この二作品はどちらも体験版がありますので、興味があれば是非ともプレイしてみて下さい。
3月7日に発売されたVita用アクションゲーム。
「ロックマン」「鬼武者」「モンスターハンター」など、カプコンで様々なシリーズに携わって来た稲船敬二さんの最新作です。
体験版で触ってみて、「これは間違いない!」と思った作品です。
ザックリ言えば魔法による狩りゲーなのですが、様々な美点があります。
まず、美しいグラフィックによって描かれる確固たる世界観。
主人公は、気付くと地獄のような場所の牢屋に訳も解らず幽閉されている魔法使い。
そこにあるのは、意思を持ち人語を話す異形の本リブロム。
そのリブロムの中に書かれた過去に起こった事柄を読み解き、追体験していく事で話が進んで行きます。
この追体験というのが、モンハン等でいうクエストに当たる物。
探索系から雑魚バトル、ボスバトルまで様々な物が存在します。
雰囲気あるフォントとイラストによって演出されるリブロムのヴィジュアルが素敵です。
シナリオはかなりダークな雰囲気。
敵となる魔物は全て人間や動物の変わり果てた姿です。
それを「救済」するか「生贄」するかが、成長の仕方やシナリオにも関わって来ます。
救済を選ぶと防御力が、生贄を選ぶと攻撃力が上がっていき、どちらかに極端に振る、或いは均等に振る事で発動可能になるスキルも存在します。
私は途中まで救済を一度も選ばず、常に生贄でした(笑)
ボスも瞬殺する事が可能な火力の一方、雑魚にすら瞬殺される綱渡りな難易度を楽めます。
登場する魔物や場所などの設定もリブロムでいつでも読めるのですが、かなりの文章量で読み応えがあります。
これによって世界観が更に補強されるので、設定を読み込むのが好きな方には良いです。
そして、追体験していくという設定によって、こういったゲームとしては珍しくキャラメイクをいつでもやり直せるのも嬉しいです。
追体験は5分程で終わる物が多いので、長時間は遊べないという方にも良いです。
ゲーム性はとても良く、アクションとして覚える操作は少ないですが、爽快感はかなりの物。
そして、ボスは全体的にかなり強く作られており、初見で倒せた相手は殆どおらず、まず絶望感を植え付けられます。
それを如何に倒すか、という試行錯誤はこの作品の醍醐味。
数多くの魔法の威力や射程、持ち込める数などの要素、刻印(スキル)の活用法など、多彩な戦術を練って倒せた時の快感は堪りません。
そんな難易度ではあっても、成長システムがある為に純粋なアクションというよりはARPG寄りなので、操作技術に自信のないライトユーザーであっても、手間暇をかける事である程度カバーできる作りになっています。
追体験を繰り返す事で、新たな魔法、刻印、禁術(使うとペナルティのある必殺技)の入手していき、魔法は合成する事で更にパワーアップ。
自身のステータス成長と共に手を掛けられる部分が豊富にあって楽しいです。
この魔法をもう一段階伸ばしたい、この魔物の魂が欲しい、など積極的に追体験に行きたくなります。
また、マルチプレイのハードルの低さと楽しさも特筆すべき物です。
10分あるから追体験一回だけオンラインプレイ、といった事も実に気軽に行えます。
勿論、アドホックモードも対応。
ソフトが2本セットになっている共闘パックは、普通に買うより1本辺り20%程お得。
こういったマルチプレイが楽しい作品では、この売り方は良いなと思いました。
音楽は「クロノトリガー」「ゼノギアス」でお馴染みの光田康典さんと「バイオハザード5」の鋒山亘さんという豪華な顔触れ。
音楽による世界観の補完も素晴らしければ、効果音による快感の増幅も素晴らしいです。
各種魔法や、リブロムを開閉する声など良いです。
そういえば、ラスボスのマーリンとはいつでも戦えるのですが、早速挑んでゲーム開始から5分でスタッフロールになった時は笑いました。
ちょっとクロノトリガーっぽくてイイですよね。
相当頑張れば初期状態でも倒せそうですし。
総じて不満点の少ない秀逸なゲームですが、敢えて不満を述べると……
ロードの長さはこの手のゲームでは最早定番。
ロード中にシナリオの補足が出て来て、なるべく待っているように感じさせな工夫はしていましたが。
そして、ストーリーの項目(モンハンでいう「村クエ」)が、普通に本を読む順番としては後の方に置かれている事。
アヴァロンでの活動(マルチプレイ可能な、モンハンでいう集会所)の方からずっと先に進めていたのですが、やはりまずはストーリーからプレイするのが正しい筋だったように思います。
体験版からのデータ引き継ぎも可能なので、Vitaを持っている方はとりあえず触っておいても損はしない作品でしょう。
私はアヴァロンを6途中まで、ストーリーはクリアして、現在20・50程。
時間があれば幾らでもマルチプレイをやりたい位面白いです。
参考記事:フロンティアゲートブーストプラス 体験版プレイ記
待ちに待ったトライエース最新作!
「フロンティアゲート」がパワーアップして帰って来た、「フロンティアゲートブーストプラス」!
過去、フロンティアゲートだけで20以上の記事を書いた私。
本当に楽しみにしておりました!
今回、パッケージ版でも3千円強という低価格。
初めてプレイされる方の推定プレイ時間は150時間程という事で(勿論やり込めばもっともっと伸びます)、驚異的なコストパフォーマンスだと思います。
私は、前回をパッケージ版で持っていたので、今回はアペンド版を購入し、DL。
メモステの空きがなく、大容量のメモステにデータ移行するのとPS Storeのエラーに少々手間取りましたが……何とか導入成功。
フロンティアよ、私は帰って来た!
1からリスタートも出来る今回ですが、より頭がおかしい程に強い敵を求めて、1stデータ引き継ぎによって続きをプレイ。
とは言え、400時間遊んだデータを誤って上書きしてしまった悲劇により、80時間程の苦労は消滅済み。
お金も僅かに10万程しかなかったので、昨日ソルサクをクリアするやいなや、久々のホワイトクロー捕獲クエで金策。
何とか50万ULL程と、全員分のギルマスヘッド&マッスルタンクトップを持って新たなフロンティアへ!
「フロンティアゲート」の続きであるストーリーはとても自然な流れ。
クエストも、お馴染みの顔触れが現れて楽しませてくれます。
パートナーも相変わらずのキャラの安定ぶりで、安心すら覚えました。
手紙を読めるようになっていたり、酒場で音楽を聴けるようになっているのもイイですね!
そして、体験版で既に触れたブーストシステムですが、製品版になってみるととんでもない効果の物がゴロゴロと!
とても便利で早く手に入れたいものから、覚えたらゲームが一新してしまいそうな物まで。
各種技のエフェクトも楽しみです。
詳細なプレイ記は、また個別記事にて。
取り敢えず、前作を楽しめた方は今回も間違いない!と思います(^-^)
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ソウルサクリファイスクリア感想&フロンティアゲートブーストプラス第一印象
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