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Channel: マンガソムリエ兎来栄寿のブログ 先刻の箚記(さっきのさっき)
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咲-Saki-144局 [烈火]感想

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前回記事:咲-Saki-143局 [応変]感想

マンガサロン『トリガー』、グランドオープン3日目になります。

日本初の漫画コンシェルジュが常駐する、マンガサロン「トリガー」が面白い! - はてなで語る http://gannbarenai.hatenablog.com/entry/2015/06/18/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E5%88%9D%E3%81%AE%E6%BC%AB%E7%94%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%81%8C%E5%B8%B8%E9%A7%90%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%81%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC

様々なメディアやブログにて取り上げて頂き、一昨日のオープン日には、揺らぐ事なき愛を込めた副店長棚をNHKの夕方のニュースにて生放送で取り上げて頂くワンシーンも。


ホリエモン「スラムダンク苦手だった」 マンガサロン『トリガー』設立を語る - 週刊アスキー http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/347/347761/

週刊アスキーさんの記事では私が渡来になっていましたが、よくあることですね。それよりも文末に感謝です。


{4CFA6F9B-7832-4A39-99BB-936E477763F7:01}

見る人が見れば解る棚。
しかし、伊達に愛を注いでいるわけではありません。


一ヶ月待った『咲-Saki-』最新話。
圧ッッッ倒的に面白いッッッッッッッッッ!!!!!

これは推すよ。
うん、推しますよ。

当然、阿知賀編における準決勝先鋒戦オーラスが全咲-Saki-シリーズの中でも最高に愛する至高オブ至高の一局ですけれど、純粋に好きな局を10個選ぶとしたら今回の局は普通に入り得る熱さです。

面白いからこそ、私も全力で推し続けるのですね。
並行して進む『シノハユ』と絡んで紐解かれて行く立体的な構成も本当に堪りません。


折しも、昨日最初に来て下さったお客様は私がお会いした中でも最高齢の咲-Saki-ファンの方でした。
1年半前に咲-Saki-と出会い、ハマり、阿知賀編を10周し今度吉野にも行かれるとか。
それだけハマりながらも、誰ともこれまで咲-Saki-を語る環境になかったということで、昨日は1年半分の想いを昇華して頂けたので良かったなと思いました。

その方も仰っていましたが、「最初はただの萌え麻雀マンガだと思っていた」と。

その方は歴で言えば私よりもずっと長い人生の大半をマンガと過ごし、ドラゴンボールもリアルタイムで全て雑誌で読破してきたそうです。
私とて、並々ならぬ量のコンテンツに触れて来た自負はあります。

それでも、これ程までに魅了されてしまうのは何故なのか?

それは、「純粋に面白いから」。
そうとしか言い得ないものだと思います。



以下は完全なるネタバレでトドメを刺しかねませんので、未読の方はご注意下さい。














































































前回の最後の一コマで、爽とネリーのどちらの能力が先に明かされるかな、と滾った訳じゃないですか。
やっぱり悪い顔してるネリーから来るかな?

と思ったら、まず爽の方から惜しみなく披露して来ました。

五色雲!
アイヌの創世神話にて神様が降臨する時に乗っていたとされ、青い雲は海に、黄色い雲は大地に、赤い雲は金銀珠玉器財に、白い雲は草木鳥獣魚虫に、最後の黒い雲は世界を照らすための乗り物に使われたというもの。

5つの雲にはそれぞれ別の能力があるようです。

そして、赤い雲の能力で字牌を独占し始める爽。
大三元テンパイですが、これはたかみーと同じく大三元字一色や小四喜字一色などが出易いので、今年のインターハイルールには若干恵まれていない感がありますね。

2回戦で使った玄もとい黒と黄が帰って来てない、という言葉からはメガン・ダヴァンさんの暗闇や松実玄さんのドラ切りのように、一定期間や条件を経ないと回復しない系能力であるということが解ります。
そして、決勝には間に合わないことを覚悟していることから、ダヴァンの暗闇のように時間が必要である可能性が高そうです。

そういう意味では、自分の意志と努力でどうにかできる松実玄さんの能力は正に主人公的で熱くすばらですね。

又、雲だけでも十分強力ですが「連れてきたカムイも残り少ない」&「寿命の支配者(パコロカムイ)」!

五色雲に加え、複数のカムイの力をも操れるようです。
なにそれずっこい。
最早、単一の能力持ちでは渡り合えない領域になって来ています。

パコロカムイは、人々に疫病を撒き散らす悪神。
相手に当たり牌だけを送り続ける呪いとして機能するようです。

……ん?
この状況はどこかで見たようなデジャヴュが……?

あ!
阿知賀編ポータブルの菫さんに射抜かれた時だ!!

菫さんの能力が発動した後にツモる牌は絶対切ってはならず、複数重なったら確定、というかその当たり牌が集まるせいで逆にメンツができて助かる時すらあるわけですが(笑)
パコロカムイも同様ですね。
地味に嶺上牌まで呪いが行き届いているのは、咲さんの領域が既に脅かされている可能性も。

末原さんに「もいっこカン!」を真似され、嶺上開花をマホに引き続きネリーに真似され、お株を奪われ続ける主人公の咲さんかわいい。

パコロカムイや射抜きが有効に働くのは手牌で抱え切れないほどの多面張になった時ですかね。
あるいは3フーロしている時なら……(亦野誠子さんへの罵詈雑言はやめて差し上げるのです、そこ!)

ついでに、発売日の決まった全国編ポータブルでもし有珠山も出るとしたら、その能力のデバッグ作業は地獄でしょうねぇ……
姉帯さんの六曜と爽の五色雲アンドカムイズだけでも人が死ぬレベル。

爽は性格的にも、カムイを複数宿らせて戦う姿も、やんちゃな英雄ポンヤウンペを彷彿とさせるものがありますね。

しかし、元々はユキちゃんが五色雲の能力を持つ構想もあったのではと思いますよね。ユキちゃんかわいい。


そのまま役満直撃で一気に有珠山が差を詰める展開かと思いきや、ここで来るんか臨海ネリー!
いやぁ、この展開は本当に滾りますでしょう!

昔のルパンの映画で去っていったはずの仲間たちが全員一斉に集結して鎧袖一触した時のようなカタルシスがありますよ。
まさか、一話で二人の能力が同時にお披露目になるとは。

そこに、自称凡人の末原さんが凡人であるからこその、2回戦での姉帯さんとの戦いから得た教訓を活かし(ちょーかわいいよ~)、最後の二択も正解し、一手も間違えなかったことでギリギリ生存した戦いっぷりもすばらです。

それにしても、やはり世界ジュニアでの活躍は伊達じゃないネリー。
圧倒的怪物と表された爽の上を一時的にでも行くその膂力。

二回戦も大概でしたが、何という怪物の見本市な大将戦。
Aブロックのメンツにも全く引けを取りません。
ああ、この人達が混ざった個人戦もちょー見たいよ~。


この怪物たちに対し、我らが咲さんはどう立ち向かっていくのか。
そろそろ、新しい能力にでも目覚めてもおかしくなさそうな展開ですが。

わからない! 楽しい!!


早く続きが読みたいですね。

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