現状維持の為なら可能性すらも葬る……
それが人というものだ
過去記事
ep4 「重力の井戸の底で」
ep5 「黒いユニコーン」
やっぱり「ユニコーン」は迫力ある画と音で観たい!
そう思い、花粉症に苦しみながらも劇場に足を運びました。
前回のep5からもう一年近く経つので、細部を結構忘れていましたが、本編放送前にダイジェストを放送してくれるのでフォローもバッチリ。
ダイジェストだけでも目頭が花粉とは関係なしに熱くなってきます。
そして、足を運んだ甲斐のある、期待通りの面白さで今回も満足しました。
人と人との想いの鬩ぎ合い。
理想と現実、立場と感情の相剋から生み出される重厚なドラマ。
人間の業を考えさせられる、味わいのある台詞に溢れています。
今回はジンネマンやマリーダさんのシーンが良かったですね。
そして美麗な絵によるMS戦闘。
今回は若干、戦闘パートは少なかったですが、その滑らかで美しい動きは流石の一言。
ミノフスキー粒子散布シーンに高まります。
そしてあの人、強すぎるでしょう(笑)
それらを荘厳な音楽が盛り立てる。
素晴らしいエンターテインメントです。
「当てる気のない弾など!」
といったガンダムらしい台詞、またオールドファンには嬉しい部分が随所にあるのも変わらず。
「逆シャア」から3年後の物語ですが、思わず膝を打つようなシーンも。
ブルーレイでも良いのですが、是非また劇場でep4の究極の地上戦を観たいなぁと思ってしまいます。
ファイナルエピソード「虹の彼方に」は来春予定ということで、また1年長いですが、とても楽しみです。
平成以降のガンダムの中では、文句なしに圧倒的に面白いですね。
絵が綺麗すぎるので、UCからガンダムに入るのはあまりお薦めできないと曾ては言いましたが、今はそれもアリかな、と思います。
ルビがなくても「ほしとそらと」と読んでしまうガンダムファンには勿論、人間ドラマが好きな方はガンダムに興味がなくともお薦めです。
80点。
余談ですが、予告編でやっていた大友克洋先生の最新作「SHORT PEACE」、7月20日だそうで楽しみですね。
又、咲坂伊緒先生原作の「HAL」劇場版も想像以上に綺麗な絵でちょっと観たいと思わされました。
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機動戦士ガンダムUC episode6「地球と宇宙と」 感想
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