原作ゲームについて熱く語った記事はこちら。
先月連載開始した√Aの紹介記事はこちら。
何度でもお薦めしたい、2012年を、いえ2010年代を代表する傑作AVG「ルートダブル」。
ルートダブルは、2030年の地方都市を舞台に、メルトダウンした原子力施設に閉じ込められてしまった者達を描く、SFサスペンス群像物語。
原作のゲームでは、最初に記憶喪失のレスキュー隊長・笠鷺渡瀬の√Aと、ラボに閉じ込められた高校生・天川夏彦の√Bの二つのルートの内から片方を選択して始めます。
ガンガンオンラインでは、先月から√Aの連載がスタート。
そして、今日から√Bの連載もスタートしました。
今後は、√Aと√Bを交互に隔月連載していくようです。
渡瀬達と時を同じく施設にいた夏彦達。
彼らも事故に巻き込まれてしまう。
Aがafter、Bがbeforeの頭文字であるように、√Aのお話は事故発生後の顛末がメインですが、√Bでは事故発生前の数日が描かれて行きます。
夏彦は、理由あって同居している悠里、そして幼馴染のましろと共に高校生活を送っていた。
ただ、夏彦の通う学校は少々特殊。
この世界の2030年においては、テレパシーやエンパシー、通称BC(ビヨンドコミュニケーション)と呼ばれる能力が社会的に認知され、用いられてる状況。
夏彦達は学校でBCの習熟に努める。
しかし夏彦は、適正度Sランクとされながらも未だに一度も初歩のテレパシーすら使えなかったのだが――
ずっと続くと思われていた平穏な日々。
しかし、どこからか何かがおかしくなって行く。
通常起こり得ない事故に遭った叔父からの、不吉な警告。
そして、何かを知る悠里の変貌。
果たして、一体何が起きているのか。
事の真相は何なのか。
原作では、√Aに較べれば√Bは緊迫感という意味では劣るので、Bからプレイした人はやや序盤が冗長という感想を抱き易かったようですが……
漫画版では上手く√A√Bが折り重なるように連載されて行くということで、緊迫感と興味を持続し続けられるのでは、と思います。
ただ逆に、この続きが読めるのは二ヶ月後、というのはなかなかに酷かもしれませんね。
という事で、読んで続きが気になった方は原作をやりましょう!(熱い宣伝)
Xbox360版とPC版は内容も全く変わりませんので、プレイ出来る方で是非。
やって損する事はまずない作品です。
万が一つまらなかったら、私に石でも投げつけてくれて構いません。
普段余りゲームをやらないという方にも敢えてオススメしたい、珠玉の物語です。
今後も更新が楽しみですね。