ!(笑)
思わず
とルビを振っても全く違和感無いなぁ、などと。
背後に宇宙空間が出現する様は、正に大星淡的破壊空間の小宇宙!
そしてここでマンスリー松実玄さんTODAYのお時間!
一巻ラストで咲とすれ違った時のように、赤土さんと松実玄さんが鋭敏にその気を察知。
相手の力量を推し量るのも実力の内、という事で淡さんの脅威を肌で感じる事の出来る松実玄さんはすばらです。
今週は憧ちゃん、おねーちゃん、灼ちゃんは1コマも出て来ない中で松実玄さんの御姿を見える事が適ったという事で、身に余る僥倖です。
これでまた1ヶ月生きて行けます。
そうして、いきなりダブリーを仕掛けて来るあわあわ。
淡さんの攻撃的能力の方は、公式戦で使われるのは2回目だそう。
地方決勝戦の後半東場で1回、たかみーに獲得点数で負けたくなかったから、というらしい理由。
テルはいいけど、に反応する私。
全国では初お目見えとなる能力。
その為、その正体を看破できる者は居ないだろうし、仮に居たとしてもDIO様の如く「理解したからどうだというのだ!」と、淡が後塵を拝する事はないと踏む菫さん。
役満位くれてやる、と言えてしまう訳ですから、単なるダブリーで終わる筈もなく。
もっと強力な何かを内包しているのでしょう。
が、しかし!
そこで不敵な笑みを見せる赤土さん!
準決勝での赤土さんは頼りになる事極まりないですね!
そして、やっと大将戦になりながらも今月号でも心内語が二言三言程度の出番であった主人公がいよいよ!
阿知賀の大将動き出す…‼
の煽りに期待を込めずにはいられません。
ああ、阿知賀編は本当に熱く面白く心を満たしてくれますね。
読みながら何度叫んだ事か。
すばら、すばら、すばらです!
こんなすばらな作品がもうすぐ終わってしまう悲しみは億千万ですが……
少なくともあと二回は見られそうですので、楽しみに生きて行きたいと思います(^-^)