一つ前の記事で「新しい漫画を中心に紹介したい」と言いながら、25時帰宅28時半起床などの生活で、加えてまたもやこの大雪で、しかも家でインターネットが繋がらなくなってしまうなど、色々重なり過ぎて更新できずに申し訳ないです。
本屋にも行けていないのですが……
そんな時も、今はスマホ一台で様々な漫画に触れられる!
良い時代です!
数多くのWeb漫画サイトがありますが……
今最も熱いサイトの一つは、やはり電脳マヴォでしょう。
俺マン2013に選んだ町田洋先生や、個人的に2013年で汎くお薦めし難いけれどお薦めしたい作品ベスト10に入る同人王(紹介記事)など、個人的に推している物も含めて熱い漫画が全て無料で公開されています。
今日は、何度か紹介している、『小田桐圭介作品集 オダギリックス!』の、新しいお話「帰って来た魔法使い」が公開されました。
今までとは違う特色のある作品で、今回も楽しませて貰いました。
先日、2chで話題になり、まとめサイトなどでも取り上げられたことでバズり、アクセス集中で電脳マヴォのサーバーがダウンしてしまった原因である「あたし、時計」を始め、素晴らしいセンスをお持ちの作家さんです。
短編ごとに色々な読み味があるので、未読の方は是非とも触れてみて下さい。
又、マヴォ読み切り劇場も、様々な天才・鬼才が集っています。
中でも、平田弘史先生の 「仕末妻」は本編も然ることながら、巻末の平田先生の下を尋ねた実話の「平田弘史先生訪問記」(全)が余りにも面白すぎるので、一読をお薦めします。
平田先生自身が漫画のキャラクター以上に濃すぎる上に、魂に響く名言が連発されます。
平田先生自身が漫画のキャラクター以上に濃すぎる上に、魂に響く名言が連発されます。
ひらおか現象先生の作品も「おおっ」と思わされましたねぇ。
画力よりも内容、という感の強い電脳マヴォの中にあって、可愛らしい絵柄の百合作品「かごのなかの鳥」なども気に入っています。
そんな、電脳マヴォを運営されている竹熊健太郎さん。
全て手弁当で、最近までは年間1万円のサーバーで運営していたと言います。
竹熊健太郎「表現に値段のつけようなどない」
竹熊健太郎先生の、電子漫画市場動向と今後の展開推測
この辺りは、漫画界の今後を見据える上で非常に重要な示唆に富んでおり、読み物としても面白いです。
累計ダウンロード数が270万に達した「マンガボックス」や、毎日フルカラー作品が読める「COMICO」。
閲覧は無料で、他の部分でのマネタイズを行う、新時代のマンガの在り方を切り拓くサービス。
ユーザーの母数がここまで巨大になれば、やりようは多岐に渡ると思いますが、果たしてどうやって今後収益を上げ続けていくのか。
その時、ユーザビリティを犠牲にせずに立ち行けるのか。
一方で、基本的にマネタイズを考えずに作られていた電脳マヴォ。
しかし、最近になってマネタイズを図っていくと、竹熊さんは明言しております。
その具体的な方法はまだ解りませんが……
出版不況末期と電子書籍黎明期の交わった今、これらのサービスは大事な試金石となってくれます。
そして、そんな竹熊健太郎先生。
今日は個別具体的な作家の凄さについて語っておられました。
編集家・竹熊健太郎氏が語る藤原カムイの凄さと根性について
編集家・竹熊健太郎氏が語る小池桂一という漫画家と漫画の新人賞「手塚賞」が天才を見出していた当時の話
まさか、小池桂一先生の作品が電脳マヴォで読める日が来るかもしれないとは!
私基準の点数で言えば85点クラスの作品を連発されている、超画力の天才。
横浜へそまがりで読ませて頂いた、プレミアが付いてしまっている『スピノザ』にも、とても興奮しました。
しかし、藤原カムイ先生も小池桂一先生も、その逸話に驚きと納得があるばかりです。
今後も電脳マヴォは色んな意味で熱く、目が離せない存在です。