サッカーW杯出場決定おめでとうございます!(^-^)
来年の本戦が楽しみですね!
個人的には、本田選手や長友選手のように「優勝」を堂々と目標として口に出す選手が出て来た事が嬉しいです。
という訳で昨日更新出来なかったのはサッカーのせい、ではなくPCの電源が入らないというトラブルに追われていた為でした。
これから暑くなるので、人間にも機械にもちょっと辛いです……
が!
スポーツや漫画が熱い分には大歓迎!!
という訳で今日の紹介に参りましょう。
四月は君の嘘6巻
新川直司
「当たって砕けろよ!! 男でしょ!!」
「本当に砕けちゃったらどうするんですか・・・・」
「カケラ拾い集めてまたぶつけりゃいいのよ
チリになるまで何度も何度も」
既巻紹介 1巻70点 2巻75点 3巻75点 4巻80点
神童と呼ばれたピアニストの主人公・有馬公生。
しかし、彼はある事情からピアノが弾けなくなっていた。
友人や幼馴染に心配されつつも、モノトーンの日々を送る。
しかし、ある日ヴァイオリニスト宮園かをりに出逢った時、彼が見る世界は色付き始める――
巻を追う毎に熱さを増す、青春音楽ストーリー最新6巻。
作中の演奏曲をYouTubeで試聴可能という、面白い試みも。
聴きながら読むのも乙なものです。
いやー、今巻も面白かったですね。
記念公演・ガラコンで、再び宮園かをりと共演する事になった公生。

帰り道に、好きな子と自転車二人乗りとかもう、青春ど真ん中という感じですね。
この後のページで描写される、直接的な言葉はなくても公生の気持ちがとてもよく伝わって来る所が好きです。
公生の師匠である、ピアニスト・瀬戸紘子がまた実にいいキャラです。

「音が聴こえなくなる」
それは
おくりものだよ
や、
音楽でキズついたのなら
音楽で救われるべきだ
それから
無欲が美徳だとでも
思ってるの?
と言った突き刺さる台詞が多く、大人としての役割を十全に果たしていて格好良く、素敵です。
そして、やはり何と言っても演奏シーンは圧巻の一言。

比喩表現やフォント、止め絵と激しい動きの緩急により生じるテンポが心地良く熱いです。
思わぬトラブルにも見舞われ、様々な感情が渦巻く中で公生が辿り着いた場所。
それを聞いた聴衆の反応は――
純粋に面白く、また続きも気になります。
音楽モノ・青春モノが好きな方は今押さえておくべき作品と言えましょう。
75点。

キュビズム・ラブ 3巻
漫画:松本テマリ 原作:芝村裕吏
勇気こそは万物の王の王
それさえあればどんな人間も―――
どんな荒海にでも遠い宇宙のその先にでもいける
既巻紹介 1巻65点 2巻70点
事故に遭った少女が目覚めた時、体は喪われ残っていたのは黒い箱に詰まった脳だけだった――
彼女の治療のために奮闘する担当医・誠志郎との異色ラブストーリー。
もう、今巻は上記の芝村節全開の熱い台詞が最高でした。
B'sLOGキュン! という雑誌での連載でしたから、勿論多数のイケメンたちが登場し、キュンキュンを届けてくれる訳ですけれど……
誠志郎とノリコの一見アレな絵面に、しかし読むと物凄くキュン値が高まる訳ですけれど……
その枠の中で逸脱する事もなく、こういった感じが見られるのはファンとして大変嬉しい限りです。

三枚目に見えていたオタポンが非常に格好良く見えます。

そして、謎の組織「クロス・アクシャ」の胡乱な人物ロイ・ケイマン。
彼の登場で、かなり剣呑とした展開になって行きます。
前巻から引き続いてのストーリーも、ここに来て一気に急加速した感があります。
前巻の特典ペーパーで語られていた衝撃的なアレも、こういう風な展開ならば納得ですね。
未だに『公僕の警部』未読で、シンクロニシティの楽しさを味わい切れていないのは残念です。
なるべく早く読んでおきたいと思います。
巻末おまけに二編の短編小説も載っており、HAYATEやオタポンへの好感度が上がります。
あとがきによれば次巻で最終巻のようですが、彼らは一体どんな結末を迎えるのか。
楽しみに待ちたいと思います。
70点。